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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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早朝からすいません。 明け方 息子25歳が奇声を発し続け部屋に入ったところ体の硬直、けいれんが見られ多少泡も吹いて

解決済みの質問:

早朝からすい ません。
明け方 息子25歳が奇声を発し続け部屋に入ったところ体の硬直、けいれんが見られ多少泡も吹いていました。救急車を呼ぼうと思いましたがこちらがゆすったり叩いたりして数分で意識が戻りました。
ドラックを吸引したと認め今眠っています。
今までも朝起きて目がうつろなことも有りましたが、心療内科で睡眠薬やドグマチール等も多量に処方されていることも有るので飲みすぎを注意していました。
おそらくこれまでもドラッグをやっていると思います。
何処に(何科)に連れて行くべきでしょう。
薬漬けの心療内科で懲りています。精神科、神経科等も薬を足されるだけの気がして不安です。

今仕事に行くと起きてきて、先程親と喋ったことも覚えていないと言い吸引も認めません。
申し訳有りませんが今後の対応をお願いします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

薬物依存症を治す薬というものはありません。お薬はあくまで対症的なものです。
実際に薬物療法を治すのは患者様ご本人の治療意欲であり、それを支えるための専門的な取り組みです。
薬物依存の専門外来に通い、患者会で活動するのがそのほぼ唯一の方策です。

少し補足情報を下さい。

①ご子息が常用されているドラッグとは非合法なものでしょうか。それとも、いわゆる脱法ハーブ、脱法ドラッグと呼ばれるようなものでしょうか。

②ご子息ご自身はご自身がドラッグ、ハーブを使用していることを認め、それを治さなければならない病気だと自覚し、そのために苦しい思いをする覚悟はおありなのでしょうか。

③「薬漬けの心療内科で懲りています。精神科、神経科等も薬を足されるだけの気がして不安です」とのことですが、薬物依存症専門の医療機関に通われていますか? 患者会は?

④ご子息は経済的に自立できるだけの収入がおありですか? 25歳でなぜご実家に住まわれているのでしょう? 食事の用意等はご自分でされていますか? 他の家事はどうでしょう。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 4 年 前.

有難うございます。


 


① 連れからもらったと言う事しか今は分かりません。


② 本人は先程の状態も自覚していないので自分がどういう症状になって   


  いるのか理解していないと思います。


  病気や依存症と言う認識はないと思います。


 


③ うつ傾向、不眠、で通いだした心療内科で多量の薬を処方されカウンセ


  リングも全く無いのに統合失調症と言われ慌てて他院に変わらせました   


  が結局薬を貰いにだけ行く状況です。


 


 


④ 就職して2年程は自立していましたが、精神的問題で退職して実家に帰って来ました。 仕事は見つけて行っていますが非正規の為十数万円で自宅を出るのは厳しいとの事でこちらから通勤しています。 


7時過ぎに出て行き8時回って帰宅するので家事はしていません。


 


仕事に行ってくれるだけでも良いと至れり尽くせり状態の親の態度に問題が


有るのかもしれません。主人(父)との関係も話し合いが出来る状態ではなく怒鳴りあいで終わります。


今回の様な症状は初めてです。 今日も出勤して行きました。


親子の話し合いが必要とは思います。


どうか医療的な方向をお願いします。


   


 


    

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

ご返信・追加情報ありがとうございます。

「至れり尽くせり状態の親の態度に問題が有るのかもしれません」とのご賢察の通り、ご両親がご子息の「イネイブラー」になってしまっている可能性は高いと考えます


ご子息が使用している「ドラッグ」が違法薬物ではなく(その場合は、医療よりもまず司法の対象となります)、いわゆる脱法ハーブの類のものであるという前提で、以下回答いたします。

前述しましたように、即効性のある方策や治療法は、残念ながらありません。
脱法ハーブ依存のご相談は実臨床でもこのサイトでもしばしばお受けしますが、他の依存と同様、ご本人が止める気にならなければ止められない「病気」なのです。

以下、脱法ハーブ依存に関しての一般論を述べます。

脱法ハーブ依存の治療のゴールは「ハーブを完全に止めること(脱ハーブ)」になります。
いくら合法のものとはいっても、「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できません。

まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。
しかし、依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

患者様の治療意欲が無い段階では治療は長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すればハーブの使用を再開しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。ハーブ使用(もしくはさらにエスカレートしての違法薬物使用)のリスクは生涯続きますから、依存症の治療もまた生涯続きます。

また、依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で脱ハーブの意思を固め、その後は外来通院しながら生涯ハーブを用いずにいられる患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再使用をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく脱ハーブに行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それが依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、薬物やアルコール依存症治療の専門施設である必要があります(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

依存症の専門的治療を行っている医療機関であれば独自の患者会を持っている場合が大半です。
家族会を兼ねた全国組織としてはDARC(ダルク)が有名です。最寄りの支部に連絡し、相談されてみるのも一法でしょう。

http://www.yakkaren.com/zenkoku.html

地域の精神保健福祉センターでも精神保健相談という形でご家族からの相談を受けていますし、通院範囲内に依存症の専門性が高い医療機関があれば、その情報も得ることが出来ます。

 

【全国の精神保健福祉センター一覧】

http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html


「今後の対応をお願いします」とのことですが、まずはご家族が病気についての知識をつけられ、ご本人を治療に導入すべく外堀を埋めていく段階だと考えます。

以上、ご参考になれば幸いです。

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