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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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質問者の質問

私は9月初めにクーラーをかけて寝て風邪を引き、いままでまだぐずぐずしており、まだ完治しておりません。咳も痰も少しあります。         
その結果困ったことが起きました。
私は自律神経がおかしくなったと思っていますが、症状はすぐ汗をかくことです。一日に下着を10回も変える始末です。体温も36度5-6分が、かあーと熱くなると、36度8~9分になります。
食欲はやや落ちています。便通はまず普通です。
年齢88歳 男性です。田中謹之助。 趣味はゴルフと運転です。東京都練馬在住。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医 兼 神経内科医です。

相談文を読むだけでもお困りのご様子が伝わってきます。ただ、もう少し我慢されれば少しずつ調子は回復してくる(体温の調整がうまくいくようになる)のではないかと思います。

今年の8月下旬から9月上旬にかけては日によって寒暖の差が激しく、その日その日で衣服も夏物を着たものやら秋物を着たものやら迷うことが多い毎日でした。
夜と昼の気温差も大きく、日中暑かったのでクーラーをかけて寝たら夜中に寒くて目が覚め、風邪を引いていたという、相談者様と同様のアクシデントに遭われた方がたくさん見受けられました。

私の外来にも、そのような気温差についていけず、自律神経のバランスを崩された方が複数受診されましたので、今年のあの時期の気温変化の大きさは特別だったのかもしれません。
ちなみに私の外来を受診された患者様は女性と高齢の方が大多数でした。
もともと体温調節がうまくいかない方々には堪えた「季節の変わり目」だったようです。

人間は暑ければ汗をかいて気化熱で体温を下げようとしますし、寒ければ血管を収縮させて体温を逃さないようにします。こうした働きを自動で行ってくれるのが自律神経です。

自律神経はまた、季節によって機能のシフトチェンジをし、体温調節に関しては、夏には汗をかいて体温を下げる方向に、冬には血管を収縮させて体温を逃さない方向へと大枠の方向性を決めてしまう傾向があります。
季節の変わり目に体調を崩される方が多いのはこのためで、冬シフトしたと思えば小春日和になったり、夏シフトにしたと思ったら寒い日があったりで、ギアチェンジがなかなかうまくいかないことがあるのです。

高齢になればなるほど体温調節機能は衰えるため、季節の変わり目の自律神経の失調は起こりやすくなります。
相談者様の場合、恐らくは8月の下旬から、若干の体温調節の困難は起きていたのではないかと推察します。

そこへきてクーラーをかけた環境下で風邪を引いたことで体温調節機構が大きく調子を狂わせたものと思われます。

ご存知かもしれませんが、風邪を引いた際に熱が出るのは、体温を上げて風邪の原因となっているウイルスを撃退するための身体の防衛機構です。
相談者様の風邪はまだ治られていないということですから、この防衛機構は依然発動中であるはずです。
そこへきて自律神経系の失調が起きているために、微熱程度の体温の上昇にも過敏に反応して過剰ともいえる発汗が起きているものと思われます。

寝ている間に汗をかき、着替えることもできずに体が冷えてしまうことで風邪が長引き、悪い状態が長引いてしまっている可能性もありますが、まずはこの風邪を治して体温中枢の防衛反応を停止させることです。

そうすれば、後は自然と自律神経症状は治まっていくはずです。
なぜならばそろそろ寒暖の差が落ち着き、11月後半ともなれば冬が到来し、気温差が小さくなっていくからです。
いったん気温変化が治まってしまえば、自律神経の体温調節機能は冬型へと変わり、汗はかかず、血管を収縮させるモードにシフトチェンジします。
多くの場合はこれでいったんリセットがかかって、来春からは元通りの体温調節に戻るはずです。

もし戻らなければ、これは9月の風邪をきっかけとして本格的に自律神経失調症を発症してしまった可能性がありますので、心療内科を受診されることをお勧めします(その危険性は低いとは思いますが)。

ただ、例えば甲状腺の病気などで暑がりになり、汗をたくさんかくようになることもありますので、いちど内科を受診しておくと安心かと存じます。

以上、ご参考になれば幸いです。
いますこし寒暖の差が大きい季節が続きますが、どうかご自愛ください。

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