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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 産婦人科・婦人科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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整理時の出血がひどい状態が数年続き、先月大量出血し貧血になり、動悸が激しくなり一時的に血圧も180以上になって夜病院

解決済みの質問:

生理時の出血がひどい状態が数年続き、先月大量出血し貧血になり、動悸が激しくなり一時的に血圧も180以上になって夜病院に走りました。かかりつけの産婦人科で「子宮を取りましょう」と言われました。生理もまだ続くそうですし、毎月同じ症状になるのは辛いです。  でもリスクが心配ですし、仕事も経営者という立場なのでどれ位で回復するのか不安もあります。手術をした方が良いのでしょうか。 年齢は53歳です。

筋腫もあるそうですが、そんなに大きくはないそうです。


投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 産婦人科・婦人科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。

過多月経に対して、子宮全摘出術を行うかどうかについては、婦人科学会内においても議論があります。
欧米では摘出が主流で、昨年、「過多月経の治療法としては子宮摘出術が費用対効果に優れる」という大規模研究が一流医学雑誌に論文として掲載されました。

文献:Roberts TE et al.Hysterectomy, endometrial ablation, and levonorgestrel releasing intrauterine system (Mirena) for treatment of heavy menstrual bleeding: cost effectiveness analysis.BMJ 2011; 342:d2202.

過多月経の仮想コホートを対象に、子宮摘出術、子宮内膜アブレーショ ン、レボノルゲストレル放出子宮内避妊システム(ミレーナ)の費用対効果を分析。子宮摘出術は、最も費用はかかるものの質調整生存年(QALY)が延長 し、費用対効果が高いことが示唆された。過多月経の治療法として子宮摘出術が望ましいと著者らは結論している。


一方で、子宮全摘出術のリスク・デメリットとしては、

1. 外科的手術(開腹)によって死亡するリスク
2. 全身麻酔、硬膜外麻酔のリスク
3. 合併症: 尿管損傷、膀胱損傷、腸管損傷(1/1000人)
  感染、術後出血、癒着、腸閉塞、下肢静脈血栓症、肺塞栓症、
  腎不全、骨盤内臓器の脱下垂、性機能不全
4. 輸血の可能性
5. 卵巣機能不全(約15%)
6. 入院期間 10~14日(開腹)
7. 回復期間 4~6週間(開腹)
8. 術創の疼痛、痒み、ケロイド
9. 早期閉経の場合、心臓疾患、骨粗鬆症、尿失禁などの確率が高くなる
10. 妊よう能を温存できない
11. 喪失感

などが挙げられています(http://www3.ocn.ne.jp/~embo/hyst-5.htmから引用)。

相談者様の場合、失礼ながら閉経が遠くない年齢であると目されますし、子宮筋腫も大きくはないとのことです。
子宮全摘は一度してしまうと取り返しがつきませんから、まずは過多月経の原因の究明や、全摘以外の治療選択肢がないかどうかを確認するためにも、他院でセカンドオピニオンを受けられてみてはいかがでしょうか。

【参考サイト】
http://www.shimane-u-obgyn.jp/33.html
http://sannoladies-cl.jp/knowledge.html
http://www3.ocn.ne.jp/~embo/hyst-4.htm

以上、ご参考になれば幸いです。
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