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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14131
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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15歳の息子が半年前から学校に行くのが辛くなり、同時に自分からうつ病だと思うからカウンセリングを受けたいと言い出しま

解決済みの質問:

15歳の息子が半年前から学校に行くのが辛くなり、同時に自分からうつ病だと思うからカウンセリングを受けたいと言い出し ました。以来週一回心療内科に通わせています。診断はうつ性の情緒障害で思春期の悩みの重症化したものとのこと。投薬の必要はないとのこと。
質問は、診療のあり方について、このままでいいのかどうかということです。
息子はカウンセラーの先生と話すと多少気持ちが落ち着くようで、体調や気分が許す限り律儀に通っています。休んだのは3度のみです。
ただ、患者の守秘義務があるからと、診療内容や治療の方針、進捗状況は一切親には知らされていません。当然親は疑問だらけですが、相談は親にあてがわれた別のカウンセラーにするルールになっています。双方のカウンセラー同士がチームを組んで総合的に息子の治療に当たるということのようです。
信頼して従って来ましたが、すでに半年。息子は相変わらず苦しそうで学校にも半分程しか行けず、最近は毎晩のように下痢をしています。私が息子と話していて大事なポイントだと思うことを息子が口にした時、先生はそれについてなんと言っていたの、と聞いても、それは先生には言っていないよ、ということもあり、どこまでカウンセリングで胸の内を明かしているのか疑問になってきました。
親や学校の先生がどの程度、学業や日常生活上するべきことをさせるべきかについてアドバイスもなく、あまりプッシュしないであげてくださいとだけしか言っていただけません。親のカウンセリングではもっぱら、息子がこうなったことについて「親に思い当たることを突き詰め、一緒に痛みを分かち合ってあげてください」というようなことを言われています。もちろん言われるまでもなく毎日毎秒それをやっています。一方で学校についても、落ちこぼれることでさらに不登校が加速しないよう、可能なら勉強もサポートしてやらなければと焦ります。
息子の先生は投薬の必要はないとのことながら、認知療法をしているわけでもないようで、息子の話を聞くだけ。。。それでも焦らず待つしかないのでしょうか。このままでいいのでしょうか。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。
大学病院で児童・思春期外来を担当していました。

ご子息は、どこからどう突っ込んでよいかわからないくらい問題だらけの対処を受けられているように思われます(敢えて「治療」という言葉は用いません)。

「うつ性の情緒障害で思春期の悩みの重症化したもの」という診断にしてからが、(もし相談者様が先方の説明をそのままご記載されているのであれば)用語の使い方からして間違っています。「情緒障害」は自閉症に連なる脳の障害で、悩みが重症化して起こるものではありません。
http://www.imaizumi-web.com/information/2003/030810.html
http://www.shugaku.metro.tokyo.jp/File/siryo2/syuugaku_8.pdf
また、症状が悪化して統合失調症に発展するものでもありません。

少し補足情報を下さい。

ご子息は不調を呈する以前に、対人関係が苦手であったり、学校やご自宅で問題行動が多いといった傾向があったでしょうか。乳幼児検診、就学時検診などで、発達の遅れや偏りを指摘されたことがあったでしょうか。

受診されているのは、児童・思春期に専門性がある精神科医療機関なのでしょうか。

海外に在住であるとのことですが、現在通われている医療機関以外に受診できる他の選択肢はあるのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
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質問者: 返答済み 3 年 前.
診断は日本語で親に説明があったのではなく、学校に欠席許可の説明のレターとして書いてもらったものの中に英語で書かれていたもので、emotional disorder with dipressive moodです。私がとりあえず訳したので正確ではないかもしれませんが。息子は発達上問題を指摘されたことは皆無です。半年前まで少なくとも表面上は普通に登校し友人関係も良好でした。どちらかといえば内向的で、時にネガティブなものの捉え方をする傾向はありましたが、社会生活に支障をきたすほどではありませんでした。男子進学校で成績に問題はなく、課外活動やスポーツ もこなし、プライベートに付き合う友人にも恵まれて いました。ただ、今思えば一年前位から怒りっぽく家族に当たったり(暴力はありません)色々なことにモチベーションを失っているなと心配はしていました。まさかうつ病とは思えませんでしたが。。今はオンラインゲームでチームを組む時のみ楽しそうに友人とチャットしていて、対面で付き合うのは煩わしいそうです。勉強やスポーツはやる気が出ませんが、ゲームや漫画には生き生きとした表情を見せます。ちなみにいじめはありません。学校や社旗への不満、将来への不安など思い当たる点はとことん話し合い、解消に努めました。息子いわくどれも決定的な理由ではないようですが、サポートの姿勢を示すことが大事と思い夫と協力して事あるごとに話しています。残るは親の育て方かと、あれこれ後悔するばかりです。私が努力家で前向きなので、それを強要しすぎたか、また私自身が昔人見知りだったので、同じ鉄を踏ませまいと、あれこれ人付き合いをさせすぎたか、、、答えの出ない毎日です。息子の対人面で昔から気になっていたのは人の目を見て話すのが苦手なことですが、本人も意識して改善に努めていたようです。わりと賢い子なので、そういう風に自分の弱点をカバーして海外でも頑張ってきたのでしょう。それで燃え尽きたのか、、こちらでの診療の選択肢は、他にもあると思います。日本人もですが、息子は現地語も堪能なので現地の医療機関でも可能です。ただ、問題の一つとして外国人、特に社会や先生と言った権威への不信感が見られたので最初は日本人カウンセラーを選びました。今ではそれも問題の核心ではなさそうな気がするので、必要なら現地人医師でもいいかと思います。
質問者: 返答済み 3 年 前.
すみません、ご質問を一点見落としていました。今かかっているのは心療内科で、思春期専門ではありません。
早々のご返信に感動しています。
一気に書き込み、ご挨拶遅れましたが、どうぞよろしくお願いいたします。
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

"emotional disorder"は、医学用語として用いられる場合は「感情障害」の訳が当てられます。
"emotional disorder with dipressive mood"は正式な疾患名ではありませんが、診断が確定できない時点での仮病名という位置づけでしょう。「抑うつ気分を伴う感情障害」といったところですが、このような用語の使い方は日本の精神科臨床においてもしばしば認められます。

ご記載いただいたご子息の発育歴を考え合わせても、現在のご子息の状態が生来的な脳の障害によるものではなく、おそらく「一年前位」に発症した疾患であると考えられます。つまり、治療によって治る可能性が高いものであるということです。

ご子息を実際に診察できないインターネット相談で診断を下すことは出来ませんが、ご記載のご子息のご様子と、現主治医によって付けられた診断名からは、もっとも可能性が高い診断はうつ病であろうと考えます。

ご子息の年代の患者様は、思春期特有の心性と人格の未成熟のために成人とは異なる症状の現れ方をすることがあるため、診断から難渋することがしばしばあります。従 いまして、当初はうつ病だと思われていた患者様が、長じてから統合失調症を顕在発症するケースもあることは事実ですが(そういったケースでは、振り返って、「あの時うつ病であると思われていた症状は統合失調症の前駆症状だったのだろう」と見做されます。決して、うつ病が悪化すると統合失調症になるわけではありません)、基本的にはそうした事例はごくごく稀です。何より、現時点でうつ病としての治療を行わない理由にはなりません。

現在ご子息が受けられている対処がちぐはぐであるように思われるのは、うつ病が想定されているにも関わらずそのための治療が行われていないからです。
国によって保険制度が違っていたり、あるいは学派によって治療論が異なることはありますが、うつ病の国際的な標準治療は、抗うつ薬による薬物療法と、心理療法(特に認知療法)です。
未成年患者における抗うつ薬の有効性と安全性についての情報は限られているため、薬物療法には慎重であるべきですが、「投薬の必要はない」わけではありません。未成年の患者様であっても薬物療法が必要と判断される、もしくは非常に有効である症例は少なくありません。少なくとも日本の臨床感覚では、治療開始後半年間に渡って改善が得られていないうつ病(疑)の患者様に対して、敢えて絶対に薬物療法は行わないという態度が固守されることは奇異に映ります。

心理療法についても、「親に思い当たることを突き詰め、一緒に痛みを分かち合ってあげてください」というアプローチは、これまた私の感覚としては、悪い意味でクラシカルで、問題を拗れさせてしまう要因になりかねないように思われます。
こうした、精神分析を源流とする、「原因志向型」のアプローチは、現代の精神科臨床においては主流であるとは言えません。精神科疾患は、生来の遺伝的な基盤がある方に、あるタイミングでストレスがかかった場合に発症すると考えられています。ご子息と同じ境遇にある方が皆さん同じようにうつ病を発症するわけではありませんから、「親に思い当たることを突き詰め」るというアプローチにはあまり意味が無いと思われます。
「学校や社旗への不満、将来への不安など思い当たる点はとことん話し合い……あれこれ人付き合いをさせすぎたか、、、答えの出ない毎日です」とのことですが、答が出なくて当然です。むしろ過去にあまりにも比重をおいた心理療法は、「病気になったのは親のせい」という意識を患者様に植え付けてしまい、適切な意味での治療意欲をそいでしまう結果になりかねません。
解決志向型の心理療法でしばしば用いられる喩えとして「道端の石につまづいて転んで、脚の骨を折ったとします。その石をどかしたらあなたの折れた脚の骨はくっつきますか? 骨折した時、つまづいた石の色や形や大きさをああだこうだ議論しても骨折は治りません。折れた脚にギプスを巻いて、骨が癒合するまで安静を保つよう指示す るのが必要な治療です。たしかに、普通ならばつまづきそうもない小さな石に何度もつまづくようなら、歩き方に問題があるのかもしれません。しかし歩き方を変える訓練は骨がくっついてからでもいいんじゃないですか?」といった意味のものがあります。現在ご子息が受けているカウンセリングは、あまりにも「石の色や形や大きさ」にフォーカスしすぎているように思われます。

半年間に渡って上記のような治療方針(薬物療法は行わない、心理療法は原因志向)のもと対処されてきた中で、ご子息には二次的に様々な問題が起きてしまっているように思われます。ご子息のご年齢で、学校に規則的に通えず、対人関係を結ぶ訓練も積めず、ゲームや漫画にのみ没入している生活を送ることは、将来に大きな悪影響を及ぼしかねません。
「Child and Adolescent Psychiatry」の専門医療機関を受診されることをお勧めいたします。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
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経験: 医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
猫山司をはじめその他名の神経科カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 3 年 前.

やはりそうだったか、とストンとくる回答で、大変役に立ちました。
迅速なご回答に本当に感謝します。早速行動に移したいと思います。


ありがとうございました。

質問者: 返答済み 3 年 前.

すみません、一つだけまだ疑問なことがありました。


15歳の息子のカウンセリング内容などについて、親が知ることができないというのは、普通のことなのでしょうか。


息子がカウンセラーに話した内容まで詮索するつもりはありませんが、カウンセリングの進み具合、息子の改善具合、今後の方針などは、直接担当の先生から説明がほしいと思うのですが。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
プラス評価ありがとうござました。

> 15歳の息子のカウンセリング内容などについて、親が知ることができないというのは、普通のことなのでしょうか。
少なくとも日本では一般的ではないと思います。
次に治療者を選ぶ際には、治療開始時の「治療契約」としての決まり事として、ご子息が積極的に親御さんには隠したい内容以外は情報を共有できるよう、カウンセラー、ご子息と決め事をしておくことをお勧めいたします。
質問者: 返答済み 3 年 前.

なるほど、日本では違うんですね。


ありがとうございました。

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