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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 小児科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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小学生男子です。小4まではほぼ毎 日、少量のおねしょをしていました。

質問者の質問

小学生男子です。小4まではほぼ毎 日、少量のおねしょをしていました。 パンツとズボンが濡れてしまうが、布団はあまり濡れていない、という程度でした。たまに量が多く大変でしたが。。 少しづつおねしょをしない日が増え、小5になると週に1回あるかないかになり、このまま治るかな?と期待していたのですが、今だにたまにでているようです。  本人と相談して治療をするか話し合ったのですが、良くなってきてるからいいかなぁ、と結論を出し、今まで診察やお薬の処方を受けたことがありません。。 治らない自分にコンプレックスを感じているのが、やっぱりかわいそうです。  1年前、小児科の先生に相談したときに、1週間オムツを履いて寝て尿の量をはかる方法を教えてもらいましたが、オムツを履いて寝ると兄や妹に見られることがすごく嫌でできませんでした。 治療を受けるべきか、漢方薬を処方してもらうべきか、良い方法を教えてください。。

投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 小児科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。
現在は一般病院で「普通の」精神科医をやっていますが、大学病院在籍時は児童・青年期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。
夜尿症には精神的要素、器質的要素(膀胱の大きさなど)、内分泌的要素など複数の要素によって生じる複合的な問題です。
そうした評価がなされないかぎりは治療法も決めがたいと思います。
夜尿症専門外来がある小児科の受診をまずされることをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
はじめまして。
猫山先生のご回答が承諾されなかったようですので私でよろしかったらぜひお力になりたいと思います。
私は小児科の専門医です。
息子さんは、現在6年生で、小4の頃に比べるとおねしょの回数や量もかなり少なくなってきているという解釈でよろしいでしょうか。
そういうことであれば、確かによくなってきているわけで大いに希望は持てると思いますね。
もう少し、のところをどうするか非常に微妙な所に現在いると思います。
お薬か、治療か、と迷われる理由はよくわかりますね。
私の意見としてはお薬は待ったほうがいい と思います。
6年生くらいになってもまだ毎日おねしょをしているような場合は、お薬を勧めますが。
今の段階で一番効果があると思うのは、おねしょアラームですね。
おねしょアラームは、センサーをおしっこで一番先に濡れる所につけて休み、尿が出かけた時にアラームが鳴るという仕組みのものです。アラームがなった時点で本人が起きられるのでおねしょをする前にトイレに行けるというわけですね。
これは、尿の膀胱での保持力を育てるのに役立つので、夜尿を治療する効果があります。
おしっこを朝まで膀胱にためておく能力がつけば、しめたものですよね。
おねしょアラームで検索してみて下さい。
いろいろな情報が出てきます。
お薬は、やめればもとのもくあみになりかねませんが、あなたの息子さんの場合はこのアラーム、やってみる価値はあると思いますね。
いかがでしょうか。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。
前回の回答の補足をさせていただきます。

前回も申し上げたように夜尿症は多要因性の病態であり、膀胱機能、睡眠因子、内分泌因子、遺伝的因子、精神的因子といった要因が絡まり合って悪化したり改善したりします。

■膀胱機能:お子様の成長とともに膀胱の発達していき、4~5歳になると夜間トイレに一度も行かなくてもよい位の寮の尿をためられるようになります。夜尿症の子どもの中には、膀胱が未発達で、十分量の尿を溜められないことがあります。

■睡眠因子:成人の場合は、膀胱に一定量以上の尿が溜まると睡眠が浅くなり、覚醒します。子どもでは睡眠が深いため、この膀胱内の尿量増加⇒覚醒という機能が十分に働かないことがあります。これは必ずしも異常所見ではありませんが、年齢不相応であればある種の訓練が必要とされる場合があります。

■内分泌因子:抗利尿ホルモンという、尿を出にくくするホルモンの分泌リズムの障害が夜尿症の原因となる場合があります。抗利尿ホルモンは通常、昼間の分泌量が少なく、夜になると分泌量が多くなるため、夜間の尿量が抑えられます。夜尿症のお子様の25%で、夜間の抗利尿ホルモンの分泌がむしろ低下することが知られています。

■遺伝的因子:両親がともに夜尿症であった場合は77%、どちらか一法が夜尿症だった場合は44%の確率でお子様が夜尿症を呈するというデータがあります。

■精神的因子:ストレスにより自律神経の働きが不調となることが排尿のコントロールに影響することがあります。特に夜尿症の場合、夜尿そのものがストレスになり、悪循環を呈することが少なくありません。

治療も、それぞれの因子の軽重を判断した上で複数の治療を組み合わせていく必要があります。
しかし、これらの5つの要素すべてを改善しなければならないわけではありません。

5つの錘がついて舞い上がれずにいる気球を想像してください。
この気球を宙に浮かすにはどうすればよいでしょうか。
5つの錘すべてを小さくしたり取り除いたりする必要はありません。5つのうちのいくつかを外したり小さくしたりして、総量としての錘の重量を軽くできれば、気球は空に飛ぶはずです。
例えば遺伝的因子はご子息ご本人やご家族の努力でどうこうできるものではありません。
よって、膀胱機能、睡眠因子、内分泌因子、精神的因子の4つに働きかけて負荷を減らしていく必要があります。

まずは飲水量・排尿習慣のコントロール、就寝時排尿の習慣化といった生活指導が行われます。

膀胱機能と内分泌的因子に問題がある場合は、薬物療法が第一選択治療となります。
抗利尿ホルモンの点鼻薬が夜尿症に対して保険適応を有しており、就寝前の点鼻で、抗利尿ホルモンの分泌不足を補うことができます。
また、三環系抗うつ薬の有効性も広く確認されています。これはその抗うつ作用や抗不安作用のために夜尿症に効くわけではなく(したがって精神的因子にはあまり関係がありません)、尿意覚醒を促進する作用、排尿抑制作用、尿量減少作用などによって多面的に夜尿症に対する薬理作用を発揮すると考えられています。
病態や改善の有無に合わせて、これらの薬を切り替えたり組み合わせたりして最善の薬物治療をみつけだす必要があります。

膀胱機能障害に対しては、排尿抑制訓練なども有用とされています。ベッドの上に敷いたり、下着や体に直接装着して水分を感知すると警報が鳴る夜尿アラームは広く推奨されている夜尿症治療法の一つですが、この装置は、尿意による覚醒を促すことによって睡眠因子に働きかけるのではなく、睡眠中の尿の保持力を増加させることで尿意覚醒をせずに朝までもつようになる膀胱機能への作用が大きいと考えられるようになっています。

また、精神的因子に関しては、「自分の意思とは関係無く夜尿をするため、本人に非は無い。それでも落ち込んだりコンプレックスを持ったりするため、叱ったりせず、家族でサポートすることが重要」という親の見守りが基本姿勢となります。両親の離婚、転居、いじめ、弟妹が生まれたといった環境の変化が明らかに影響していると思われる夜尿症の場合は、カウンセリングが行われることもあります。夜尿症治療におけるカウンセリングではそのための専門知識が必要ですから、普通の心理士がその役割を果たすのは難しいでしょう。

生活指導も功を奏さず、一定の年齢になっても夜尿症が続くお子様は、薬物療法、非薬物療法、カウンセリングを組み合わせて改善を図る必要があります。夜尿症では、治療的介入を行った場合、3年後には90%の症例で改善が得られます。
しかし普通の小児科医に上述したような複合的な治療を期待するのは難しいでしょう。
その場合は夜尿症専門外来がある施設の受診が必要となります。以下のサイトで専門施設を地域別に検索することができます。
相談ができる医療機関 | 夜尿症-おねしょ-ナビ

ご子息の場合は現時点で専門施設への継続的な通院が必要な状態とはお見受けしませんが、原因特定のための検査受診は有用と考えます。
なお、夜尿症への効果が科学的に証明されている漢方薬は無いようです。

以上、ご参考になれば幸いです。

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