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fplawyer, 弁護士・1級FP技能士・CFP
カテゴリ: 税金
満足したユーザー: 372
経験:  弁護士 1級ファイナンシャル・プランニング技能士・CFP
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相続について質問です。 A氏は、A氏の子供ではないB氏に全財産を遺贈するという遺言をしましたが、 新たにC氏

解決済みの質問:

相続について質問です。

A氏は、A氏の子供ではないB氏に全財産を遺贈するという遺言をしましたが、
新たにC氏をA氏の養子として迎える事になった場合、

B氏に対する遺言書がなければC氏が全財産を相続するのはわかりますが、B氏に対する遺言書がそのままある場合はB氏・C氏どちらが全財産を相続するのでしょうか?

C氏を養子にして、B氏にも遺産の一部を相続させたい場合は、新たにその内容の遺言書を作成しなくてはならないでしょうか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 税金
専門家:  fplawyer 返答済み 4 年 前.

弁護士・ファイナンシャルプランニング技能士(1級)・CFPの者です。 お答えいたします。よろしくお願いいたします。

 

まず、前提を説明いたします。 遺言は、いつでも、自由に撤回できます。

 

ですから、A氏としては、気が変わった場合、いつでも、遺言を撤回できます。

 

この撤回に、B氏の同意はいりません。

 

関連条文を記載します。

**************

民法1022条 遺言者は、いつでも、遺言の方式に従って、その遺言の全部又は一部を撤回することができる。

 

(前の遺言と後の遺言との抵触等) 1023条

1項 前の遺言が後の遺言と抵触するときは、その抵触する部分については、後の遺言で前の遺言を撤回したものとみなす。

 

2項  前項の規定は、遺言が遺言後の生前処分その他の法律行為と抵触する場合について準用する。

 

(遺言書又は遺贈の目的物の破棄)

第1024条  遺言者が故意に遺言書を破棄したときは、その破棄した部分については、遺言を撤回したものとみなす。遺言者が故意に遺贈の目的物を破棄したときも、同様とする。

 

(撤回された遺言の効力)

第1025条  前三条の規定により撤回された遺言は、その撤回の行為が、撤回され、取り消され、又は効力を生じなくなるに至ったときであっても、その効力を回復しない。ただし、その行為が詐欺又は強迫による場合は、この限りでない。

 

(遺言の撤回権の放棄の禁止)

第1026条  遺言者は、その遺言を撤回する権利を放棄することができない。

**************

 

遺言の撤回は、単に、意思表示するだけでは、有効とならず、遺言の方式によって行うことなります。

 

つまり、遺言を撤回する遺言を書くことになります。

 

また、1023条にあるように、古い遺言と、新しい遺言があり、遺言の内容が抵触する場合は、抵触する部分について古い遺言は撤回されたことになります。

 

ですから、一度遺言を作成し、後で、遺言を作成して、その遺言で、前の遺言を撤回することを記載するのが一番丁寧です。

 しかし、最初の遺言を矛盾する内容を書いておくことでも、遺言の撤回の趣旨が含まれているとされ、遺言の撤回と扱われます。

 

本件の 場合、C氏に遺産全部を相続させたい場合には、C氏に全財産を相続させるという内容の遺言を書くことで、B氏への遺言は撤回されたことになります。

 

しかし、やはり、B氏への遺言を撤回する旨も書いておく方が、明確でいいでしょう。 以上を踏まえて質問にお答えます。

 

1 B氏に対する遺言書がなければC氏が全財産を相続するのはわかりますが、B氏に対する遺言書がそのままある場合はB氏・C氏どちらが全財産を相続するのでしょうか?  

 

(回答)

 B氏に対する遺言だけがある場合、B氏に対する遺言は有効ですから、B氏に遺贈されます。

 

 ただし、C氏は、養子になったので、血族相続人となり、遺留分を有することになります。  

 

そのため、C氏が、遺留分を行使すれば、B氏は、C氏に対し、一定の割合の遺産をC氏に分け与えないといけません。

 

その割合は、法定相続分の2分の1です。

 

A氏に配偶者がおらず、子C(養子)しかいない場合のC氏の法定相続分(遺言も無いと考えた場合)は、10割ですので、その半分5割について遺留分を持っています。

 

***********

(遺留分の帰属及びその割合)

民法第1028条    兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分として、次の各号に掲げる区分に応じてそれぞれ当該各号に定める割合に相当する額を受ける。

 

一  直系尊属のみが相続人である場合 被相続人の財産の三分の一

二  前号に掲げる場合以外の場合 被相続人の財産の二分の一

 

***********

 

2  C氏を養子にして、B氏にも遺産の一部を相続させたい場合は、新たにその内容の遺言書を作成しなくてはならないでしょうか?

 

(回答)

 遺言を作成するのが最も適当です。 遺言を作成しない場合、上記のとおり、C氏が遺留分を主張することができます。

 

ですから、C氏が望めば、最終的には5割の割合で、B氏とC氏は遺産を受け取ることできます。

 

しかし、これでは、割合は5割ずつとなります。

 

また、C氏は遺留分を「行使」しないといけないのです。

 

遺言を作っておけば、C氏の遺留分割合を侵害しない範囲で、割合を決められますし、遺言の執行上も、B氏、C氏に財産が行くことが明確でその方が適当です。

 

以上と致します。 ご不明な点があれば、お聞き下さい。

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