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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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72歳の父親のことで相談です。  50歳前?からうつ病を(仕事やいわゆるあたり屋との交通事故などが原因で)発症

解決済みの質問:

72歳の父親のことで相談です。

 50歳前?からうつ病を(仕事やいわゆるあたり屋との交通事故などが原因で)発症しました。
今年の9月頃より、夜間眠らず、日中もずっと活動的で、同居の母親(70歳)も眠れず、休まる暇が ない
と困っております。物忘れが激しく、自分の物忘れに腹を立て、裸で壁を蹴るなど暴れるようです。夜中中起きていて、老人性の認知症による徘徊なのか?躁状態がそうさせているのか??20年前にも一度躁状態になり、手がつけられなくなったことがありました。
もともと、うつの状態が続いていたので、心療内科より睡眠剤をもらっていたのですが・・・。本人を目の前にして家族(母親)が医師に現状を相談できずにどうしたらよいのか困っています。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

お父様が服用されているお薬の名前と、それぞれの1日量を教えて下さい。

主治医には相談されましたか?

お父様に持病や常用薬があれば教えて下さい。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。
質問者: 返答済み 4 年 前.

こんにちは。


早速のご返信ありがとうございます。


 


不足分の情報です。


 


【服用中の薬・1日量】


 


・レスリン錠 25㎎ 1日3回


・エビリファイ 3㎎ 朝1回      ⇒9月11日より追加


・セロクエル 25㎎ 就寝前1回  ⇒9月11日より追加


・サイレース   2㎎  〃


・デパス     1㎎  〃  


 


 他に、逆流性食道炎があり、内服しているようです。


(※電話での聞き取りのため、薬の名前を聞き間違えているかもしれません。私は、車で40分のところに住んでおります。)


 


 主治医への相談についてですが、9月11日に心療内科を受診した際、


  ①現在の症状を伝え、お薬の変更


  ②簡単な認知症?のテストを実施


    ⇒自分の生年月日を言う。


    ⇒時計の針を10:10にあわせる。など


  ③入院させることはできないかとの相談して、断られたようです。


 


 受診後、薬の内容が変更してからは、1週間~10日ほどで少し落ち着いたようですが、また、最近になり夜間の行動や言動がおかしくなってきたようです。


 


次回は、11月10日ころ受診予定だそうです。


 


このままでは、母親の体調を崩してしまうのではないかと心配です。


 


 


以上です…よろしくお願いいたします。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

まず、何らかの事情で入院が難しかったのでとしても、この病状の患者様の外来受診間隔が2ヶ月も開くというのは、考えがたい対処です。週1回のペースで診察し、副作用の出方を見ながら鎮静をかけるためのお薬(この場合は恐らくエビリファイ、効かなければ他剤に変更)をすべきです。

20年前に躁状態を呈したことがあるとのことですが、その頃はお父様は50代前半ですから認知症は考えがたく、それはたしかに躁状態であったのだと考えるべきでしょう。
つまり、お父様の診断はうつ病ではなく双極性障害(躁うつ病)ということになります(生涯に一度でも躁状態を呈すれば躁うつ病なのです)。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
しかし経過中に躁状態が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。

躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。

躁うつ病の治療は薬物療法が中心で、気分安定薬と呼ばれる、気分の幅を一定に収めるお薬が用いられます。薬剤名としては、リーマス、デパケン、テグレトール、ラミクタールなどが気分安定薬にあたります。
これらのお薬は躁うつ病の躁状態にもうつ状態にも有効で、継続的な服薬を続けることで病相予防効果もあります。

お父様の処方は、躁うつ病に対して気分安定薬が使用されておらず、しかも抗うつ薬(レスリン)が用いられていますから、躁うつ病の治療としては全く的外れなものです。従って、いつ躁状態を呈してもおかしくなかったと言えるでしょう。

一方で、躁状態では記憶障害は起こりませんから、認知症の要素を考える必要もございます。これを、BPSD(認知症の行動・心理状態)と呼びます。
http://kaigoouen.net/knowledge/dementia/dementia_2.html

現在のお父様は、躁状態とBPSDが混在した状態にある可能性が大です。
現在通われている病院に入院させてくれるように働きかけるか、毎日でも外来診察するよう迫るべきでしょう。
エビリファイ(物質名:アリピプラゾール)の躁状態に対する承認用法・用量は「通常、成人はアリピプラゾールとして12~24mg(12~24mL)を1日1回経口服用する。なお、開始用量は24mg(24mL)とし、年齢、症状により適宜増減するが、1日量は30mg(30mL)を超えないこと」です。1日3mgでは効くはずがありませんし、レスリンを継続しているのではアクセルとブレーキを同時に踏んでいるようなもので意味がありません。

以上、ご参考になれば幸いです。
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