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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14382
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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現在、自律神経失調症と強迫神経症(対人恐怖症)を抱えています。小さい時の環境が関係しているみたいですが、あがり症の基

解決済みの質問:

現在、自律神経失調症と強迫神経症(対人恐怖症)を抱えています。小さい時の環境が関係しているみたいですが、あがり症の基質を持っていたように思います。色々な事が有って、それを治そう治そうと小さい時から戦い続けて、神 経症がだんだん悪化してきました。結局、現在に至るまで何の根本的な解決はできなかったわけです。昨年の12月に早期退職して、現在は休職中ですが、それまで仕事していた時は、20年以上精神安定剤(セルシン)と抗不安薬(ベタマック)を飲み続けて来ました。その為に、昨年位から胃痛と耳鳴りが酷くなり、薬を飲みたくないが飲まないと仕事ができないと言うジレンマに苛まれていました。現在は仕事をしていないので、なるべく飲まない様にしているのですが、今度は離脱作用が激しくて、飲まないと非常な不安感に苛まれたりします。現在、薬を飲まないで普通に生活する事が厳しい状況で、本当に死にたい程苦しい時には、デパスとワイパックス、ドグマチールを状況に合わせて選んで飲んでいます。これからまた再就職と言う事を考えると、これからは薬を飲まずに仕事がしたいと思っていますが、薬以外に症状を軽くする方法が有れば教えて下さい。また、日々の生活で心掛ける事が有れば教えて下さい。どうぞ、よろしくお願い致します。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

どこから指摘するべきかわかりませんが、相談者様はこれまで正しい診断や治療を受けてこられなかったように思われます。

まず、自律神経失調症の診断が付いている時点で変です。

日本心身医学会では「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」と自律神経失調症を暫定的に定義しています。強迫神経症と対人恐怖症という診断を並列で受けられているのであれば、、「顕著な精神障害のないもの」という除外基準によって自動的に自律神経失調症の診断は付けられないことになります。


また、ベタマック(=ドグマチール)は強迫神経症にも対人恐怖症にも効きません。

セルシンを20年間服用させ続けるという処方は正気の沙汰ではありません。間違いなく依存症が生じるでしょう。

デパスとワイパックス、ドグマチールは「状況に合わせて飲み分ける」ようなお薬ではありません。

結局、相談者様は、もともとの症状は良くならず、不適切に用いられたお薬の離脱症状に悩まされるだけ、という結果に陥られています。

精神科や心療内科を標榜する医師に治療を受けられてきたのでしょうか?

強迫神経症にも対人恐怖症に関して申し上げれば、行動療法のような「薬以外に症状を軽くする方法」は存在しますが、事ここに至ってしまっては、「薬を飲まずに仕事がしたい」のではなく、「正しい薬物療法を受けながら仕事をする」ことを考えられたほうがいいでしょう。

対人恐怖は現在は社交不安障害(SAD)と名前を変えて、選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と呼ばれる薬物を中心とした治療法の有用性が示されています。
恐らく現在かかられている主治医に、近代的な精神科診断学や精神科薬物療法についての知識はありませんから、専門医のいる医療機関に転院されて、少しでも適切な方向に治療を修正されていくべきではないかと考えます。

以下に社交不安障害のポータルサイトを2つお示しします。
両サイトとも、
社交不安障害を診療可能な医療機関の検索が可能です。

【SAD(社会不安障害・社交不安障害)総合情報サイトSAD NET】
http://www.sad-net.jp/

【社交不安障害(SAD)情報サイト】
http://utsu.jp/sad/

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
以前にSSRIの薬を処方されましたが、何も変化が無かったので、飲むのを止めました。まだ、ワイパックスとかデパスの方がすぐに効果が現れて、効いた感じがします。SSRIの場合は少し飲み続けないと効かないのでしょうか?現在、ラフマエキスを飲んでいますが、薬程効きませんが、少しやる気と安定性が出てくるように思います。今までの薬は、止めた後必ずかなりの不安感が増幅される様な気がします。どうぞ、よろしくお願い致します。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

ご返信ありがとうございました。

そして、ご返信を拝読して、相談者様がここまで、本当に、お薬や治療方針についての適切な説明を受けられてこなかったのだということがわかり、お気の毒になりました。

 

強迫神経症や対人恐怖症は、現在の診断基準の中では、不安障害というカテゴリーでひとまとめに扱われています。

不安障害の標準的治療は、薬物療法と行動療法の組み合わせです。
薬物療法はSSRI(選択的セロトニン再取り込阻害薬)と呼ばれる抗うつ薬/抗不安薬と精神安定剤(ワイパックス、デパス)の併用で開始し、SSRIを増量しつつ、次第に安定剤を頓服薬にするなどして減らしていきます。

 

SSRI は服用を開始して十分量に増やしてから有効性が現れるまでに数週間(6~8週間が目安です)かかります。今日飲んだら明日効くというタイプのお薬ではないのです。
一方で安定剤は、相談者様が感じられているように、飲めばその時その時で不安に効きます。しかし安定剤を数週間以上連用したら依存が生じます。


この2つのタイプの薬の特性をうまく利用し、SSRIが効くまでは安定剤で繋ぎ、SSRIが効いてきたら依存が生じる前に安定剤を減量していくわけです。

SSRIを速やかに増量して、改善後は速やかに減量するのが不安障害の治療における薬物療法の良手です。

 

相談者様は、その時その時の不安に対処することに腐心され、中長期的な治療を見渡しての薬物療法や行動療法は行われず、それぞれのお薬の利害得失も説明されないまま20年以上が経過し、現在はデパスやワイパックスの依存症にも陥っているようです。

 

繰り返しになりますが、事ここに至ってしまっては、「薬を飲まずに仕事がしたい」のではなく、「正しい薬物療法を受けながら仕事をする」ことを考えられたほうがいいでしょう。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

質問者: 返答済み 5 年 前.
更なるご回答有難う御座います。現在は、ほとんど薬を飲まないで生活する様にしています。以前はそう言う事は無かったのですが、20年近くも安定剤を飲んだせいか、薬を飲んだ時は良いのですが、その後の胃痛と不安感がかなり辛く成ります。先生がおっしゃる行動療法について は、今年に成ってから森田療法も勉強して、発見会とかも毎月参加しています。不安はあるがままに、何が有っても自分を責めないと言う思考回路に成るのには、まだまだですが、以前よりも少しは良いのではと思います。この症状は、自分に与えられたカルマで私の一生で乗越える事がテーマに成っている事みたいです。かなり辛い修行ですが、神は人生に乗越えられない試練を与えないはずなので、最終目標に辿り着けるように精進していきたいと思います。すみません。最後は、人生論に成ってしまいました。有難う御座いました。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
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