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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14381
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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一緒に住んでいない息子が約3年前からうつ病でよく自殺未遂を繰り返していて、同居の女性がもう離れたがっています。きのう

解決済みの質問:

一緒に住んでいない息子が約3年前からうつ病でよく自殺未遂を繰り返していて、同居の女性がもう離れたがっています。きのうその彼女から、初めて、実は息子が脱法ドラッグをやっていることを、しかも依存性があって、毎日使用してそのためのお金をせびってることを知りました。地域の保健所の紹介で 依存症の治療をしている病院に連絡しましたが、本人が治療したいと望んでいることが条件で、入院もベッド待ちなので二か月後、と言われました。
薬物依存の患者が薬物から離れることを望むなんて考えられません。離れることができないから病気なんでしょうに、と思います。ですからとうてい息子を説得して病院に連れて行くのはできそうにないんです。専門の病院なのにどうしてそんな無理を言うのかわかりません。何かに依存する病気は、一刻も早くその状況から無理やりにでも離して隔離したほうがいいんじゃないですか?
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】


こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

JustAnswerでは、相談者様にプラス評価をいただかねければ報酬を受け取ることができません。
今回のように、ユーザー様の願望に添えない回答をせざるをえないご相談の場合、回答内容が医学的に正しくとも、感情的な理由でマイナス評価を賜り、結果として報酬も得られず、運営側からの評価も下がることになることが少なくありません。よって、専門家側も、そうしたご相談に対する回答を敬遠しがちになります。
このご相談に長く回答が付かなかったのは、それが理由であろうと推測いたします。

そこを、敢えて、回答いたします。

病院側の「本人が治療したいと望んでいることが条件」が100%正しいと言わざるをえません。
脱法ハーブ依存のご相談は実臨床でもこのサイトでもしばしばお受けしますが、他の依存と同様、ご本人が止める気にならなければ止められない「病気」なのです。
即効性のある方策や治療法は、残念ながらありません。

以下、脱法ハーブ依存に関しての一般論を述べます。

脱法ハーブ依存の治療のゴールは「ハーブを完全に止めること(脱ハーブ)」になります。
いくら合法のものとはいっても、「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できません。

まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります
しかし、依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

患者様の治療意欲が無い段階では治療は長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すればハーブの使用を再開しますから、「一刻も早くその状況から無理やりにでも離して隔離」することに意味はありません。入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。ハーブ使用(もしくはさらにエスカレートしての違法薬物使用)のリスクは生涯続きますから、依存症の治療もまた生涯続きます。

また、依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で脱ハーブの意思を固め、その後は外来通院しながら生涯ハーブを用いずにいられる患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再使用をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく脱ハーブに行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それが依存症の治療の現実です。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14381
経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
猫山司をはじめその他名の神経科カテゴリの専門家が質問受付中
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
お役に立てなかったようですのでオプトアウト(回答辞退)いたします。

他の専門家とご相談を継続していただけますようよろしくお願いいたします。

お大事になさって下さい。
専門家:  Kazu 返答済み 4 年 前.
 自殺企図や物質依存があるということは医療保護入院という強制的な入院方法があります。病院によって自宅まで迎えに来てくれるところもあれば断られることもあります。病院まで連れてきてくれさえすればというところもあり対応はさまざまです。警察で相手にされなければ警備会社に頼むという手もあります。脱依存のプログラムがあるところもあります。入院環境になればかなり改善するのではと思います。

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