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fplawyer
fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
カテゴリ: 税金
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経験:  弁護士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP
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こんにちは。贈与税に関して質問させて下さい。 先日銀行から連絡があり,それがきっかけで祖母が内緒で私の口座を作

解決済みの質問:

こんにちは。贈与税に関して質問させて下さい。
先日銀行から連絡があり,それがきっかけで祖母が内緒で私の口座を作ってお金を振り込んでくれていることが分かりました。
金額は2012年に100万円,2013年に200万円の入金があり,合計で300万円です。
その口座の存在に気付いたのは2か月前です。
なお,その口座からの引き出しは行っていません。
年間110万円以上は贈与税がかかりますし,さしあたって多額のお金は必要ありません。
過去の贈与とみなされるであろう振込みを「取り消す」ことはできるのでしょうか?
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 税金
専門家:  fplawyer 返答済み 2 年 前.

弁護士・1級ファイナンシャルプランニング技能士・CFPです。

お答えいたしますのでよろしくお願いいたします。

まず、結論から申し上げますと、

「祖母が内緒で私の口座を作って」という場合、贈与にはなりません。

従って現時点で、贈与税を支払う必要はありません。

その理由について以下述べます。

銀行預金の権利者(真の預金者)は、名義ではなく、お金を出した人で判断するというのが、裁判実務であり、国税庁もその考えを前提にしています。

すると、本件では、祖母が預金とした金銭を支出しているので、名義は、ご質問者様でも、真の預金者は、祖母である、ということになります。

従って、ご質問者様名義の預金であっても依然として祖母の預金であることになります。

よって、預金が存在しているだけでは、贈与になりません。

そこで、この預金を名義通りにご質問者様のものにするには、
祖母との間で贈与契約をする必要があります。

その贈与契約をして、預金について、ご質問者様が、預金の自由な処分権を得るという実体が備わったとき(預金通帳、印鑑の引き渡しを受ける)に、贈与税を検討するすることになります。

また、贈与税課税においては、真実贈与がなされていなくても、実体として贈与と同じ経済的利益の移転があった婆に、贈与があったみなす、みなし贈与課税という制度があります。

この適用があるばあいは、実体として経済的な移転があるか否かで判断します。

贈与というのは、受贈者(受け取る側)がもらうことですが、もらった側はもらったものを自由に処分できる権限があるはずです。このような権限を有するような状態、具体的には預金通帳を印鑑を受領しいつでも引き出して使えるような状態、になった場合に、経済的利益が移転したといえます。

そこで、贈与契約はしていなくても、祖母から通帳と印鑑を受領し、ご質問者様がいつでも自由に引き出して使えるような状態になった場合には、贈与があったものと見なされて贈与税課税されます。

以上の様に、本件では、次の二つの要件のいずれかが認められる場合に始めて贈与税課税が問題になるといえます。
1 贈与契約をする
2 みなし贈与の適用を受ける

本件では、振込を取り消す必要はありません(心配であれば、別途、通帳、印鑑の保管者が祖母であることを何らかの形で残しておいて、贈与していないことを明確にしておけば良いかと思います)。

最後に、来年から祖母から孫への贈与について相続時精算課税制度がつかえ、2500万円の贈与税非課税制度が使えます。
もし、本件預金を贈与するなら、来年以降がよろしいかと思います。
(相続時精算課税制度は多少複雑な制度ですので、国税庁HPなどでよく検討して下さい。)

質問者: 返答済み 2 年 前.

お答えありがとうございます。

それでは,現時点では何も行動を起こす必要がなく,

実際にそのお金が贈与された時(=祖母が亡くなった時ということになると思います)に相続時精算課税制度を使用して申告すれば,その他に相続する財産がない場合,2500万円の非課税枠に収まっているため,課税はされない

という理解でよろしいでしょうか?

相続時精算課税制度について少し調べましたが,年齢や関係性において,問題はないと考えます。(祖母は80歳,当方は25歳です)

専門家:  fplawyer 返答済み 2 年 前.
お答えいたします。
御記載のとおりです。
ただ、以下の点はご注意下さい。
実際にそのお金が贈与された時(=祖母が亡くなった時ということになると思います)
相続時精算課税制度は、生前の贈与の贈与税を非課税にするものですので、生前贈与をすることが前提です。したがって、この制度の使用をご希望でしたら、贈与契約をしてください。
死亡時に贈与するのは、遺贈又は死因贈与です(遺贈は、贈与者が遺言で一方的に行え、死因贈与は、生前に、死亡時に移転する旨当事者で契約しておくものです)。
この場合は、相続税の問題になります。
また、祖母から孫への相続の場合は、遺言を残しておかないと不可能ですので、遺言があることが前提です(養子になっている場合は、子として相続するので別ですが)。
ご検討下さい。
質問者: 返答済み 2 年 前.

更なるご回答ありがとうございます。

このまま,何の意思表示もなく祖母が亡くなった場合は,そもそもこの預金は私名義であっても祖母のものとみなされ,私の財産にはならない。(祖母の子供=私の母,叔母に相続される)

私の財産とするためには,来年以降に贈与契約を結び税務署に申告するか,祖母に遺言を残しておいてもらうか,どちらか対策をとる

ということですね。

だいぶ理解してきました。もし誤った理解をしておりましたらご指摘ください。

専門家:  fplawyer 返答済み 2 年 前.
お答えいたします。
その通りです。
このままですと、預金は、祖母の遺産ですので、祖母の相続人らの相続財産となります。
お孫さんであるご質問者様のものとするには、生前に贈与を受けるか、遺言を書いてもらっておくかのどちらかです。
おばあさまは、預金名をご質問者様にしているのですから、おそらく贈与意思はあるでしょうから、贈与を受けておくのが一番確実と思われます。(遺言ですと、一度書いてもらっても、いつでも書き換えられますし、つねに後日付けの遺言が優先するるので、もらえる保証はありません)。
ご検討下さい。
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