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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 整形外科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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股関節(人工関節)の手術をしました。手術後、手術をした方の左足の感覚がなく、その後、2~3日して足の指を触られると厳

解決済みの質問:

股関節(人工関節)の手術をしました。手術後、手術をした方の左足の感覚がなく、その後、2~3日して足の指を触られると厳しい痺れを感じ膝を上げたり下ろしたりすることはできるのですが、依然として足先の感覚はなく、立つことができません。
 手術をしてすでに2週間も経過しているのに今後のことが心配です。
 主治医に事の次第をきいてもはっきりした回答を得られません。どのようなことが原因となっているのかをおききいたします.
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 整形外科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。神経内科医です。

相談者様を実際に診察したわけではありませんので確定的なことは申し上げられませんが、人工股関節置換術後に生じていることと、ご記載の症状とから、手術操作に起因する腓骨神経麻痺を起こされている可能性が高いと思われます。

通常、人工股関節置換術の合併症として生じる神経障害としては、大腿神経か坐骨神経の損傷が挙げられます。これらの太い神経が、股関節のすぐ傍を通っているからです。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/take-dr/kaibou/kaibou71.gif
しかし坐骨神経は下肢後面の感覚や運動を司る神経であることから坐骨神経障害は否定的であり、膝の曲げ伸ばしが可能であることから大腿神経障害も否定的です。

残る可能性が腓骨神経麻痺ですが、その症状は、足首関節の運動障害、膝下(下腿)の外側や足の背面知覚麻痺(痺れ)や痛みなどです。

【腓骨神経麻痺】
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10880900.html

人工関節置換術中に腓骨神経麻痺が起こる機序は、術中に長時間膝を屈曲することによる腓骨神経の過進展と圧迫(腓骨神経は膝の外側を走行しています)です。術後の体位のとり方が悪く、腓骨神経を長時間圧迫し、腓骨神経麻痺を起こすこともあります。

腓骨神経は末梢神経ですので、幸いなことに再生し、腓骨神経麻痺も回復するのですが、足首の動きの回復には、3ヶ月~1年、時にはそれ以上を要します(痺れや痛みはそれよりも早く回復します)。

「依然として足先の感覚はなく、立つことができません」とのことですが、それが足首に力が入らないためであるならば、回復までの間は足首関節を固定する短下肢装具を装着する必要があるでしょう。

例えばGoogleで「人工関節置換術 腓骨神経麻痺」「人工骨頭置換術 腓骨神経麻痺」といったキーワードで検索をかければ、膨大な数のサイトがヒットする、ある意味では整形外科医ならば知っていても当然の術中・術後合併症ですから、今後の治療や装具の代金の負担等に付き、主治医とよくよく相談をされる必要があるでしょう。

あくまで可能性の話を致しました。
以上、ご参考になれば幸いです。
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