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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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5年前から、自律神経の病で漢方薬を飲みつづけています。最近になって右足ふくらはぎがいきなり燃えるように熱くなります。

質問者の質問

5年前から、自律神経の病で漢方薬を飲みつづけています。最近になって右足ふくらはぎがいきなり燃えるように熱くなります。なでると熱さはなくなりますが、暫くするとまた同じ症状になります。亀田病院に月1回通っていますが自律神経のせいだとしか言われません。車から降りたとき頭が膨張したような気持ち悪さや立ちくらみもあります。この病はやはり自律神経のせいだけなのでしょうか。不安です。漢方は大柴胡湯と桂枝茯苓丸を服用しています。59歳千葉県在住
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.

こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

 

「自律神経失調症」という診断からして眉に唾をつけて考えられてみるべきでしょう。
実のところ、自律神経失調症はこの世に存在しない、もしくは日本にしか存在しない病気です。

日本心身医学会では「種々の自律神経系の不定愁訴を有し、しかも臨床検査では器質的病変が認められず、かつ顕著な精神障害のないもの」と自律神経失調症を暫定的に定義していますが、国際的な精神疾患の診断基準である「精神疾患の分類と診断マニュアル(DSM)」では、自律神経失調症に相当する疾患の記載はありません。

実際に、他科で「自律神経失調症」と診断された患者様を精神科医が診察すると、うつ病やパニック障害、適応障害などの診断が付くことがほとんどです。

結局、自律神経失調症は、「不定愁訴」を訴える患者様を診察した一般身体科医が、検査によって所見が得られず、診断を付けられなかった場合に、自分と患者様を納得させるために用いる「診断のごみ箱」的病名として用いられている傾向があります。この場合、弱めの精神安定剤や眠剤、漢方薬の投与でお茶を濁されることが大多数ですが、背後に隠れているかもしれない精神疾患の改善にはつながりません。
従って、一般身体科で自律神経失調症と診断された場合は心療内科/精神科を受診して、精神科疾患の有無を確認すべきでしょう。

 

亀田病院が何科の病院なのかは存じませんが、相談者様は精神科/心療内科の受診には抵抗がおありですか?

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