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crest, 獣医師
カテゴリ: ペット
満足したユーザー: 14
経験:  国内獣医科大学卒業院長経験あり
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16歳の雑種のオスです。2月に突発性前提疾患をやり寝たきりになりました。食欲もなくなりましたが必死で介護しました。1

解決済みの質問:

16歳の雑種のオスです。2月に突発性前提疾患をやり寝たきりになりました。食欲もなくなりましたが必死で介護しました。1カ月半後 だんだん介護食も一日4缶食べるようになり 立ち上がらせるとふらつきますが歩きまわれるようになりました 。10日ほど前に床ずれをみつけ主治医に診てもらいましたが最初はイサロパンをもらっていましたが、治りが悪く悪化しました。昨日からゲンタシン軟膏と抗生物質の飲み薬を併用しています。悪化するばかりだし不安ですが、あまり食べないので水分補給と栄養のため四日に一度点滴に行ってるので床ずれだけ別の病院というわけにも。。。。車がないのでカートでしか行けませんが、近くの床ずれの専門医を教えていただけたらと思います。自宅は世田谷区池尻です。よろしくアドバイスをお願いします
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: ペット
専門家:  crest 返答済み 3 年 前.

こんばんは。

内容を読ませていただきました。

 

前提疾患後の寝たきりの状態から立って歩くようになるまで介護をされたとのことで、かなり大変だったかと思います。お疲れ様です。

現在は、歩くことができるが、寝ている時間が多いために褥創ができてしまっているということでしょうか?
わんちゃんは、自分で立ち上がるのは難しいのでしょうか?頂いている情報からは、おそらく自ら立ち上がることが難しいために、寝ている時間が多くなり、また寝返りを打つことができなくなり、褥創ができてしまったと推測しました。

 

残念ながら、私は世田谷区池尻付近の動物病院事情に詳しくありません。そのため、質問に対する回答になっていないかもしれませんが、ご興味があればご一読ください。

 

褥創の場所にもよりますが、褥創治療は以下の原則に基づいて治療方針を立てています。
創傷治癒の基本的考え方がベースになっているので、ご自宅でもできることはあると思います。

 

1.褥創への体重負荷を可能な限り少なくする
2.褥創を清潔に保つ
3.褥創における感染を防ぐ
4.褥創に適度な湿度を保つ
5.褥創における浸出液を適度に取り除く
6.以上の点に注意し、皮下組織および上皮の再生を邪魔しないようにする。

 

1.褥創は体の出っ張った部分(肩、肘、股関節、膝など)に体重の負荷が重点的にかかり、寝返りによってその負荷を軽減できないことが原因となって生じます。そのため、褥創治療では、褥創への体重負荷を軽減することが重要な治療法になります。具体的には、褥創部分にドーナッツ型のクッションをあてがったり、頻繁に寝返りをしてあげたり、低反発布団の上に寝かせたりします。

 

2.褥創は、始めは点状の傷から始まりますが、そこへ細菌などの二次感染を起こすことでさらに悪化します。褥創治療では、褥創周囲の毛を刈り、余分な汚れを落とし、常に清潔に保つことが大事です。できれば、1日1回は生理食塩水などで洗浄し、清潔に保つようにしてください。

 

3.褥創の二次感染は褥創の悪化や、治癒遷延を招きます。二次感染を防ぐためにできれば、抗生剤の内服を行ったほうがいいです。現在、抗生剤の投与を行っているとのことなので、これは問題ないと思います。

 

4.褥創が清潔に保たれており、二次感染 がない状態であれば、治癒段階は主に2段階に分かれます。すなわち、褥創深部における肉芽組織の形成(深いところから肉が盛り上がってくる)および上皮による被覆(褥創周囲から上皮細胞が伸びてきて褥創の表面を覆う)になります。どちらの過程においても乾燥した状態では再生は進みません。基本的にはイサロパンのようなもので表面を乾燥させることで、治癒は阻害されると考えられます。褥創における適度な湿度を保つ目的で自宅で代用可能なものとしてはワセリンが該当します。あくまで褥創が清潔に保たれており、二次感染がない状態であることが前提になります。この前提が保たれずに、褥創を湿潤環境におくと、細菌の増殖も活発になると考えれます。

 

5.褥創には膿みのような浸出液が出てきます。これらは細胞の再生に必要な成分も含まれるため、あまり完全に取り除かないほうがいいです。しかし、ありすぎてもよくないため、適度に取り除くことがすすめられます。「適度」という言葉が非常に解釈しにくいかと思いますが、見た目に黄色くない程度に洗浄すれば大丈夫かと思います。

 

6.褥創治療において、大事だと思っていることは6番目かもしれません。皮膚の再生能力は基礎疾患がなければ16歳でも十分あると思いますので、皮膚の再生を邪魔しなければまず褥創もふさがってくるかと思います。皮膚の再生を邪魔する行為としては、傷を乾燥させること、消毒すること、抗生剤軟膏などを塗ること、皮膚に張り付いてしまうようなガーゼを使用すること(剥がすたびに再生中の上皮を取り除いてしまう)などです。
ガーゼを使用する場合には、傷口に張り付かないものを使用したほうがいいです。また、褥創をきちんと保護する意味でガーゼはテープなどで体にきちんと固定した方がいいかと思います。

 

以上になります。
褥創治療について言葉でまとめたことがなかったため、わかりにくい点が多々あるかと思いますが、ご参考にしてみてください。
わからない部分については、ご質問いただければ幸です。

お大事にしてください。

crest, 獣医師
カテゴリ: ペット
満足したユーザー: 14
経験: 国内獣医科大学卒業院長経験あり
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  • 命が危ないから、すぐ病院に生きなさい、とご指導頂き、直ちに夜間診療に走り、尿道結石、並びに膀胱炎で、重篤な病状が見つかり、一命を取り止めました。本当に嬉しかったです。本日退院予定です。有難うございました。先生が、すぐ病院へ、とご指導して下さらなかったら、一日延ばしていたと思います。背中を押して下さった先生に大感謝です。 岐阜県大垣市 清水
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  • 命が危ないから、すぐ病院に生きなさい、とご指導頂き、直ちに夜間診療に走り、尿道結石、並びに膀胱炎で、重篤な病状が見つかり、一命を取り止めました。本当に嬉しかったです。本日退院予定です。有難うございました。先生が、すぐ病院へ、とご指導して下さらなかったら、一日延ばしていたと思います。背中を押して下さった先生に大感謝です。 岐阜県大垣市 清水
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  • 短時間で的確なアドバイスを受けることができ、かつ、回答に対する質問に対しても直ちに真摯な回答が得られました。 大阪府高槻市 川嶋
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