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docmmart, 小児科医
カテゴリ: 小児科
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経験:  医師、准教授
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質問者の質問

小学校2年生男の子です。おねしょで困っています。週1,2回のペースでしたり、2週間くらいしなかったりとまちまちです。先日、テレビで治療したほうが早く治ると聞きました。
病院に行ったほうがよいのか、このまま様子を見たほうがいいのか、悩んでいます。
身長130センチ体重21キロで、赤ちゃんのころから、ずっとスリムボディです。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 小児科
専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
はじめまして。

私は救急医ですが、小児の専門医の資格も持ち合わせています。
お力になりたいと思います。

まずお聞きしたいことがあります。

このおねしょは、むかしからですか。
それとも最近始まったのでしょうか。
あと、夜寝る前にたくさんお水を飲んだりしますか。
昼間は完全に大丈夫で、おしっこをもらしたりしないんですよね。

他に何か病歴はありますか?

よろしくお願いいたします。
質問者: 返答済み 5 年 前.

はじめまして、よろしくお願いします。

 

おねしょは、おむつをとってからずっと続いています。一時期は、夜の水分は、極力控えていましたが、改善が見られないので、のどが渇くという時には与えています。

昼間は、だいぶ我慢ができるようになりました。洩らすことはありません。

心臓検診に年1回かよっています。特に、病気はありません。

今、スイミングと空手をしています。1度、寝てしまうとなかなか起きられません。夜中にトイレに起こしたことも、覚えていないようです。

しっこの量も多い気がします。

専門家:  docmmart 返答済み 5 年 前.
さっそくの情報をありがとうございました。

息子さんは小学校2年生ですから、7歳ぐらいですよね。
普通男の子でしたら、だいたい7歳くらいが上限でおねしょの対処法を考えるかどうか決めますから、あなたの息子さんはちょうどその境界線におられます。

7歳くらいですと、まだ全体の7%くらいに夜尿症があると言われていますが、あなたの息子さんは毎晩というわけではないので、いわゆる子供によくあるおねしょ、と言う感じですよね。

おねしょの治療において、一番大切なことは何かご存知でしょうか。
それは、プレッシャーをかけたり、怒ったりしたり、恥ずかしい思いをさせることで自尊心を傷つけないことです。
これが、ほんとうに一番大切ですね。
簡単なようでなかなかできないので、ここに書いておきます。

次に、一応小児科で、尿の感染症の有無、膀胱の解剖的な問題の有無、糖尿病の有無、などのメジャーな壁となりえる可能性を消去してもらいましょう。
息子さんはこのあたりはクリアーだとは思いますが。

そして、次は実際に治療をすべきかどうか決めましょう。
おねしょは特に、時とともに自然に解決することが期待できるのですが、やはりストレスのたまる問題ですものね。

夜尿は、二つの仕組みから起こります。
ひとつめは、夜間に尿の量を減らすホルモンがまだ十分に出ていない時。
ふたつめは、膀胱がおしっこでいっぱいになったときに起きられない時。
このホルモンは、普通6歳くらいまでにちゃんと出るようになりますが、子供によっては思春期の終わりまでかかることもあるそうです。


もし、今の時点で具体的な治療のゴーサインが出ましたら、私が一番おすすめするのはおねしょアラームですね。
ネットで検索すれば簡単に購入できると思います。
これは、パジャマの一番先におしっこで濡れそうなところにセンサーをつけて、濡れた瞬間にアラームで子供を起こす仕組みになっているもので大変効果的です。
夜の眠りがとても深いのならば、アラームが鳴ったときに親が起きて子供をトイレに連れて行けばいいのですよ。

それで、お尋ねの件ですが、今の段階ではちょうど境界線にいるので、もう少し待つのもよし。小児科へ連れて行くのもよし。というところですが、早いうちに手を打つほうがやはりいいかもしれませんね。

いかがでしょうか。
docmmart, 小児科医
カテゴリ: 小児科
満足したユーザー: 4173
経験: 医師、准教授
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専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます猫山と申します。
現在は一般病院に勤務していますが、大学病院在籍時は児童・青年期症例を診察するグループで臨床と研究に従事していました。

既にdocmmart先生からの回答を承諾されておられるようですし、私も現時点ではこの回答に異論はございません。
ただ、いくつか補足できる部分があるように思えましたのでコメントさせていただくことにしました。

夜尿症は多要因性の病態であり、膀胱機能、睡眠因子、内分泌因子、遺伝的因子、精神的因子といった要因が絡まり合って悪化したり改善したりします。

■膀胱機能:お子様の成長とともに膀胱の発達していき、4~5歳になると夜間トイレに一度も行かなくてもよい位の寮の尿をためられるようになります。夜尿症の子どもの中には、膀胱が未発達で、十分量の尿を溜められないことがあります。

■ 睡眠因子:成人の場合は、膀胱に一定量以上の尿が溜まると睡眠が浅くなり、覚醒します。子どもでは睡眠が深いため、この膀胱内の尿量増加⇒覚醒という機能 が十分に働かないことがあります。これは必ずしも異常所見ではありませんが、年齢不相応であればある種の訓練が必要とされる場合があります。

■ 内分泌因子:抗利尿ホルモンという、尿を出にくくするホルモンの分泌リズムの障害が夜尿症の原因となる場合があります。抗利尿ホルモンは通常、昼間の分泌 量が少なく、夜になると分泌量が多くなるため、夜間の尿量が抑えられます。夜尿症のお子様の25%で、夜間の抗利尿ホルモンの分泌がむしろ低下することが 知られています。

■遺伝的因子:両親がともに夜尿症であった場合は77%、どちらか一法が夜尿症だった場合は44%の確率でお子様が夜尿症を呈するというデータがあります。

■精神的因子:ストレスにより自律神経の働きが不調となることが排尿のコントロールに影響することがあります。特に夜尿症の場合、夜尿そのものがストレスになり、悪循環を呈することが少なくありません。

治療も、それぞれの因子の軽重を判断した上で複数の治療を組み合わせていく必要があります。
しかし、これらの5つの要素すべてを改善しなければならないわけではありません。

5つの錘がついて舞い上がれずにいる気球を想像してください。
この気球を宙に浮かすにはどうすればよいでしょうか。
5つの錘すべてを小さくしたり取り除いたりする必要はありません。5つのうちのいくつかを外したり小さくしたりして、総量としての錘の重量を軽くできれば、気球は空に飛ぶはずです。
例えば遺伝的因子はご子息ご本人やご家族の努力でどうこうできるものではありません。
よって、膀胱機能、睡眠因子、内分泌因子、精神的因子の4つに働きかけて負荷を減らしていく必要があります。

まずは飲水量・排尿習慣のコントロール、就寝時排尿の習慣化といった生活指導が行われます。

膀胱機能と内分泌的因子に問題がある場合は、薬物療法が第一選択治療となります。
抗利尿ホルモンの点鼻薬が夜尿症に対して保険適応を有しており、就寝前の点鼻で、抗利尿ホルモンの分泌不足を補うことができます。
ま た、三環系抗うつ薬の有効性も広く確認されています。これはその抗うつ作用や抗不安作用のために夜尿症に効くわけではなく(したがって精神的因子にはあま り関係がありません)、尿意覚醒を促進する作用、排尿抑制作用、尿量減少作用などによって多面的に夜尿症に対する薬理作用を発揮すると考えられています。
病態や改善の有無に合わせて、これらの薬を切り替えたり組み合わせたりして最善の薬物治療をみつけだす必要があります。

膀 胱機能障害に対しては、排尿抑制訓練なども有用とされています。ベッドの上に敷いたり、下着や体に直接装着して水分を感知すると警報が鳴る夜尿アラームは 広く推奨されている夜尿症治療法の一つですが、この装置は、尿意による覚醒を促すことによって睡眠因子に働きかけるのではなく、睡眠中の尿の保持力を増加 させることで尿意覚醒をせずに朝までもつようになる膀胱機能への作用が大きいと考えられるようになっています。

また、精神的因子に関して は、「自分の意思とは関係無く夜尿をするため、本人に非は無い。それでも落ち込んだりコンプレックスを持ったりするため、叱ったりせず、家族でサポートす ることが重要」という親の見守りが基本姿勢となります。両親の離婚、転居、いじめ、弟妹が生まれたといった環境の変化が明らかに影響していると思われる夜 尿症の場合は、カウンセリングが行われることもあります。夜尿症治療におけるカウンセリングではそのための専門知識が必要ですから、普通の心理士がその役 割を果たすのは難しいでしょう。

生活指導も功を奏さず、一定の年齢になっても夜尿症が続くお子様は、薬物療法、非薬物療法、カウンセリングを組み合わせて改善を図る必要があります。夜尿症では、治療的介入を行った場合、3年後には90%の症例で改善が得られます。
しかし普通の小児科医に上述したような複合的な治療を期待するのは難しいでしょう。
その場合は夜尿症専門外来がある施設の受診が必要となります。以下のサイトで専門施設を地域別に検索することができます。
相談ができる医療機関 | 夜尿症-おねしょ-ナビ

専門施設を受診され原因特定をして、確実な治療方針を立ててもらい、近医で治療を受けられるのも一法かと存じます。

以上、ご参考になれば幸いです。

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