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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14254
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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デパスを15年以上飲み続けている息子がいます。 最近になって、薬の害、常習性が心配になってきました。 私の掛かり

解決済みの質問:

デパスを15年以上飲み続けている息子がいます。
最近になって、薬の害、常習性が心配になってきました。
私の掛かり付けの医 者から、日に6錠は飲みすぎだと言われましたので、
先日、息子から薬を取り上げて、日に3錠づつ渡していましたが、
こっそり、自分の掛かりつけの医者に、別途、薬を出してもらっているようです。
その医者は、本人から言われれば、出さざるを得ないと言います。
減らす工夫など出来ないものなのでしょうか。
減らす工夫の出来ない医者は何のために要るのでしょうか。
その医者には、もう、息子に薬は出さないでくれと言いましたが、
どうなるのか、心配です。
薬が切れると暴れたり、自殺したりすることになるのでしょうか。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

デパスを止めることで「薬が切れると暴れたり、自殺したりすることになる」可能性はございます。

デパスを含む抗不安薬は、ほぼ全て、化学的にはベンゾジアゼピン化合物に属します。
ベンゾジアゼピンは、耐性と依存性、長期的(8週間以上)服用時の副作用のために、国際的には処方が厳しく制限されているお薬です。
ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジアゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-43.html

【向精神薬依存 8割、投薬治療中に発症 「医師の処方、不適切」】

少し補足情報を下さい。

①ご子息の最終学歴とご職業を教えて下さい。相談者様とは同居されているのでしょうか。

②ご子息は何科でデパスの処方を受けられているのでしょうか。

③ご子息は、なぜそれほど大量のデパスを服用するようになったのでしょう? そもそもの診断を教えて下さい。

④そして、そのそもそもの病気は現在は治っているのでしょうか。

⑤ご子息は現在、薬物依存症患者であると言えます。これを治すためには患者様ご自身の治療意欲が必要ですが、ご子息ご自身にはデパスを減らす・止めるという意志がおありなのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

①京都大学哲学科卒(途中。パニック障害、過換気症候群発症によりデパス を処方された様子)卒業後殆ど無職。2ヶ月前から塾講師。 同居。


②心療内科・内科


③不明


④不明


⑤減らす気が有れば、こっそり薬を貰いに行かないと思います。


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

> 減らす工夫の出来ない医者は何のために要るのでしょうか。
この疑問はごもっともです。
日本の精神医学のレベルは残念ながらアジア諸国と比べても高くはなく、多くの医師はベンゾジアゼピンの長期高用量投与の危険性についての知識すら持っていません。
厚生労働省が認可した用量、期間であれば、どれだけでも無原則に処方してよいと思っている医師が大半です。
情報リクエストで引用した記事にもあるように、心療内科にかかって患者様が薬物依存になってしまうのは、ほぼ全例で医師の不適切な処方のためなのです。

しかしながら、ベンゾジアゼピン依存症を脱し、お薬を減らしたり止めたりするための「工夫」はございます。例えば、英国の精神科医が作成した「アシュトン・マニュアル」などは、デパスのようなベンゾジアゼピンの危険性を説き、またいかに減量・中止するかを詳細に説明した、ベンゾジアゼピン依存症治療のバイブル的な著作です。
これは日本語訳もされ、インターネット上で無料で公開されています。

【アシュトン・マニュアル】
http://www.benzo.org.uk/amisc/japan.pdf
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

日本でも、数は少ないながらも医原性の薬物依存症の治療を行っている医療機関はあります。その多くは、覚せい剤や脱法ハーブなどの依存症を扱う専門外来です(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

ただ、ご自身がお薬を減らす努力をしないのであれば、依存症を脱することは絶対にできません。しかしそこにも工夫が必要です。
実際にデパスは依存性が強いお薬ですから「先日、息子から薬を取り上げて、日に3錠づつ渡し」たというのは、一気に減らしすぎてしまったと言えます。いきなり半量にしたのでは離脱症状(いわゆる禁断症状)が出てしまい、その辛さのためにご子息は他院からお薬を処方してもらわずにはいられなかったのではないでしょうか(「薬が切れると暴れたり、自殺したりすることになる」のは、そうした離脱症状が強く現れた場合です)。
ベンゾジアゼピンの減量は、禁断症状を最小限に抑えるペースで減量を行い、かつ、患者様ご自身はその禁断症状には耐えて、後戻りしない、という覚悟をもって減薬に臨む態勢を作ることが重要なのです。
嫌がっているのを無理にやめさせようとしてもうまくいくものではありません。
重要なのは、ご本人に、いかにその覚悟をもっていただくか、ということになります。

ここで、追加の質問です。

⑥いただいた情報からすると、ご子息のご年齢は40歳近くなのではないかと推察します。なぜその歳のご子息を相談者様が養われているのですか? 食費や光熱費を納めさせるくらいのことはされているのでしょうか。

⑦「イネイブラー」という言葉をご存じですか?
http://www.just.or.jp/?terminology=000770
http://kokorowith.seesaa.net/article/208761232.html

以上、重ねて確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 3 年 前.

最初の1ヶ月位は5錠か4錠にしていました。


 


⑥ 歳は35です。去年3月頃に同棲相手に逃げられ、捨てられて、行く所なく、


うちに居付きました。先月から、何とか塾で働ける様になったので、これか らは、収入の半分位は払って貰います。



追記・毎日、寝小便をします。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.

ご返信ありがとうございます。

⑦「先日、息子から薬を取り上げて、日に3錠づつ渡し」た時、相談者様はこのお薬の性質について現在ほどの知識はお持ちでなかったのではないかと考えます(今は、私の回答と、私がお示ししたホームページや文書から、かなりの情報を得られたのではないでしょうか)。どのような話し合いをご子息となさって、お薬を取り上げたのですか?

⑧単刀直入に申し上げますが、このままではご子息は駄目になると思います。相談者様ご自身が、ご子息のイネイブラーにもなってしまっていると思います。千尋の谷から突き落とすつもりで、ご子息をご自宅から追い出す覚悟はおありでしょうか。

質問者: 返答済み 3 年 前.

⑦話し合おうとしても、話し合いになりません。向き合っても、そわそわして、ま ともな会話になりません。薬は強引に取り上げました。


 


⑧考えないこともなかったのですが、覚悟しろと言われれば、覚悟します。


やっぱり甘いのですね。母親は出来ないと言っています。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。

恐らくご子息の問題はお薬だけの問題ではないのだと思います。

ご子息はご自身の問題に向き合わない。恐らく、他のさまざまな現実的問題から目を逸らすために薬に走っている。

ご両親もまた、現状ではいけないとわかっていつつ、それを打開するための思い切った行動をとれずに、ずるずると時が過ぎてしまっている。

そういった親子の関係の問題のひとつが、薬物依存として現れている印象も受けます。

邪推ですが、京都大学に進まれたご子息は「自慢の息子」だったのではないでしょうか。親御さんとしての情愛もあるでしょう。
それは同じ人の親として理解いたします。

しかしその愛情を、適切な方向にむける必要がございます。
35歳――自立していただくに当たって、最後のチャンスとも言える年齢ではないでしょうか。

敢えて辛辣な表現を用いることをご容赦ください。

ご子息を自立させる工夫など出来ないものなのでしょうか。
ご子息を自立させる工夫の出来ないご両親は何のために要るのでしょうか。

最善のシナリオは、今回の回答で私が示した資料をご子息にお示しになり、デパスを現在の用量で服用し続けることの危険を理解してもらい、ご子息ご自身の意思で依存症外来がある精神科医療機関を受診され、時間はかかるでしょうが依存から抜け出し、並行して現実と向き合い、自立への努力を始めることです。

次善の策は、「依存症外来に通ってデパスを止める努力をしないのであればこの家から出ていけ」と宣告して、強制的に治療意欲を持たせることです。
もちろん、宣告したからには、ご子息が治療を拒んだ場合、もしくは怠けた場合、ご子息には出て行っていただかなければなりません。その覚悟が無ければ、ご子息はご両親を舐めてかかり、治療に意識を向けようとはしないでしょう。

依存症の治療を行っている医療機関に関する情報は地元の精神保健福祉センターで得られると思います。

【全国の精神保健福祉センター一覧】

http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html


以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
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