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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14291
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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猫山司がオンラインで質問受付中

私は電子機器関連中堅企業の社長をしています。 株式会社の雇われ社長ですが、創業当時から蓄積された負の遺産の処置やら、

解決済みの質問:

私は電子機器関連中堅企業の社長をしています。 株式会社の雇われ社長ですが、創業当時から蓄積された負の遺産の処置やら、海外拠点の整理・清算やら 多くの課題がありました。 何れの課題も即断即決の判断と対処が必要で、人には言えませんが自分では本当に頑張って来たと自負(この自負が問題だともいますが)しているところがあります。 こんな中で、次世代に引き継ぎたいと今準備していますが、その中で過去 の負の遺産形成に繋がるような甘い選択の発言や申請があると怒り狂います。
実は此の怒るのは自我欲の精神病ではないかと考えています。 自分は此処までやって来た!と言う うぬぼれが、このようなことを言わせていると思うのです。 冷静に見て、自己主張の強い癇癪持ちと言わざるを得ず、このようにならない精神修養と治療を受けたいのですが、専門家をご紹介いただけますればありがたく、よろしくお願い致します。 還暦をやがて迎える社長業からです。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

「精神修行」となると医療者が扱う治療の範疇を超えていますが、物事の受け取り方やそれに対する半ば自動的な感情的な反応(癇癪)をある程度コントロールできるようになるかもしれない治療法はあります。
認知療法と呼ばれるものです。

ただし、性格を大幅に変えることは不可能ですし、実施医療機関はご自分で探していただかなければなりません(JustAnswerでは特定の医療機関の紹介は基本的にはしていません)。

また、前提として、相談者様の問題が性格的なものであって(「自我欲の精神病」という考えはありません)、例えば躁うつ病のような狭義の精神疾患のために癇癪が起こっているものではないと理解しています。

それでよろしければ認知療法を中心に説明・回答いたしますが、いかがいたしましょう?
質問者: 返答済み 5 年 前.

  此の度は大変お世話になります。 改めて、仰る通りだと思いました。

仰せの認知療法を中心とした説明・回答をお願い致します。 以上、よろしくお願い致します。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

了解しました。ご理解いただきありがとうございます。

 

認知療法という精神療法の根底にあるのは、周囲の環境を変えられなくとも、自分が周囲を理解する(認知する)方法を変えればストレスは軽減される、という思想です。
よって、相談者様がおかれた状況、今回の癇癪持ちを治したいというご要望には合っているのではないかと思います(無理にポジティブシンキングをしろという治療法ではありません。念のため)。
 
人間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し、帰属させているなど 「認知」しているのであって、その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっています。
認知療法では、そのため、誤解や思い込み、拡大解釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、結果として様々な嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定しています。
不快な気分や 不適切な行動の背景として「考え方」つまり「認知」に着目し、この不都合な認知⇒気分の流れを紙などに書いて把握すること、また、それらに別の観点を見つ けるべく紙に書いて修正を試みる事が認知療法の根幹になります。
 
ステレオタイプな認知の歪みによって生じる考え方の癖を認知療法では「自動思考」と呼びます。
相談者様の場合は、過去のご自分の経験が現在のエピソードに影響を与えて、理性的な判断が差し挟まれることなく怒りが生じる自動思考が形成されてしまっているのだと思われます。
 
認知療法では認知の歪みに対し、反証や多面的解釈を生み出す手助けをします。このように自らが認知を修正することによって、身体反応が軽減したり、苦しみの少ない方向に情動が変化したり、より建設的な方向に行動出来るようになったりするとの説があります。
 
認知療法を受けるには、インターネットなどで検索してこの治療法を行っている心療内科やカウンセラーを探す必要があります(昨年から認知療法は保険がきくようになりました。厚生労働省がこの治療法の有効性を認めたということですが、保険の対象となるのうつ病の患者様だけです。相談者様の場合は、医療機関を受診された場合は自由診療ということになります)。
 
もっとも、相談者様のように、健常な方が認知療法的な思考方法を身につけるためには、一般の方向けの書籍がたくさん出版されていますから、それを読み、独習するだけでも一定以上の効果が期待できます。
 
こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳
 
心のつぶやきがあなたを変える―認知療法自習マニュアル
 
あたりが推薦図書です。
どちらもうつ病の治療を念頭に著されたものですが、認知療法のエッセンスが学べる良書です。
 
人間、すぐに変われるものではもちろんありませんが、より良くあるべき努力は続ける必要があるでしょう。
 
ただ、変化を実感できるようになるためには一定の時間は必要かもしれません。
認知療法的なアプローチはその一助になると思うのですが。
 
以上、ご参考になれば幸いです。
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