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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 整形外科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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4月下旬、U字溝に落下。左足ひざを痛めました。湿布で1か月すごし、回復が遅いため整形外科受診、ひ骨骨折とのことでその

解決済みの質問:

4月下旬、U字溝に落下。左足ひざを痛めました。湿布で1か月すごし、回復が遅いため整形外科受診、ひ骨骨折とのことでそのまま湿布、痛み止め内服で自然に骨がつくのを待ちましょうとの診断でし た。その間、家事や簡単な農作業等していたところ右足ヒザまで痛くなり、レントゲンで軟骨がすり減っているためとのこと。痛みが引かないため今は毎週、両足にヒアルロン酸注射をしています。しかし、注射後下半身のだるさがあり、ひざの痛みはひきません。日がたつにつれて痛みが増加(特に右膝)。今は歩行時だけでなく就寝中の寝返りでも痛みで目が覚めたり足首やひざ裏も痛みます。家事や作業もままならづ、このままヒアルロン注射を打っていて回復が見込めるのか?軟骨は元に戻らないとのことですが痛みは取れないのでしょうか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 整形外科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
こんにちは。猫山と申します。

経過を拝読する限り、元々あった変形性膝関節症が、腓骨骨折をきっかけとして判明した、ということであるように思われます。

主治医からは診断についてどのように説明されていますか?

変形性膝関節症の対症療法をご説明すればよろしいでしょうか?

以上、確認させていただけますと幸いです。
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質問者: 返答済み 4 年 前.

ナカムラと申します。診察よろしくお願いします。診察についてはほぼ、先生のご返答通りです。骨折で左足をカバーしていたため特に右足に負担が来たのだろうとのことです骨折 はつくまでに時間がかかるとの説明は受けています。ひざは炎症を起こしているが安静にしていれば痛みは取れるとのことで注射治療をしていますが注射しても痛みが引かず痛みが強くくなっています。また注射後、2日くらいだるさや痛みがつよいなどありますがそれは通常の症状でしょうか?注射が合わない等あるのでしょうか?不安に感じています。それについて先生のお考えがあればお教え願います。痛みの改善、ヒザ関節症の治療についてもご説明お願いします。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

話が複雑になりますので、回答を2分割します。

まず、相談者様の現在の膝痛――ヒアルロン酸の関節腔内注射後の膝痛悪化については、化膿性関節炎を起こしている可能性が高いと考えます。

化膿性関節炎は関節腔内注射を行う際にもっとも注意しなければならない合併症です。
そもそも、外来でこれほどホイホイと関節腔内注射を行っているのは日本の整形外科医だけだとも言います。関節腔は非常に清潔な部位で、そこに針を刺すわけですから、それ以前の皮膚の消毒は念入りに行われていなければなりません。
相談者様を診た医者は、その清潔操作ができていなかったのだと思われます。
化膿性関節炎の原因菌は、その大半が、皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌です。

ヒアルロン酸の注射が効かないことはあっても、「日がたつにつれて痛みが増加(特に右膝)」「歩行時だけでなく就寝中の寝返りでも痛みで目が覚めたり足首やひざ裏も痛」いといった状態になることは、通常はありません。

時間が経ってしまっているのが不安要素ですが、抗生物質を用いて適切に治療すれば治る病気ですから、ぜひちゃんとした整形外科におかかりください(MRI と関節鏡検査ができる病院が望ましいと考えます。JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

【参考サイト】
http://www.santeraone.net/10/post_50.html
http://jplaa.jp/ppt/kansetsu.pdf

(つづく)
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
化膿性関節炎に関しては変形性膝関節症に対する処置による合併症ですから、それ以前の状態について、受けられるべきだった治療について説明いたします。

変形性膝関節症は、加齢に伴い膝関節が軟骨がすり減って膝関節に炎症が生じ、関節が変形をきたして疼痛が生じる病気です。

鎮痛剤は炎症を鎮めるだけの対症療法ですし、ヒアルロン酸の関節内注入も、摩擦を減らすだけで、それによってすり減った軟骨が元に戻るわけではありません。
膝関節は体重がかかる「荷重関節」ですので、変形は日常生活の中で進行していきます。

根本的に痛みを取り除くには、最終的には手術が必要です。膝関節を人工関節に置換する必要があります。

ただし、相談者様の場合、もともと膝関節の摩耗はあったのだと思いますが、U字溝に落下する以前には痛みは感じられていなかったわけですから、変形性膝関節症自体は軽症で、腓骨骨折に伴う荷重の変化で一時的に痛みが増強していると思われます。
10年後、20年後のことは何とも申し上げかねますが、現時点では適切な対症療法がなされれば、痛みは無くなり、日常生活上の不自由は無くなるレベルだと考えられます。

変形性膝関節症に対して、まず行われるべきは理学療法です。

一般的なリハビリテーションとしては、大腿四頭筋の筋力トレーニングが行われます。これによって膝関節が安定し、膝の関節軟骨のすり減り方が軽くなり、進行が遅くなるとともに痛みも少なくなります。

ただ、相談者様は腓骨骨折がありますから、現時点でのリハビリテーションは難しいかもしれません。

 

よって、対症療法としては、薬物療法が中心になるでしょう。
消 炎鎮痛剤が、対症療法としてはもっとも広く用いられます。日本では湿布も繁用されていますが、国際的にはこれはあまり効果が無いとされています。経口服用 するタイプの鎮痛薬を処方してもらうのがよいでしょう。進行例では、最近は一般的な鎮痛薬ではなく、麻薬製剤も使われるようになってきています(が、相談者様の膝関節はその段階にはないでしょう)。ヒアルロ ン酸の関節内注入も、膝関節の摩擦を軽減するという意味で本来はきわめて有用です。


(つづく)
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
まとめますと、MRI と関節鏡検査ができる規模の整形外科医療機関に転院されてまず、化膿性関節炎が起きていないかどうかをチェックしてもらってください。
ヒアルロン酸注射の後に、かえって痛みの程度も範囲も広がった、インターネットで、関節にばい菌が入ってそうなることがあるという記載を読んだのだが……ていどの説明をなさればよいでしょう。

仮に化膿性関節炎が無ければ、変形性膝関節症に対する治療をその病院でお受けになり、化膿性関節炎があれば、何よりまずその治療を優先させる必要がございます。

長くなりましたが、以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の整形外科カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 4 年 前.

猫山先生へ   大変、丁寧な説明ありがとうございました。痛みの不安と今後の展望に対する回答を得られ、とても安心いたしました。さっそく先生のアドバイスに従い転院も考慮したいと思います。本当にありがとうございました。

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