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Japavet
Japavet, 獣医師
カテゴリ: ペット
満足したユーザー: 6510
経験:  獣医師
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お世話になります。キャバリア♀ 6歳9ヶ月(体重5.5kg)を室内で飼っております。昨年12月の頭に、愛犬が咳?(く

解決済みの質問:

お世話になります。キャバリア♀ 6歳9ヶ月(体重5.5kg)を室内で飼っております。昨年12月の頭に、愛犬が咳?(くしゃみ?)をするようになったので、掛かり付けの獣医さんに診ていただきましたところ、聴診器で心音だけ聞き(エコーや 心電図などの検査はなし)、「僧帽弁閉鎖不全」と診断されました。お薬は、エナカルド錠1mgを処方され、現在のところ1日に2錠(2mg)を飲み始めました。
症状といたしましては、お正月で1日中愛犬の様子を見ていますが、1日に6,7回くらいは、咳?またはくしゃみ?のようなものをします。昨年の11月くらいまでは一日に1回このような症状があるか、ないか程度でした。寝ている時の呼吸も前に比べて若干、何か鼻に詰まっているような呼吸をして苦しそうです。散歩はほぼいつも通り元気に歩きますが、たまに咳をします。
そこで、ご相談内容は、現在はまだ僧帽弁の初期段階だと思うのですが、現時点で最善の処置をしておきたいのです。例えば、処方いただいているお薬は本当にエナカルド1mgのみでよいのでしょうか?
先ほど、インターネットで僧帽弁閉鎖不全を改善するお薬(漢方)で「ラッセラ」というのを見つけたのですが、こういった別のお薬と併用する事でより進行を抑えられたりはしないのでしょうか?
もし、併用して少しでもエナカルドのみよりも進行が遅れるなら、今すぐにでも購入して飲ませてあげたいです。私の判断などに間違い等ございましたらご教授頂きたいのですが、よろしいでしょうか?何卒よろしくお願いいたします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: ペット
専門家:  Japavet 返答済み 4 年 前.
こんばんわ。

ご質問ありがとうございます。

ラッセラは木防已湯といわれる漢方の一種で、残念ながら大規模比較対照治験等が行われていないので、実際にどれほどの効果があるのかというエビデンスが出ていないのが実際のところです。
ですので、僧帽弁閉鎖不全症の初期治療にはエナカルドのようなACE阻害剤のみを進められている先生と、最近では初期からピモベンダンの単剤の方が延命効果が高いという論文が出てきてお り、そちらを勧められる先生がおり、いまだに専門家の先生の間でも意見が分かれています。
今の主流は僧帽弁閉鎖不全症の初期治療にはACE阻害剤あるいはピモベンダン単剤によるものになります。

ラッセラに関してはそういったデータが出ていないため、客観的な話はできませんが、鎮咳効果もあるといわれており、咳が続いている場合はそちらを試すのも一つの方法かと思いますが、それが将来的にいいのかどうかはわかりません。

心不全による咳の発生機序は大きく分けて心拡大による気管の圧迫とうっ血性心不全による肺水腫の二通りがあります。
レントゲンでどちらが主なものなのかがわかりますし、もし肺水腫がある場合は利尿剤を使わないとよくなってきません。
またその場合は、ピモベンダンの併用も考えられた方がいいかもしれません。
ですので、まずはレントゲンとエコー(弁の状態や逆流の程度の把握のため)の検査をしてもらって、他に薬が要らないのかを調べてもらうのが一番かと思います。
その結果でお薬を決められるべきだと個人的には考えています。
質問者: 返答済み 4 年 前.

早速、ご回答頂きありがとうございます。


とても参考になりました。


 


最後に一般的な方法ではなく、先生のご自身の経験則に基づいてご回答頂いてもよろしいでしょうか。


 


●ラッセラは木防已湯といわれる漢方の一種で、残念ながら大規模比較対照治験等が行われていないので、実際にどれほどの効果があるのかというエビデンスが出ていない


 


【質問1】漢方なのでお取り扱いしてはいない予想しておりますが、先生ご自身はラッセラの効果・効能などについて、検証したことはございますでしょうか?また注目している点などはございますか?(一般的には検証されてなくエビデンスはなくても)


 


●今の主流は僧帽弁閉鎖不全症の初期治療にはACE阻害剤あるいはピモベンダン単剤によるものになります。


 


【質問2】先生は、僧帽弁閉鎖不全症の初期症状の場合の対処方法はどちらで行なっておりますでしょうか?また、行なっている対処方法にしている根拠などはございますでしょうか?


① ACE阻害剤(エナカルド等)


② ピモベンダン単剤(ベトメディン等)


 


以上、お忙しい中恐縮ですがご教授の程よろしくお願いいたします。

専門家:  Japavet 返答済み 4 年 前.
僕はラッセラは個人的には使っておりません。
理由はエビデンスがないということと、心不全は長期にわたって付き合っていかないといけない病気ですので、その病気にしっかりとした対照実験が行われていないものを使うのがはばかられるためです。
今後データが蓄積されてこれば使う可能性はありますが、今のデータはほとんどがメーカーの主張だけですのでそれを鵜呑みにはできません。
ただし、他の心臓薬にはない気管支の炎症を抑えて鎮咳作用があるというのは魅力かと思いますので、もしどのような薬を使っても咳が治まらない場合に は選択肢の一つになるかと思います。
しかし、上にも書いた通り、まずはレントゲンやエコーなどで咳の原因を検査する必要がありますし、今の段階では他の方法の方がいいかと思います。
漢方はそれほど害がないものが多いですが、やはりデータや科学的根拠が西洋医学の薬に比べて少ないため、そのあたりが不安ではあります。


それからACE阻害剤とピモベンダンに関しては状況次第です。
たとえば初期の段階でも心臓の拡大が顕著で気管を圧迫している子の場合にはACE阻害剤を使いますし、最近では先ほど書いたような論文も出ていますので、その他の場合にはピモベンダンを使います。
ただし、これに関しては賛否両論出ていますので、あくまで個人的な意見です。
その子その子によって状況が違いますので、どちらがいいかというのは、作用機序と大規模データから推測するしかありませんが、僕はそのように使っています。
ただし、ACE阻害剤で少し低血圧気味になる子がいますので、その場合にはピモベンダンの方がいいでしょう。
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