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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14313
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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こんにちは。母のパーキンソン病についてお聞きしたいと思います。 パーキンソン病は15年位前に発症してから、ここ最近

解決済みの質問:

こんにちは。母のパーキンソン病についてお聞きしたいと思います。
パーキンソン病は15年位前に発症してから、ここ最近転倒や幻覚がひどく毎日夜に激しくなるように感じます
幻覚については主治医の先生より寝るれる 様なお薬を出していただいたのですが、興奮状態の方が強いため寝ません。父は膀胱癌で入院中のため私がひとりで見ています。着替え、お風呂、トイレは介助をすれば一人でもまだできます。今後家での介助は難しいと考えていますが、お薬があっていないのかなあ~と思ったりしますのでアドバイスお願いします

シンメトレル錠50mg→朝昼夜2錠ずつ
マグラックス錠250mg→朝昼夜1錠ずつ
セロクエル25mg錠→朝、寝る前1錠ずつ
メネシット配合錠100→一日6錠分 
ビ・シフロール錠0.5mg→朝昼夜1錠ずつ
エクセグラン錠100mg→朝のみ1錠
メマリー錠5mg→夜1錠のみ
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。神経内科医 兼 精神科医です。

お母様の主治医は神経内科医でしょうか?

お母様のパーキンソン病の進行度(ヤール分類)を教えて下さい。

セロクエルを処方したのは主治医でしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。
質問者: 返答済み 4 年 前.


宜しくお願い致します


主治医は神経内科です。セルクエルは主治医の先生が9月から処方してくださいました。それには家族としてあまりにも寝ない日が続いたので寝れるようなお薬をお願いしたところ、アーテン錠2mg→朝昼0.5錠ずつとエフピーOD錠2.5→朝昼1錠ずつをやめました。


進行度は4度です。


あとここ最近すごくやせて骨が浮き出てそこを転んでぶつけるため全身あざだらけです。指の先も紫色になっています。


お忙しいところ申し訳ございませんが、入院や介護施設でのショートステイなども検討中ですので、できるだけ早めのご回答アドバイス、宜しくお願いします。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

ご返信・追加情報ありがとうございます。

 

抗パーキンソン病薬はパーキンソン症状に有効ですが、患者様の脳や体の状態や環境との相互作用で幻覚・妄想を引き起こします。

 

抗精神病薬(統合失調症のお薬)は、幻覚・妄想に有効ですが、副作用としてパーキンソン症状を引き起こします(もしくは悪化させます)。

従って、パーキンソン病の患者様で一定期間以上の病歴をお持ちの方の場合、幻覚・妄想の出現、それを抗精神病薬で治療した場合のパーキンソン症状の悪化は臨床の現場ではしばしば直面する課題です。

ただ、神経内科と精神科の協業により、これに対するあるていど有効な方策が考案されています。

【パーキンソン病治療ガイドライン2011】
第4章 非運動症状の治療
http://www.neurology-jp.org/guidelinem/pdgl/sinkei_pdgl_2011_14.pdf (163ページ参照)

 

ここで示されているアルゴリズムに従うなら、アーテン(抗コリン薬)とともにシンメトレル(アマンタジン)の中止されるべきです。

 

そこから先もアルゴリズム通りに薬物調整を続けるかどうかは、パーキンソン症状の治療を優先するか、精神症状の治療を優先するか、主治医やご家族の方針によって変わってまいります。

 

私見としては、病歴15年でヤール分類4度ですから、パーキンソン症状の大きな改善は望めない状態であろうと考えます。

むしろ、入院やショートステイ先の受け入れを良くするために、精神症状の治療に重きを置いてもよいのではないかと思いますので、エクセグラン(ゾニサミド)も中止し、メネシット(L-ドーパ製剤)中心の処方に整理するとともに、セロクエルの量を増量すべきであると考えます。

 

セロクエルは非定形抗精神病薬と呼ばれる、パーキンソン症状への悪影響が少ない抗精神病薬で、お母様のような精神症状の場合は、300~600mg/日以上の用量が必要になることが少なくありません。

 

抗パーキンソン病薬を減らすわけですし、影響が少ないセロクエルとは言え抗精神病薬を用いるわけですから、パーキンソン症状は悪化することが予想されます。

入院にせよ介護施設にせよ、その時のお母様の状態に合わせた治療環境を整えてあげる必要は確かにあるでしょう。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

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