JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
猫山司に今すぐ質問する
猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 整形外科
満足したユーザー: 14365
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
ここに 整形外科 に関する質問を入力してください。
猫山司がオンラインで質問受付中

81歳の女子です 脊柱管狭窄症と診断されまして投薬を受けています 現在痺れがひどくて歩行もままなりません。

質問者の質問

81歳の女子です 脊柱管狭窄症と診断されまして投薬を受けています
現在痺れがひどくて歩行もままなりません。
手術を進められていますが 高年齢の為できれば 理学療法士によるリハビリテーションで 歩行が楽になればと思つて居りますご指導を お願いいたします
投稿: 11 ヶ月 前.
カテゴリ: 整形外科
専門家:  猫山司 返答済み 11 ヶ月 前.

【情報リクエスト】

おはようございます。猫山と申します。神経内科医です。

脊柱管狭窄症は、加齢に伴う背骨の変形やずれ軟部組織にの骨化によって背骨の中の脊髄の通り道が狭くなって圧迫され、そのため下半身の痺れや痛みが現れる病気です。

脊柱管狭窄症は単一の疾患ではなく、椎間板ヘルニアや腰椎変性すべり症、黄色靭帯骨化症といった複数の理由によって起こる狭窄の総称です。

いずれの疾患も加齢に伴う背骨の変形、もしくは、背骨のずれ、軟部組織の骨化によって生じますので、進行することはあっても、非手術的治療で治ることはありません。

リリカ(神経因性痛治療薬)、ノイトロピン(神経因性痛治療薬)、メチクール(ビタミンB12)、オパルモン(血流改善剤)といった薬物療法、 運動療法やブロック注射といった対症療法が行われますが、次第に進行し、最終的には手術が必要になります。

「現在痺れがひどくて歩行もまま」ということですと、一般論としてはやはり手術適応であると見做されます。

手術を先延ばしにすれば病状は進行し、手術をしても症状の改善が期待できなくなります。

これで回答になっておりますでしょうか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。

※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。

質問者: 返答済み 11 ヶ月 前.
25237;薬、手術でなくリハビリテーション等で痺れが楽になる方法は、無いのでしょうか。
専門家:  猫山司 返答済み 11 ヶ月 前.

ありません。

専門家:  猫山司 返答済み 11 ヶ月 前.

繰り返しになりますが、脊柱管狭窄症は、加齢に伴う背骨の変形やずれ軟部組織にの骨化によって背骨の中の脊髄の通り道が狭くなって圧迫され、そのため下半身の痺れや痛みが現れる病気です。
骨やその周辺の構造部物が硬化・変形してしまっているわけですので、「リハビリテーション等で痺れが楽に」することは難しいのです。

むしろ、リハビリテーション的な働きかけで手術を先延ばしにすることが、相談者様にとっての不利益になる可能性は低くありません。

狭窄した脊柱管によって圧迫され続ける神経には、時間経過とともに不可逆的な変化が起こり続けます。不可逆とは、元に戻らないという意味です。
脊柱管狭窄症は、もちろん、初期には保存的治療(非手術的治療)が行われます。手術に踏み切る際のひとつの目安になる症状は、安静時にしびれや痛みが現れているかどうかです。

「持続した圧迫による不可逆性の神経障害のために起こる安静時のしびれは手術でも改善が得られにくい。手術を考慮するのであれば、安静時のしびれが出現する前が適応であることを常に念頭におくべきである。久留米大学における調査では、手術を受ける患者の約95%が、安静時にも常に痛みやしびれを感じている重症例で、約70%が歩行距離が100m以下という結果であった。高齢者が多いため、手術を望まない患者が多い現実が反映されているものと考えられる」(http://medical.nikkeibp.co.jp/all/data/ds-pharma/prorenal1113.pdf より引用)。

↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

「手術では神経を圧迫しているものを取り除きますが、取り除くだけでは背骨のずれなどが余計にひどくなりますので、金属を使って背骨を固定しなければなりません。除圧だけの手術よりも規模がやや大きくなります。手術の結果、8割程度の症状はなくなり、たいていの方には満足、あるいはほぼ満足と答えていただけます。不満足と回答された方の問題は、手術の時期が遅すぎたために神経 が麻痺してしまったことによる遺残症状、あるいは他の病気が合併していることから腰の問題が解決しただけでは日常生活動作が改善しない方々です。 (中略)骨粗鬆症がひどくなると手術後にトラブルが生じる危険性があります。年齢が高くなりますと、内臓の予備能力が低くなりがちです。今回、お話しいた します病気は自然経過が大体判っている病気ですので、体力があまりなくならないうちに、また、症状が不可逆性にならないうちに手術を選択するグループが出現し始めました」(http://www.fujita-hu.ac.jp/~fushimin/11th.pdf より引用)。

昨今は、上述のように、「日常生活に支障はあまりない」うちに手術に踏み切る方向に舵が切られ、これが主流となりつつあります。その方が後遺障害が遥かに少なくて済むからです。

以上、ご参考になれば幸いです。

専門家:  猫山司 返答済み 11 ヶ月 前.

少しでもお役に立てたのであれば幸いです。

どうかお大事になさって下さい。

システム上での評価をお願いいたします。

整形外科 についての関連する質問