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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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長年にわたり、父が自己愛性パーソナル障害の症状がありつつ同居しています。父は現在73歳になりました。 見た目よりは

解決済みの質問:

長年にわたり、父が自己愛性パーソナル障害の症状がありつつ同居しています。父は現在73歳になりました。
見た目よりはずっと若く見られ60代でも十分通用する容姿です。痩せてはいますが体も丈夫です。世間的には物腰の柔らかな善人として評価されていて、誰も人格障害とは気づいていないと思います。
しかし、定年となり一日中家にいる生活の中では、もろに障害があらわれていて3人の孫(中学生と小学生)とも
話がかみ合わず早くから一線を引かれています。長男である私が 話し相手にはなりますが、仕事も忙しく父には充分な時間には程遠いと思います。母はこれまでそんな父の言動、言葉のDVに耐えぬいてきました。

父は人から頼まれた仕事には全く興味がなく、満足にできません。自分が思いついた、頼まれもしない家事を考え出しては、失敗して時間とお金を浪費させます。車の運転も今は自粛していますが、依然は帰ってくれば、フロントがべコべコだったり、サイドがキズだらけだったりして、何があったのか聞いても「知らない、何もない」といいはり、あらためて車を見せるとびっくりした様子で自分ではないというのみ。
普段はノートパソコンに向かって撮りためた写真の整理をしたり、友人とメールをしたりしているようです。
パソコンも操作がいい加減で、毎月に1度は動かなくなり、業者にきてもらっています。
子供部屋に入っては、掃除をしてくれますがものを倒して、大事なものを壊したり、無くしたりして困っています。
他にも毎日様々な奇行に振り回される日々は続いています。

本人なりに皆に貢献しようとしていますが、すべて空回りでフォローが大変です。
本人には自覚がなく病院に行くことはできません。
高齢ですから、もうあきらめるしかないのかともおもっています。
ただ、治せるなら、治してあげたい気持ちもあります。

最近は更にしんどい様子で顔色はよくありません。本人が傷つかずに、治療できる方法があるでしょうか。
できれば、疲れ果てている母とせめて一週間でも離れて暮らせる方法がないか、お聞きしたいです。
父にも穏やかな暮らしができる環境がないでしょうか。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。精神科医です。
お父様が自己愛性パーソナリティ障害者であるという前提で回答しますが、特効的な解決方法はないでしょう。

人格障害は、「著しい性格の偏り」という程度の意味であり、狭義の病気ではありませんので、特異的な治療方法があるわけではありません。
「治療」を施す場合は、薬物療法を補助的に用いながら心理療法を行っていきますが、その目的は人格を矯正することではなく、その人格のまま当事者を何とか社会に適応できるようにすることです。
しかし、ただ心療内科に連れて行けばよいというものではなく、ご本人の治療意欲が必要です。ご本人が自分の人格の歪みを認め、向き合わなければなりませんので、「本人が傷つかずに、治療できる方法」はありえません。
仰るように、お父様のご年齢ではこうした形の治療に導入するのは難しいでしょう。

人格障害者に対する最善の接し方はできるだけ接しないようにすることです。

どうしても接するしかない場合は、以下の原則を頭に置いておかれるべきです。
パーソナリティ障害―いかに接し、どう克服するか」という本からの抜粋ですが。

・相手の嫌な側面のことは一旦問題にせず、賞賛してあげる。そうやって認めてもらい、その上で相手の偉大さを傷つけないように助言してあげると耳を貸すだろう。
・自己愛性パーソナリティの人を動かすには義務や道理を説くより、不安や嫉妬心、功名心を刺激する。
・自己愛性パーソナリティの人は基本的に小心で、嫉妬深く、負けん気が強いので、さりげなく行動しなかった場合に生じる、不利益な事態に触れたり、競争心をつつくだけで、有効な動機付けとなる。

要するに、ムチは無効なので、ひたすらアメを使い続けるという方法になります。

事ほど左様に、人格障害者というのは扱い難い人々なのです。

「疲れ果てている母とせめて一週間でも離れて暮らせる方法がないか」ということですが、これは旅行に出かける等の手段がありうるのではないでしょうか。

「父にも穏やかな暮らしができる環境がないでしょうか」――問題はお父様の内側にありますので、環境を変えてもあまり効果は無いと思われます。

以上、ご参考になれば幸いです。
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