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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私は、埼玉県久喜市の病院にかよってますが、そううつでもすこし特殊だそうです。くすりのせいで生理がとまり、現在、36さ

解決済みの質問:

私は、埼玉県久喜市の病院にかよってますが、そううつでもすこし特殊だそうです。くすりのせい で生理がとまり、現在、36さいになりますが、23のときからです。ときどき、声がきこえたり、みえたりします。そして、ふるえがと、まりません。あまりにくすりの量が多く、15錠ほどのんでいます。 バチール100カルバマゼピン200アメル、リボトリール5、グットミン25、ロゼレム8、ヒベルナ25、ロヒプノール2、ドラール15、ベンザリン5、リフレックス15、タスモリン1、ガスモチン5のんでいます。これをのまないと、最初にいったようなことがおこります。ただ結婚してるのでそろそろ、こどももほしいということもあり、なやんでいます。こんなにのまないといけないの

投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】

 

 

こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

 

ご質問が途中で途切れていますが、「こんなにのまないといけないのでしょうか」というご質問だと理解して回答いたします。

 

こんなに飲む必要はありません。

 

躁うつ病の治療は薬物療法が中心で、気分安定薬と呼ばれる、気分の幅を一定に収めるお薬が用いられます。薬剤名としては、リーマス、デパケン、テグレトール、ラミクタールなどが気分安定薬にあたります。
これらのお薬は躁うつ病の躁状態にもうつ状態にも有効で、継続的な服薬を続けることで病相予防効果もあります。

このサイトで相談される双極性障害(躁うつ病)の患者様の9割が、①気分安定薬を処方されていない、②気分安定薬を処方されているが血中濃度が有効域未満、③気分安定医薬を処方されているが血中濃度測定を行われていない、のいずれかに当てはまります。

実臨床でも、私の印象では双極性障害を適切に治療できる精神科医は1割に満たないので、恐らく日本の双極性障害の患者様の9割は不適切な治療を受けられているのだと思います。

 

処方内容を拝見しますに、相談者様にとっての主剤は気分安定薬であるカルバマゼピンです。個人差があるので何とも申し上げられませんが、相談者様の場合、カルバマゼピンの1日の量が200mgであるのであれば、有効血中濃度に達していない可能性が大です(通常、1日800mg前後を必要とします)。

200㎎では服用されている意味がありません。

躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。
従って、相談者様は現在リフレックスを服用されるべきではありません。

 

またバチール(成分名:スルトプリド)は躁状態を抑えるお薬です。これも継続的に服用される必要はありません。震えや無月経はこのお薬の副作用である可能性が高いと考えます。

 

結局、相談者様の主治医は、もっとも重要なカルバマゼピンを十分量処方せず、抗うつ薬と抗躁薬を同時に投与するという、ブレーキとアクセルを同時に踏むような処方によって症状をコントロールしようとしているかのようです。

 

加えて、多剤大量のベンゾジアゼピンが処方されていることにも驚かされます。

リボトリール、グットミン、ロヒプノール、ドラール、ベンザリンの5剤は、いずれもベンゾジアゼピン作動薬に分類される睡眠薬、精神安定剤ですが、その依存性や耐性、長期的服用による副作用のために、国際的には使用が厳しく制限されているお薬です。

年単位で、5剤ものベンゾジアゼピンを使用されていることは、国際標準では常軌を逸した処方ということになります。

ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジアゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60619

 

蛇足ながら、 これだけのベンゾジアゼピン系睡眠薬を使用しているのであれば、ロゼレムとヒベルナのような、弱い睡眠薬を服用されている意味はほとんどありません。

 

タスモリンとガスモチンは、これらの多剤大量処方によって生じる副作用止めですから、常軌を薬を減量・中止できれば、これらのお薬も中止することができます。


相談者様は既に13年間の病歴があり、恐らくはその間、一度も適切な治療を受けられたことが無いのだと思います。
処方を拝見する限りは、現主治医に躁うつ病を適切に診断・治療する能力はありませんから、転院も視野に入れられるべきでしょう(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

双極性障害の適切な治療法や、専門医の探し方については、双極性障害治療の現状を憂慮して日本うつ病学会が作成した以下のマニュアルをご覧になってみて下さい。

【日本うつ病学会:双極性障害(躁うつ病)とつきあうために】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/

以上、ご参考になれば幸いです。

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