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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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パニック障害に依る症状と思われるカラ嘔吐(エズキ)がひどく、満足に睡眠・食事もとれません。 何か有効と考えられる処方、対策等あれば是非ご教授願頂きたく宜しくお願い申し上げます。

解決済みの質問:

パニック障害に依る症状と思われるカラ嘔吐(エズキ)がひどく、満足に睡眠・食事もとれません。
何か有効と考えられる処方、対策等あれば是非ご教授願頂きたく宜しくお願い申し上げます。

西湘 判示絵師
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

少し補足情報を下さい。

■差し支えなければ、相談者様のご年齢と性別を教えて下さい。

■差し支えなければ、相談者様のご職業を教えて下さい。

■パニック障害は、精神科や心療内科にかかられた上で付いた診断でしょうか? 投薬を受けられている場合、その内容と1日量を教えてください。服薬は可能ですか?

■ご記載の症状はパニック障害としては典型的なものだとは思えませんが、精神科/心療内科主治医はどのような見解でしょうか。

■この件で消化器内科は受診されていないのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
宜しくお願い致します。
投稿は父親である私ですが対象者は娘38歳無職です。発症は2009年1月頃で即医院に駆け込み、その時点でパニック障害と判定されました。初期は激しい動悸・不安・交通機関乗車不可、時として自殺願望やらが有りましたが、漸く此処2年ばかりは落ち着き始めたと思っていた矢先きに昨年の大震災、愛犬の不慮の死が引き金になったか?カラ嘔吐が発症してしまいました。最近はカラ嘔吐 のありなしの間隔も短く激しさも増しています。先の医院の先生判断はストレスの原因を無くさねば止まない!との診断で特に消化器系の処方は現在ありません。手前どもは昨年掛かり付けの内科医に受診、薬剤一日ムコスタ3錠/ザンタック1錠を処方されましたが効能はありませんでした。パニック系の抗不安・安定剤としてメデポリン3錠/メデタックス2錠/ミルナシプラン2錠/頓服薬としてパルギンを服用し睡眠導入剤としてロラメットを1〜2錠飲んでいます。尚、漢方薬 半夏厚朴湯もエズキに効くと聞き二ヶ月ばかり服用続けていますが・・・。追加?の服用も可能と考えています。以上で宜しいでしょうか? お願いします。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

もう少し訊かせてください。

■差し支えなければ、ですが、お嬢様が無職になられたのはパニック障害が原因でしょうか? それ以前の社会適応は良好だったのでしょうか?

■パルギンを服用されたあとは
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
■パルギンを服用された後はカラ嘔吐は改善するようでしょうか?

再度確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.
お答えします。 大学が美術系故、卒業時点から職に就く考えはあまりありませんでした。が、現在は何らかの仕事を!と思っている様です。パルギンは昨夜久し振りに服用しましたが効果はありませんでした。私がみて空腹時、睡眠不足時に嘔吐が多いように思われますが・・・・。
質問者: 返答済み 5 年 前.
追加項目として、社会適応力は普通と思います。積極的に何事にも挑戦し、友人も多くは無いもののかなり専門的部分に於いて親密にやりとりする方々がおります。
かさねてパルギンの事ですが、特に顕著と見られる改善はみられません。
以上宜しくお願い致します。
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
何度も確認ありがとうございます。

プロフィールにもあります通り、私は精神科と神経内科の両方のトレーニングを受けてきましたが、ここまでいただいた情報を元にもし自分がお嬢様の診察計画を立てるのであれば、まず神経内科方向からのアプローチを考えると思います。
念のためですが、神経内科は心療内科とは違う科で、脳神経外科の内科版と考えていただくとわかりやすいかと存じます。

「カラ嘔吐」は「からえずき」とも言い、医学的には「嘔吐反射の亢進」と呼びます。
嘔吐は、延髄にある嘔吐中枢が興奮することで発生する生理現象ですが、この延髄に刺激を与えるような薬物を服用していたり、延髄に圧迫が加わるような構造物(端的に言えば脳腫瘍です)があった場合に、その症状として、嘔吐反射が頻繁に起こります。

一方で、心理的要因による嘔吐反射亢進も知られていて、こちらは歯科領域でしばしば問題になります。
嘔吐刺激を引き起こしそうもない口腔内の浅い部位に器具が触れただけで嘔吐反射が起こる患者様が一定数おられるのですが、これは歯科恐怖症(デンタルフォビア)と関連した症状であると考えられています。
つまり、心理的要因で嘔吐反射が起こることもありうるということでなあります。

しかしながら、お嬢様の場合は心理的なストレスとは関係なく嘔吐反射が起こり、精神安定剤によって改善せず、「間隔も短く激しさも増して」いるとのことですから、これがパニック障害の症状の1つである可能性はあるにせよ、それ以前に嘔吐を起こすような身体疾患の検索が十分に行われるべきでしょう。

まず、嘔吐反射の亢進に関して、延髄に器質的な病変が無いことを確認するために神経内科か脳神経外科を受診され、同部位のMRIを受けられるべきでしょう。

脳器質的な問題が無ければ、次に内科的な検索を受けられるべきです。胃や腸の内視鏡検査を行うとなると全身麻酔が必要になるかもしれませんが。
嘔気の原因になりうる代謝性疾患についても検索が行われるべきでしょう。

ここまで調べて何もみつからなければいよいよ精神科的な問題として嘔吐反射の亢進を取り扱うことになります。
「ストレスの原因を無くさねば止まない」のでは一生止まりませんから(震災が無かった個kとになるわけもありませんし、犬も生き返りません)、私であれば、これをパニック障害の考えるのであれば、トレドミンを増量するかSSRIと呼ばれる他の系統のお薬に変えて最高用量まで増量するとともに、制吐剤を十分量併用するだろうと思います(トレドミンやSSRIはそれ自体が嘔気を引き起こす副作用をもっているからです)。
メデポリンやメデタックス、パルギン、ロラメットといったベンゾジアゼピン系の安定剤・睡眠薬は、依存性が強いのでこれ以上はあまり増やしたくないところですし、パルギンが無効であるとのことですので、私ならば、セロクエルという抗精神病薬をごく少量、睡眠薬がわりに寝前投与するだろうと思います(海外では不安障害やうつ病の治療薬として用いられており、制吐作用もあり、依存性がありません)。

お嬢様の症状を見て身体疾患の検索を考えないのはどうかと思いますし、仮に精神科的な問題なのだとしても、「ストレスの原因を無くさねば止まない」と言って何の手立てを講じないのは正直、主治医の手腕やセンスに疑問符を付けざるをえません。
神経内科や内科で身体的疾患がみつからなかったとしたら、その後の精神科的治療は他院で受けられることも検討された方がいいようにも思います。

以上、ご参考になれば幸いです。
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