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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私は長年パニック障害で悩んでいます。現在服用している薬は、「パキシル・ワイパックス」です。ここ10年あまりは、発作は

解決済みの質問:

私は長年パニック障害で悩んでいます。現在服用している薬は、「パキシル・ワイパックス」です。ここ10年あまりは、発作はでていませんが「ワイパックス」を辞めると不眠・不安が出て外出できない状況になるので、服用を継続しています。テレビで見ましたが「光トポグラフイ-」でうつ病などの診断が出来るらしいのですがパニックについても可能なのでしようか?自分でも治っているのか、薬の依存なのか良く分かりません。確定診断の方法があるのでしょうか?
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
昨日のNHK 特集の反響は大きく、多くの問い合わせをいただいていますが、残念ながらパニック障害は光トポグラフィでは診断がつきません。

ご記載を拝読する限りは、相談者様の診断は「広場恐怖を伴うパニック障害」で、かつ精神的、身体的に薬物依存が生じている、ある種の典型例のように思われます。

治療では、薬物療法だけではなく、行動療法的なアプローチも受けられましたか?
質問者: 返答済み 5 年 前.

今までに行動療法的なものやカウンセリングなど一切受けておりません。この薬物依存の解消には、どの様な方法があるのでしょうか?私は神戸市東灘区に在住しております。年齢67歳男性です。

この近辺で適当な医療機関はご存知ありませんか?今通院している病院は「大原こころのクリニック」です。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
少しこつが必要です。

回答の続きは夕方以降とさせてください。ご理解いただけますと幸いです。
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専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
お待たせしました。

まず、教科書的なことを申しあがれば、パニック障害の薬物療法の定石は、まずSSRI(パキシルなど)と呼ばれるカテゴリーの薬剤と安定剤(ワイパックスなど)を適切に用いて発作をコントロールすることです。

平素は発作が起こらなくなってきたあたりで、行動療法を並行して行います。

ここでは、もっとも多く見られ、説明もしやすいので、「1人で電車に乗れるようになる」ことを目標とした例をあげますが、これを患者様ごとにアレンジしたものが行われます。

具体的には、以下のように行います。

安定剤を飲んだ30分後に空いている時間帯に各駅停車に1駅分、誰かと一緒に乗る。
⇒これで発作が起こらなければ、同じ条件で2駅分乗る
⇒やはり発作が起こらなければ、安定剤を飲んだ30分後に各駅停車に2駅分、1人で乗る
⇒安定剤は飲まず、しかし持参して(水なしでも安定剤を飲めるようにしておくと便利です。できなければペットボトル持参)、発作の予兆があったら服用することにして各駅停車に2駅分、1人で乗る
……というふうにステップアップしていきます。

元も子のない、というか、ある意味わかりやすいアプローチではないでしょうか。

これを行動療法的アプローチといいます。行動療法で大切なのは「成功し続けること」です。

電車に乗ってパニック発作が起こると、次に乗るときも「また発作が起きるのではないか?」と無意識に思ってしまうでしょう。

これを「予期不安」といいます。

予期不安はパニック発作の呼び水となり、発作を起こしやすくします。そのような状態で電車に乗れば、またパニック発作が起きてしまいます。
すると、「やはり電車に乗ると発作が起きるんだ」という確信が深まってしまい、その次に電車に乗る時の予期不安をより強いものにし、より発作が起こりやすくなります。
このようにして条件反射の悪循環が生じ、電車に乗るのが怖くなってしまうのです。

行動療法はこの循環を逆に回し、電車に乗っても発作が起きない経験を積むことで予期不安を小さくしていきます。

薬物療法だけではなく、行動療法も指導してくれるような心療内科/精神科に通われるのがベストです。パニック障害のような病気は、治療が進むにつれて医者や薬の果たす役割は減っていき、患者様自身の病気との向き合い方が重要な要素になっていくのが本来の治り方です。

関西は特にその傾向が強いのですが、薬物療法を始めるに当たって、それを以下に止めるかという「出口戦略」を持たずに処方を始める精神科医が多数派です。
10年以上も発作が無いのに薬物療法を継続しているというのは、欧米基準では考えられません。
実際、保険医療上そんなことが許されるのは先進国の中では日本だけです。

もしも薬物依存の診断、依存があった場合の解消をお望みならば、神戸ならば下記病院の土曜日の外来担当のYS医師の外来を受診されることをお勧めします。

北野坂病院
〒650-0002
兵庫県神戸市中央区北野町4-10-19
078-222-1621
http://www.kitanozaka.jp/index.html
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