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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 整形外科
満足したユーザー: 14191
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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昨年の10月4日、ジムにて運動中に右足関節捻挫。むくみ、腫れ、疼痛、内出血、皮膚の変色があり、捻挫(重傷)・靱帯損傷

解決済みの質問:

昨年の10月4日、ジムにて運動中に右足関節捻挫。むくみ、腫れ、疼痛、内出血、皮膚の変色があり、捻挫(重 傷)・靱帯損傷と診断を受ける。すぐ固定し(1週間位)、その後は装具をつけて松葉杖で加重調整しながらの生活。そしてリハビリを繰り返しながら経過観察治療中。あまりに、治りが遅いので年末12月22日、MRIを撮る。骨には異常なし。受傷してから、3ヶ月過ぎ、相当に不安を感じます。後遺症として抱えるようになるのか?他に治療手段はないものかと。今の症状は足関節の痛み、足裏の痛みの痺れ、違和感、夜間時の痛み、脱力感(バランス感覚が鈍る)など。ネットで見る限り、症例として足根管症候群に似た症状です。捻挫から数ヶ月も経ってここまで引きずるものなのかも解らないままです。早く治す治療方針を見出して欲しいです。手術をすると良くなるにか?後、どこの科に受診する方が良いでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 整形外科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

こんにちは。猫山と申します。神経内科医です。

 

ご記載の症状からは、骨や靭帯の問題というよりは、末梢神経障害の可能性が高いと私も考えます。

たしかに比較的典型的な足根管症候群の症状のように思われます。

 

確認させていただきたいのですが、セカンドオピニオンを受けられた病院は整形外科ですか?

末梢神経伝導速度測定や、足をハンマーで叩くような神経学的検査は行われましたか?

 

現在受けられているリハビリはどのような内容のものでしょうか?

 

鎮痛剤やビタミン剤は処方されていますか?

質問者: 返答済み 5 年 前.

早速、ご連絡ありがとうございます。

初診もセカンド・オピニオンも整形外科で受診しました。

神経学的検査はまだしておりません。足をハンマーで叩くこともしていません。

未だに関節の両踝にむくみと腫れの圧を感じます。

リハビリは、15分間お湯に温めて筋トレ、滑車を左右上下動かす事、半球台座にあしを乗せてこれも左右上下動かすこと、スクワット などです。

薬は、痛み止め(ノイロトロピン錠4単位)です。

後、湿布とボルタレンゲルの塗り湿布です。

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
移動中にて30分ほどお待ちください。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

お待たせしました。

 

治療の交通整理をする必要があると思われます。

 

特に「足関節の痛み、足裏の痛みの痺れ、違和感、夜間時の痛み、脱力感」に関して、整形外科の主治医にその原因を聞くべきでしょう。

骨や靭帯の損傷ではなさそうですから、神経障害、特に足根管症候群の可能性は無いのかどうか。可能性が無いのであれば、なぜこのような症状が出るのか? 可能性があるのであれば、整形外科としてどのような治療方針をもっているのか? 現在の治療(リハビリと投薬)で神経障害も含めて良くなるのか? 神経障害があるなら神経内科を受診して神経学的な評価を受ける必要は無いのか?

……といったことを確認すべきです。

 

推測ですが、ビタミンB12製剤が処方されていないことから、整形外科主治医は、神経障害を疑っていないか、いても重要視はしていないでしょう。

神経内科宛てに紹介状を書いてもらい、いちど神経学的な検査を受けられるべきです。

私は足根管症候群の可能性は高いのではないかと考えます。

 

ただ、スポーツ障害で整形外科的に疾患の症状がまだ固定していない場合、治療の主軸は整形外科に置かれるべきです。

足根管症候群もしくは何らかの末梢神経障害の診断が神経内科で付いた場合、可能なら返書を作成してもらって整形外科からビタミン製剤の処方や手術適応の検討をしてもらうのがよいでしょう(手術は当然ながら神経内科ではなく整形外科の領域です)。

 

足根管症候群(だったとして)に対する手術については、病状によって効果に個人差がありますから、相談者様がその適応となるかどうかは神経内科での検査所見も合わせて検討してもらう必要があります。

また、炎症や腫脹が残っている場合は手術はできないことが多いので、その観点からも手術時期を検討する必要があります。

 

手術以前に、足底板や装具による治療の対象にはならないかどうかも、神経内科医、整形外科主治医の双方に確認すべきでしょう。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 整形外科
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経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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質問者: 返答済み 5 年 前.

いろいろと参考になりました。19日に受診の折、紹介状をお願いしようと思います。

因みに、足根管症候群または末梢神経障害であったと仮定して、手術した場合、程度により一概に言えないとは思いますが、

1 入院期間

2 リハビリ期間

3 手術費用の自己負担分

は、概略どのくらいになるのでしょうか。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
昨今は関節鏡手術が主流ですから、それを前提に回答いたします。

内視鏡下神経剥離術という術式になり、手術の保険点数が33,495点=334,950円ですから、3割負担で10万円とちょっと、日帰り手術可能ですので入院費はかかりません。

足根管症候群そのものに対するリハビリテーションはほとんど必要ありませんが、現在行っているリハビリをそのまま継続される必要はあるでしょう。

http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000001va4h-att/2r9852000001vack.pdf
この文書の169~170ページをご覧ください。

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