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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14291
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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初めて質問させていただきます。 母(69歳)が2年前に頚椎狭窄症の手術を受けました。 その後、右半身の肩や首、足の痺れが襲うようにやってくるようになりました。 いわゆる後遺症

解決済みの質問:

初めて質問させていただきます。
母(69歳)が2年前に頚椎狭窄症の手術を受けました。
その後、右半身の肩や首、足の痺れが襲うようにやってくるようになりました。
いわゆる後遺症の痺れ…との事ですが、何度検査しても
MRIやレントゲンには何も写らず精神科での治療を勧められました。
手術した箇所は完治している事は確からしいのですが、
精神的なものだ安定剤を出されました。
薬の名前は聞いてません。
しかし、痛みのあまりとても精神的にも不安定で
毎日 病院めぐりをしていてブロック注射を打ったり、薬の量を増やしたり…周囲から見ているとノイローゼの様に感じお友達が離れていってしまっています。
周囲に前 向きにとか色々と言われるので母自身も人を遠ざけているように感じています。
2週間前に足がふらつき階段の上で転び前歯を何本も折ってしまいました。
霧の中にいる感じだそうです。
周囲に娘たちがいるような幻覚・幻聴もみていた様で早朝にかけていないのに何度も「今の電話何?」と電話がかかってくるなどの事もあり騒ぎとなりました。
薬を調べた所、色々な種類の薬を飲んだのが原因?依存性?ではないかということで
父の判断と精神科のお医者様の判断により、断薬をしました。今日で15日目ですが、
痛みのあまり家事も出来ず、ずっと布団の上で温めたり足をなでたり苦しんでいる状態です。
霧の中の状態も改善されていないようです。
手術も成功し、圧迫された神経が解放された後にも、ここまでのひどい痺れや痛みがくるものなのでしょうか。このままおいておくと母が痛みで狂った状態になる日が遠くない気がします。このまま薬を使わないのが正しいのか否か、あるいは他に何か考えられる治療があるかご意見を頂けると助かります。よろしくお願い致します。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医 兼 神経内科医です。

①頚椎脊柱管狭窄症は、症状を自覚してからどれ くらいたって手術を受けられたのでしょう?

②術前よりも症状が悪化しているということでしょうか。

③精神科における診断を教えてください。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で、回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.
ご返答有難う御座います。
①自覚症状があってから20年です。
本 格的に痛みがはじまったのは、5年くらい前です。
生活に支障が出始めた時期ですね。
精神安定剤を処方され始めたのは、10年前です。

②術前は、刺すような痛み。今は痺れやピリピリした痛みです。
痛みの種類が違うそうです。

③精神科の診断は、手術に対しての過剰な不安や心配からくるのではないかとの事でした。要因としては、一度、手術した後に水がたまり
うすい膜?がやぶれたので1ヶ月後に再手術をしました。
その後1年間は、不安からとの診断でした。
先日、歯を折った後にお世話になった精神科の先生は薬依存との事で
父の強い要望もあり断薬に至ってます。

他に何かあればご連絡下さい。
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。

かなり問題が複雑化してしまっているように思われます。

まず、術後の痛みは、手術のタイミングが遅かったことによる慢性痛でしょう。
生活に支障が出始めてから5年間が経っての手術では遅すぎるというのが最近の整形外科、神経医学の趨勢です。

一方で、その間も圧迫され続ける神経には、時間経過とともに不可逆的な変化が起こり続けます。不可逆とは、元に戻らないという意味です。
脊柱管狭窄症は、もちろん、初期には保存的治療(非手術的治療)が行われます。手術に踏み切る際のひとつの目安になる症状は、安静時にしびれや痛みが現れているかどうかです。

「持続した圧迫による不可逆性の神経障害のために起こる安静時のしびれは手術でも改善が得られにくい。手術を考慮するのであれば、安静時のしびれが出現する前 が適応であることを常に念頭におくべきである。久留米大学における調査では、手術を受ける患者の約95%が、安静時にも常に痛みやしびれを感じている重症 例で、約70%が歩行距離が100m以下という結果であった。高齢者が多いため、手術を望まない患者が多い現実が反映されているものと考えられる」(http://medical.nikkeibp.co.jp/all/data/ds-pharma/prorenal1113.pdf より引用)。

「手術では神経を圧迫しているものを取り除きますが、取り除くだけでは背骨のずれなどが余計にひどくなりますので、金属を使って背骨を固定しなければなりませ ん。除圧だけの手術よりも規模がやや大きくなります。手術の結果、8 割程度の症状はなくなり、たいていの方には満足、あるいはほぼ満足と答えていただけます。不満足と回答された方の問題は、手術の時期が遅すぎたために神経が麻痺してしまったことによる遺残症状、あるいは他の病気が合併していることから腰の問題が解決しただけでは日常生活動作が改善しない方々です。 (中略)骨粗鬆症がひどくなると手術後にトラブルが生じる危険性があります。年齢が高くなりますと、内臓の予備能力が低くなりがちです。今回、お話しいた します病気は自然経過が大体判っている病気ですので、体力があまりなくならないうちに、また、症状が不可逆性にならないうちに手術を選択するグループが出現し始めました」(http://www.fujita-hu.ac.jp/~fushimin/11th.pdf より引用)。

慢性的な痛みは気持ちを落ち込ませてうつ病を引き起こしやすくし、うつ病になると痛みに対して敏感になるために、本来の痛みをさらに強く感じるという悪循環が生じます。

さらに、高齢者への精神安定剤(おそらくはベンゾジアゼピン系の薬物です)の投与は、精神症状を含む種々の副作用を引き起こします。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

日常生活に支障をきたしてから5年間目の手術、精神安定剤の服用が10年間に渡るということですから、問題が二重にも三重にも入り組んで複雑化しています。

まずは痛みに関して、ペインクリニックで処置を受けられるべきでしょう。前述の通り、お母様が感じられている痛みの核の部分は、精神的なものではなく、狭窄症の手術のタイミングが遅かったことによって神経が変性してしまったことによる慢性疼痛です。「精神的なもの」として対処するのではなく除痛をしてあげる必要があります。

【全国|ペインクリニック≪痛みの治療専門医≫検索|PAIN.NE.JP(ペインクリニックジャパン)】

ただ、ここに至っては、痛みが軽減すれば万事解決というわけにはいかないでしょう。
精神面のケアを、専門医から受けていただく必要があります。

老年期の精神疾患(うつ病、認知症、その他)は、「老化」を抜きに考えることはできません。
脳の器質的な変化による心身の機能低下は、ストレスに対する耐性の低下につながり、小さな変化や刺激でバランスを崩しやすくなります。
障害の現れ方も多様なものとなり、薬物療法、精神療法も個々のケースごとに異なる対応が求められます。
身体機能の低下に伴う副作用の現れやすさも、高齢者の治療を難しくする要素の一つです。
こうした側面があるために、一般の精神科・心療内科では、一定以上の年齢の患者様には十分な対処ができない場合が少なくありません。

下記のサイトから、日本老年精神医学会認定の専門医を検索することができますので、専門医が勤務している、通いやすい場所の医療機関を探していただければ、現在のお母様の状態についてレベルの高い診療を受けられる可能性が高いと考えます。

【日本老年精神医学会認定 こころと認知症を診断できる病院&施設】
http://184.73.219.23/rounen/H_sisetsu/r-H.htm

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の神経科カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございます。
しかし評価もご返信もいただけていないようです。

お役に立てなかったのであればオプトアウト(回答辞退)して他の専門家に回答権を譲りますが、いかがいたしますか?

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