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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私は60歳の男性です。 40年前から不安神経症を患っています、何度か強い不安があって5回くらい 病院を訪ねて

解決済みの質問:

私は60歳の男性です。

40年前から不安神経症を患っています、何度か強い不安があって5回くらい
病院を訪ねていましたが、ここ10年位は毎日朝レキソタン2mとデプロメール25mを
1錠づつ飲んでまし たが、8月くらいから不安が強くなってきて9がつのはじめに強烈な
不安発作がおこり、いつもの病院に行って診てもらいましたが、デプロメールとレキソタン
を朝晩1錠に変えるようにしましたが全く効果ありません。

そこでいつも行ってる(消化器内科)大学病院の精神科を受診して、薬をルボックスス25mを
朝・夕・寝る前とレキソタン2mを朝夕のしましたが、夜飲んだ後に又強い不安に襲われました。薬はこのままで良いでしょうか?
宜しくお願いします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

不安神経症は古い病名ですが、ご記載の症状を拝読するかぎりは、相談者様が患われているのは今で言うパニック障害のようです。

パニック障害の標準的治療は、まず薬物療法でパニック発作を抑制し、平素は発作が起きなく なったら次第に薬を減らしながら行動範囲を広げていき、最終的には薬を飲まずに元通りの生活 が送れるようになることを目指します。

薬物療法はSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬/抗不安薬と精神安定剤(レキソタンはこの系統のお薬です)の併用で開始し、SSRIを増量しつつ、次第に安定剤を頓服薬にするなどして減らしていきます。 SSRIは、具体的な薬剤名としては、ルボックス(デプルメール)、パキシル、ジェイゾロフト、 レクサプロのことです。 脳内のセロトニンという物質を増やすことで、不安を消褪させると考えられています。

SSRI は服用を開始して十分量に増やしてから有効性が現れるまでに数週間かかります。今日飲んだら明日効くというタイプのお薬ではないのです。 一方で安定剤は、飲めばその時その時でパニック発作に効きます。一方で定時服用を数週間以上 続けたら依存が生じます。 この2つのタイプの薬の特性をうまく利用し、SSRIが効くまでは安定剤で繋ぎ、SSRIが効いてき たら依存が生じる前に安定剤を減量していくわけです。

SSRIを速やかに増量して、改善後は速やかに減量するのがパニック障害の治療における薬物療法 の良手です。

相談者様は現在、ルボックスを1日75mg服用しているこ とになりますが、これでは量が足りないかもしれません。強い副作用が無いのであれば150mgまで増量されるべきです。

一方で、上述したようにレキソタンは、できれば常用は避けたいところです。
レキソタンは化学的にはベンゾジアゼピン系抗不安薬に属しますが、ベンゾジアゼピンは一般的に強い依存性と長期的な副作用があるため、長期的な使用は推奨されていません。
ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジ アゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60619

既に10年余に渡って常用されてきたレキソタンを中止するのは恐らくは極めて困難ですが、今後のことを考えるならば、ルボックス単剤で症状がコントロールされ、発作時の頓服としてのみレキソタンが使用されるようになるのが理想的です。

以上、ご参考になれば幸いです。
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質問者: 返答済み 4 年 前.


レキソタンは朝だけではどうですか?


止めたらどうなりますか?

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

レキソタンが1日2錠に増えたのは最近ですから、朝1錠に戻すことで離脱症状が現れる可能性は低いと考えます。
しかしそもそもパニック発作が現れるようになったために増量されたわけですから、前述のように、まず十分量のルボックスを使用し、ルボックスでパニック発作が抑制された後にレキソタンの減量が試みられるべきであると考えます。

レキソタンを、ある日突然中止したら、前回答の引用記事に載っていた離脱症状が起こる可能性が大です。
「ベンゾジアゼピンの長期服用は、上記した様々な症状を引き起こす恐れがある。しかし、急に服用をやめると、今度は様々な離脱症状が表れる。イライラ、不 眠、悪夢、不安増大、パニック発作、幻覚、抑うつ、強迫観念、攻撃性、集中力低下などの精神症状や、頭痛、筋硬直、皮膚がピリピリする感覚、疲労感、眼 痛、耳鳴り、光や音の過敏性、吐き気、嗅覚異常、月経異常などの身体症状だ。離脱症状の数や程度は、服用期間や服用量、個人差で大きく異なり、減薬は医師 に相談しながら慎重に進める必要がある」

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