JustAnswer のしくみ:
  • 専門家に質問
    知識豊富な専門家があらゆる質問にお答えするために常に待機しています。
  • 専門家が丁寧に対応
    E メールやサイト内オンラインメッセージなど、さまざまな手段で回答を通知。必要に応じてフォローアップの質問をすることもできます。
  • 満足度 100% 保証
    専門家からの回答を確認し評価をすることで、支払うかどうかを決めます。
猫山司に今すぐ質問する
猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
ここに 神経科 に関する質問を入力してください。
猫山司がオンラインで質問受付中

「デパスを飲むべきか、やめるべきか」 39歳男性会社員です。2年前にデパス(0.5ミリグラム)を飲むようになりその

解決済みの質問:

「デパスを飲むべきか、やめるべきか」
39歳男性会社員です。2年前にデパス(0.5ミリグラム)を飲む ようになりそのときは6ヶ月ほどで自然にやめれました。飲んでいるときは朝一錠のみ、あとは頓服的に必要な時に飲むといった感じでした。今回は今年の2月ごろから飲んでいます。飲む量は、朝0.5ミリの半錠、その後は頓服的です。平均は1日0.5ミリグラム一錠飲んでいると思います。飲む理由は軽い「不安神経症」的なものだと考えています。例えばちょっと頭が痛いと「脳の血管がきれるのではないか」ととても不安になります。肩こりや頭痛も酷くなります。交感神経が高まっているのが自分でも分かります。ただ不眠などはなく、日常生活、仕事ともに影響はありません。デパスを飲むとリラックスでき調子が良くなるので飲んでしまいます。
今は2月から比べるとだいぶ良くなってきているので、気合を入れればやめられそうな気がします。ただデパスを処方している医師は、「無理に辞めなくていいよ」と言っています。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
【「返信」「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使われてしまうユーザー様が少なくありません。回答にご不明の点がおありの場合は、まず「返信」機能でお問い合わせいただけますようよろしくお願いいたします】


おはようございます。猫山と申します。精神科医です。
ご記載を拝読する限りは軽い心気傾向がおありのようですね。

デパスは、強い依存性を有する薬物ですので、止められるものなら止められた方がよろしいかと存じます。もしも症状が続く・強くなるようであればSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)によって治療されるべきで、現在のようにデパスを主剤として治療を行うことがそもそも標準的な治療とは言えません。

デパスを含む抗不安薬の大多数が、ベンゾジアゼピン作動性抗不安薬に分類されます。
ベンゾジアゼピンをこのように無原則に使用できる国は先進国では日本だけです。このベンゾジアゼピン依存の問題は昨今では一般マスコミにも取り上げられ、社会問題化しつつあります。ただ、相談者様の主治医がそうであるように、処方する医師の側にこの依存性に対する認識が充分ではないことが問題でもあります。

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60619

過去に一度、断薬に成功されていますから、止め方については詳しく述べませんが、いきなり止めるのではなく、徐々に量や頻度を減らしていく「漸減法」をとることが断薬成功の秘訣です。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

お答えありがとうございます。


 


デパスの害についてはネットで調べてある程度は知っています。ただ私の主治医は「デパスには副作用はほとんどない」と信じています(苦笑)。


 


私が聞きたかったのは


「デパスを止める(減薬していく)時の身体へのデメリット」と「デパスの断薬に成功した際のメリット」を天秤にかけてどうかという事です。


 


私自身が前回止めた時よりも止めにくく感じていることと、おっしゃるように心気傾向があり、「病気ではないか」と思うと本当に「頭痛」や「耳鳴り」になります。


もちろん気合と根性で我慢することもできますが、その我慢することが身体に悪い感じもします。交感神経がずっと高まったままになってしまうことは、身体にとってどうなのかとも思います。


 


デパスの止め方に関しても詳しくご教授いただければうれしいです。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

ご返信ありがとうございます。

 

メリットとデメリットですが、デパスの1日平均服用量が0.5mgとのことですし、まだ服薬期間が半年程度ですから、断薬によるデメリットのうち、離脱症状に関しては、それほど大きなものだとは言えないでしょう。デパスを止めることによって心気症状が強まることはデメリットですが、上述のように、これは本来はSSRIによってコントロールされるべきものです。

 

心気症状をデパスの連用によってコントロールしようとすれば、デパスの耐性のために、次第に効果を得るために必要な用量が増えていく可能性があります。

相談者様「自身が前回止めた時よりも止めにくく感じている」のは、耐性や依存性が成立すつあることの徴候かもしれません。

この、次第にデパスの量が増えていき、止めるに止められなくなるような事態を未然に防ぐことができるのが、断薬の最大のメリットではないでしょうか。

 

止め方としては、上述のようにSSRIを中心とした治療を行い、それに森田療法的なアプローチ(基本姿勢は「不安があっても普通の生活」。つまり、身体の病気に関する不安があっても、学生ならば学校に休まず通って勉強し、会社員なら会社に行って仕事をするということです。家に引きこもっていると自分の身体に意識が向きやすくなるからです)を加えて、デパス服用以外の方法で心気症状をコントロールできるようになることがまず必要です。

 

相談者様がデパスを止める段階では、デパスそのものをゆっくり減量していくか、デパスをまずはもっと止めやすい長時間作用型のベンゾジアゼピン系抗不安薬に置換してから減量するという方法をとる必要があります。

幸 いデパスには細粒がありますから、0.1mg刻み、あるいは0.05mg刻みの減量が可能です。少し減らして、離脱症状が起こらないことを確かめ、も しも離脱症状が起きたら一段階戻ってその量に脳を慣らしてまた減らし……という方法を続けることで、デパスを減らしていくことが可能です。

また、デパスを他の抗不安薬に置換する場合、広く用いられているのはジアゼパム(セルシン、ホリゾン)です。
0.5mg のレキソタンと等価(同じだけの抗不安作用を有している量)のジアゼパムは約2mgになります。これもまた細粒を用いて、デパスを0.5mg刻み くらいでゆっ くりとジアゼパムに置き換え、然る後にジアゼパムを0.5mg単位で減量していくくらいが適切な減量幅かと存じます。

これらの方法をとるためには、デパスの剤形を錠剤から細粒にしたり、デパスを他の精神安定剤に置き換えるなど、主治医が処方箋上の操作を行う必要があります。
つまり、主治医に相談されて、協力を得られら方が、安全な減量が可能になります。

以上、ご参考になれば幸いです。

猫山司をはじめその他名の神経科カテゴリの専門家が質問受付中

神経科 についての関連する質問