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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 整形外科
満足したユーザー: 14256
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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55歳女性です。 昨年3月より左膝に痛みがあり、変形性膝関節症と診断。ヒアルロン酸注射の治療を続けていましたが、そ

解決済みの質問:

55歳女性です。
昨年3月より左膝に痛みがあり、変形性膝関節症と診断。ヒアルロン酸注射の治療を続けていましたが、その後右膝にも同様な症状が出ました。少しでも筋力をつけたいと思い、水中歩行に行ったところ、右足が動かなくなるという状態になり、MRIを撮りましたら、軽い脊柱管狭窄症と言われました。
その病院では、腰は腰の先生、膝は膝の先生が治療するということなのか、何時間も待ってなかなか思う治療が受けられなかったので、ほかの病院にかえたところ、やはり膝自体はそう悪くないのでこのまま前の病院でヒアルロン酸注射を継続するということで、何の治療もありませんでした。
その後、周囲の勧めで、接骨院での治療の結果、かなり改善してはきました。しかし、波があり、最近右膝がまた腫れて曲がってきたように感じていますし、腰も激痛はありませんが、鈍い痛み、不快感を感じてきております。
このまま歳をとっていくのかと悲しくなることもあります。どのような治療をすべきか、教えていただけないでしょうか。よろしくお願いします。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 整形外科
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
おはようございます。猫山と申します。

変形性膝関節症は、加齢に伴い膝関節が軟骨がすり減って膝関節に炎症が生じ、関節が変形をきたして疼痛が生じる病気です。

鎮痛剤は炎症を鎮めるだけの対症療法ですし、ヒアルロン酸の関節内注入も、摩擦を減らすだけで、それによってすり減った軟骨が元に戻るわけではありません。
膝関節は体重がかかる「荷重関節」ですので、変形は日常生活の中で進行していきます。

根本的に痛みを取り除くには、最終的には手術が必要です。膝関節を人工関節に置換する必要があります。
非手術療法としては膝周囲の筋力を強化し、関節の安定性を高めるための運動療法がありますが、その効果は限定的です。
「接骨院での治療」も、進行を先延ばしにするだけでしょう。

現在受診されている整形外科では「膝自体はそう悪くない」との評価であったようですが、ご記載を拝読する限り、相談者様が軽症例だとは思われません。

少し補足情報を下さい。

①MRI検査は膝関節に関しても行われたのでしょうか。

②受診されている医療機関はどれくらいの規模でしょうか? 膝に関する専門性は高い病院ですか?

③「腰は腰の先生、膝は膝の先生が治療する」病院でも、膝関節症は軽症と判断されていたのでしょうか。

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
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質問者: 返答済み 2 年 前.
現在は整形外科には通院しておりません。病院での回答に諦めに似た境地になり、失礼ながら医者に対しての不信感しかなくなったためです。
MRIは腰と膝を別々の病院で撮りました。病院の規模は、ずっと診ていただいていた病院は、整形の専門で、手術実績の多いところです。その後診ていただいた病院は中程度の総合病院で、膝の専門医に診ていただきました。そこでは足裏に着ける装具を勧められ、購入しましたが、返って不都合で全く使いませんでした。
接骨院は神経伝達の微調整をしてくださり、かなり改善したものの、動き回ったせいかまた戻ろうとしているかんじです。
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

私は、整体やマッサージの効果を頭から否定する立場にはありませんが、接骨院での治療として「神経伝達の微調整」が行えるという点については医学的見地からは大きな疑問を持ちます。症状が改善したのであれば、結果的にそれでよいのですが、改善の理由は「神経伝達の微調整」がなされたからではないでしょう。

膝も腰(脊椎)もそれぞれ専門性が高い領域です。
高いレベルの治療を受けようと思われるのであれば、「腰は腰の先生、膝は膝の先生が治療する」ことになるのは避けられません。

「どのような治療をすべきか、教えていただけないでしょうか」というご質問でしたが、私の立場としては、膝、腰それぞれの専門医にかかられるのがベストだと考えます。

ただ、「医者に対しての不信感しか」ないとのことでもありますので、相談者様のご質問の意図がはかりかねております。
できれば、今回のご相談でご質問になりたい事項を今一度、もう少し具体的に教えていただけないでしょうか?







質問者: 返答済み 2 年 前.
医者に対しての不信感というのは、その時の対応にあり、言葉足らずで申し訳ありません。
痛みが続いている以上、腰、膝別々に診ていただくのがベストということなのですね。その場合、ヒアルロン酸注射と痛み止め以外に何か治療は見込めますか?
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

変形性膝関節症に関して申し上げるならば、経口の鎮痛剤の服用がまず行われます。
鎮痛剤といたしましては、一般的な消炎鎮痛剤(ロキソニンやボルタレンなど)がまず使用され、痛みのコントロールが難しい症例の場合、麻薬性鎮痛剤の使用されます。

また、経口服薬以外の治療方法としては、炎症を抑えるためのステロイドの関節腔内注射が行われることもございます。

また、薬物療法だけではなく、理学療法も必要となります。
一般的なリハビリテーションとしては、大腿四頭筋の筋力トレーニングが行われます。これによって膝関節が安定し、膝の関節軟骨のすり減り方が軽くなり、進行が遅くなるとともに痛みも少なくなります。
リアラインメントといって、膝関節のバランスを最適化して、半月板損傷がある部位への荷重を軽減する方法もあります。

「膝自体はそう悪くない」と専門医が評価しているのであれば、人工膝関節置換術の適応とは当分は判断されないであろうと思われますので、膝の専門性が高く、理学療法士がいて理学療法の指導を受けられる医療機関を受診されるべきかと存じます。

以上、ご参考になれば幸いです。









猫山司, メディカルアドバイザー
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