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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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自分が不安神経症でないかと思っています。(予期不安) どのように対応して行けば良いか教えて頂けないでしょうか。もしくは、不安神経症でなく、他の病気ではないでしょうか等、ご意見お聞

質問者の質問

自分が不安神経症でないかと思っています。(予期不安)
どのように対応して行けば良いか教えて頂けないでしょうか。もしくは、不安神経症でなく、他の病気ではないでしょうか等、ご意見お聞かせください。

身長168cm
体重70kg
血圧120-80[昨日計りました] 
年齢28歳
性別男


まず私の症状についてですが、ある特定の環境下に置かれる と倒れるのではないかという不安が発生し、実際に倒れてしまう事があります。倒れない時もあります。

□特定の環境
①満員電車、満員でなくても座れ無かった場合や、特急、快速列車で逃げ場がなくなる閉鎖空間、飛行機は座っているので大丈夫です。エレベーターもすぐに目的地に着くので大丈夫です。
すごく長い数分乗ってるようなエレベーターはダメだと思います。

②会議室など、緊張感に包まれ、席を立ち難い時。
③結婚式中も同じく、逃げ場の内状況になりますので、ダメです。

□実際に倒れた状況
①目がかゆくて掻いていて、ふと鏡を見ると、白目が浮腫になっており、気持ち悪くて卒倒。
  これは予期不安からではなく、ただの貧血です。(人生ではじめて倒れる)
  ただし、小学校の頃、先生に怒られて貧血になりました。倒れはしなかったですが。

②長距離バスに乗り、車酔いし、吐きそうになったがトイレも付いておらず止めてもらう事もできず、座席で卒倒。

③結婚式でコメントを求められ、うまく言葉にできず緊張から卒倒。

④友人と食事に行くのに電車に乗り、「倒れたら嫌だなー」と思っていると気分が悪くなり、卒倒。

⑤通勤電車がトラブルで遅れ発生し、満員電車となり、途中で卒倒 。

この症状はここ7年ほどの事です。上記①~⑤の通り、はじめて倒れてから徐々に予期不安が強くなって来ており、今は電車に乗る事はできる限り避けています。必要になれば、各駅停車に乗るとか、確実に座れる時間にするようにしています。

このような事から、仕事にも支障が出ていますし、なんとか克服したいのですがアドバイスよろしくお願い致します。テレビで最近良く出ている「てんかん」も意識が無くなる病気だと思いますが、そういう病気なのでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

不安神経症と言う病名は最近は用いられません。

相談者様の場合は昨今の診断基準では広場恐怖と社交不安障害が当てはまる可能性が高いと思われます。

ただいま取り込み中ですのでのちほど詳しく説明いたしますが、ご質問があれば返信機能でお書き込みください。
質問者: 返答済み 5 年 前.

早々の対応ありがとうございます。


 


では、又後ほどのご連絡をお願い致します。


 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
お待たせしました。

まずてんかんの可能性ですが、鑑別すべき疾患の1つにはなりうると思います。「実際に倒れた状況」の①〜⑤を拝見する限りは、精神的な緊張と不安が引き金になっての意識消失であるようには思われますが、医療機関を受診されれば、てんかんの可能性を除外するために脳波検査が施行される可能性は高いと思われます。

次に、一般的にしばしば見られる用語の誤用ですが、「これは予期不安からではなく、ただの貧血です」「小学校の頃、先生に怒られて貧血」と用いられている「貧血」は正しくは自律神経の調節障害による失神(血圧低下)です。貧血とは血中の赤血球やヘモグロビンの不足のことを指します。先生に起こられて急に赤血球が減少することはありません。

まずここで、相談者様には病態の主軸を成す悪循環が存在することがわかります。
不安・緊張下で血圧低下・失神を来しやすい体質をお持ちである⇒不安・緊張が起こりやすい場面では「また卒倒してしまうのではないか」という予期不安が現れる⇒そういった場面になると予期不安が呼び水となって不安・緊張がさらに高まり、また卒倒する⇒また卒倒したことで予期不安が強まり、より強い不安・緊張が惹起されて、卒倒しやすくなる……
という悪循環です。

まず、これが相談者様のメインフレームだと言えるでしょう。

この「卒倒」自体は精神科疾患ではありません。頭書のてんかんの可能性も否定できませんが、十中八九、神経調節性失神でしょう。

【神経調節性失神】
http://www.inphs.gr.jp/symptom/clue.html
http://health.goo.ne.jp/medical/search/10611100.html

診断のためにはヘッドアップチルト試験という、大掛かりな設備を要する検査が必要ですので、大きな病院の循環器内科医に設備をお問い合わせの上で受診されることをお勧めいたします。

……と、ここで終わればよいのですが、相談者様の問題を複雑にしているのが、相談者様が、神経調節性失神の誘因となりうる不安を、通常の患者様よりも呈しやすい不安障害ーーかつて不安神経症と総称されていた精神科疾患を合併されている可能性があることです。
長くなりましたので、これらについては項を変えて続けることにいたします(回答にまとまった時間をいただきたかったのは、相談者様の問題のこの複雑さのためです)。

<つづく>
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
まず、現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における広場恐怖と社交不安障害(SAD)の診断基準を以下にお示ししておきます。
本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

【広場恐怖】

A. 逃げるに逃げられない(または逃げたら恥をかく)ような場所や状況、またはパニック発作やパニック様症状が予期しないで、または状況に誘発されて起きた時に、助けが得られない場所や状況にいることについての不安。広場恐怖が生じやすい典型的な状況には、家の外に一人でいること、混雑の中にいること、または列に並んでいること、橋の上にいること、バス、汽車、または自動車で移動していることなどがある。

B. その状況が回避されている(例:旅行が制限されている)か、またはそうしなくても、パニック発作またはパニック様症状が起こることを非常に強い苦痛または不安を伴いながら耐え忍んでいるか、または同伴者を伴う必要がある。

C. その不安または恐怖症性の回避は、以下のような他の精神疾患ではうまく説明されない。たとえば、社会恐怖(例:恥ずかしい思いをすることに対する恐怖のために社会的状況のみを避ける)、特定の恐怖症(例:エレベーターのような単一の状況だけを避ける)、強迫性障害(例:汚染に対する強迫観念のある人が、ごみや汚物を避ける)、外傷後ストレス障害(例:強いストレス刺激と関連した刺激を避ける)、または分離不安障害(例:家を離れること、または家族から離れることを避ける)。


【社交不安障害】

A.よく知らない人達の前で他人の注視を浴びるかもしれない社会的状況または行為をするという状況の1つまたはそれ以上に対する顕著で持続的な恐怖。その人は,自分が恥をかかされたり,恥ずかしい思いをしたりするような形で行動(または不安症状を呈したり)することを恐れる。

B.恐怖している社会的状況への暴露によって,ほとんど必ず不安反応が誘発され,それは状況依存性、または状況誘発性のパニック発作の形をとることがある。

C.その人は,恐怖が過剰であること,または不合理であることを認識している。

D.恐怖している社会的状況または行為をする状況は回避されているか,またはそうでなければ,強い不安または苦痛を感じながら耐え忍んでいる。

E.恐怖している社会的状況または行為をする状況の回避,不安を伴う予期,または苦痛のために,その人の正常な毎日の生活習慣,職業上の(学業上の)機能,または社会活動または他者との関係が障害されており,またはその恐怖症があるために著しい苦痛を感じている。

F.18歳未満の人の場合,持続期間は少なくとも6カ月である。

G.その恐怖または回避は,物質(例:乱用薬物,投薬)または一般身体疾患の直接的な生理学的作用によるものではなく,他の精神疾患(例:広場恐怖を伴う,または伴わないパニック障害,分離不安障害,身体醜形障害,広汎性発達障害ではうまく説明されない。

H.一般身体疾患または他の精神疾患が存在している場合,基準Aの恐怖はそれに関連がない,例えば,恐怖は,吃音症,パーキンソン病の振戦,または神経性無食欲症または神経性大食症の異常な食行動を示すことへの恐怖でもない。

<つづく>
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
まとめますと、相談者様は、不安によって失神を起こしやすい身体疾患と、特定の状況で不安になりやすい精神疾患を合併しておられる可能性が大です。

前者に関しては循環器内科で、後者に関しては心療内科で治療を受けられるべきでしょう。
JustAnswerでは個別の医療機関の推薦・紹介は行っていませんが、以下のサイトからSADの診療を行っている精神科・心療内科の検索が可能ですので、この中から受診先を決められるといいかもしれません(広場恐怖は他の不安障害に合併することが多く、SADの治療ができる医師ならば広場恐怖の治療もできるからです)。

【SAD(社会不安障害・社交不安障害)総合情報サイトSAD NET】
http://www.sad-net.jp/

【社交不安障害(SAD)情報サイト】
http://utsu.jp/sad/

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の神経科カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 5 年 前.


猫山様


 


詳細のご回答ありがとうございます。


自分の体の事が明確に把握出来ていなかったので、長い間もやもやがありました。


 


先生の診断を一つ一つ試して、自分の体を知り少しづつ治していければと思います。


 


ほんとうにありがとうございました。


 


 

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