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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 神経科
満足したユーザー: 14345
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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質問者の質問

はじめまして。
悶々・鬱々とした日々が長引いてしまっているので
ご相談申し上げます。

私は2年半前に結婚し、実家のある名古屋から広島に転勤しました。
主人は2歳年下のキャンドルメーカーの営業、私は銀行で営業の仕事をしている32歳です。

主人とは交際期間8か月でのスピード婚でした。
結婚後は生活時間帯のすれ違いで、
最近は日頃のコミュニケーションもままなりません。
平日の朝は私が出かけた後に主人が起床し
夜は私が就寝した頃に主人が帰宅し
「おはよう」「おやすみ」などあいさつの言葉も交わせない日常です。

お互いの職業柄、生活時間帯が合わないのは当初から覚悟はしていましたが、
せめてもと思 い晩御飯の支度だけは欠かさず
唯一同じものを口にすることを心がけてきましたが、
最近では帰宅時間が遅いのと私の家事負担を軽減したいとの理由で
その食事も「いらん」と言われてしまいました。

晩御飯の支度は私も負荷を感じていましたが
それでも夫が必要として食べてくれるなら、と
乗り越えて行くつもりでした。
ところが夫は「いらん」の一言。
私はそれまで不要なことをしてきたのでしょうか。
聞いてみても「作ってくれたらうれしいけどそんなに疲れることならいらん」と
身も蓋もない言いようで。
思いやりのない口ぶりに虚しさだけが募ります。

私は姉がおり女姉妹で育ちました。
父は13歳のときに病死し母と3人で苦労してきたことが多かったと思います。
その分、家族に対しての愛情が強く、
結婚後は夫とは強いきずなで結ばれたパートナーでありたい、
というのが私の唯一の願いでした。

ですがこんな生活が2年半も続くと
私の願いと現実があまりにも乖離していることにただ思い知らされるばかりで、
子作りや将来のことはおろか、
週末の予定すらも話せない状況に落胆するばかりで
結婚当初よりも希薄な関係になっているのではないかと不安になり、焦るばかりです。

また他の土地での土地柄、人柄に
私の不器用な性格ではなかなか順応できず
母に仕送りをしているため金銭面でもあまり自由が利かず
仕事の人間関係や必要な人間関係も構築できず
八方塞がりな状況で
なかなか自分を解放してあげられることができません。
次第に人と接することも億劫になり
営業という職業柄、このままでは仕事さえもできなくなるのではという
恐怖をも感じています。
ネガティブ・スパイラルな思考回路を
どう乗り越えていったらよいのでしょうか。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 神経科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

ご記載を拝見する限り、相談者様はかなりのところ客観的かつ正確にご自分の状況を把握されているように拝察します。
成育歴を背景に期待するようになっていた家庭像と現在のご主人との生活との乖離が大きな問題であることは仰る通りでしょう。

見知らぬ土地への順応や金銭的な制限などもその通りなのでしょう。

ネガティブ・スパイラルに陥っているというのは、私もそう思います。

ご記載の中でのキーワードは「虚しさだけが募ります」「人と接することも億劫になり」「突然胃痙攣や頭痛などになる」「わきの下の発汗」「職場の人間関係や、夫の身内などには どうも身構えてぎこちなくなってしま」う、といったところでしょか。

問診じみた質問になってしまいますがいくつか確認させてください。

1) 眠れていますか?
2) 食欲はありますか?
3) 家事や仕事の能率は以前と変わっていませんか?
4) 趣味や、ご友人との会話などは楽しめますか?
5) この問題について相談できる相手はいますか?

まず、上記5点について教えていただけますと助かります。
質問者: 返答済み 5 年 前.

早速のご連絡ありがとうございます。

ご質問いただいた項目ですが、

1)毎日6-7時間は睡眠をとっています。

2)食欲は十分にあります。

3)家事はようやく慣れてきたので問題なしです。

 仕事については、あまり成果があがらずスランプの状態で

 以前よりも決断力、行動力、モチベーションの低下をはっきり認識しています。

4)趣味は旅行でしたが、最近は夫とコミュニケーションがままならず

 機会はめっきり減りました。夫と話すことは家事の分担、夫の両親や親族の話題に

 偏っていて楽しい会話はまったくできません。

 田舎で何かと夫の両親の耳に情報が入りやすく

 義母は何かにつけてキレやすい性格であること、

 名古屋の母や父親代わりに支援してくれた

 おじが重度の心筋梗塞の後遺症で廃人のような生活をしていることなどが

 気がかりで毎月、実家に様子を見に行くためその交通費の捻出もあり、

 母への仕送りとで金銭のやりくりが厳しく、将来の貯蓄は全くできずにいます。

 そのため会社仲間との飲み会や親しい人をつくることに積極的になれず

 ついセーブしてしまい今は会社でも浮いている状態です。

 (会社にはそのような事情は話していませんので。)

 身近な人と関わることを避け続けた結果、友人との会話もついぎこちなくなったり、

 以前のようには楽しめなくなっています。

 運動している間は気がまぎれるので、ジムのスタジオワークアウトに

 週2回ほどのペースでここ2カ月ほど通っています。

5)相談できる相手はいません。

 夫は私の置かれている状況は知っていますが

 基本的に普段からレスポンスが乏しく会話が成立しないことがほとんどです。

 一緒になってくれたことに感謝はしても

 夫の言葉に救われたり心が休まるようなことは現在のところは全くありません。 

 何よりパートナーである夫と言葉のキャッチボールすらできないのがさびしいです。

 

 

産婦人科で加味逍遥酸と補中益気湯を処方され毎朝飲んでいます。

生理痛やPMSがひどいので、漢方での治療を私のほうから希望しました。

これを飲み忘れるととたんに頭が重く、思考が止まってしまうように感じます。

 

キーワードに挙げていただいたように、

虚しさ・発汗は日常生活でかなりな障害になっています。

また、視力が0.01と近眼が強くコンタクトレンズを使用していますが

ドライアイで充血がひどく、目が大きいためそれが目立ち

人に見られたくない、とつい視線をそらしてしまいがちです。

人からは美人だとか綺麗だとかお世辞をよく言われるのですが

自分の目・脇の状態に常にストレスを持っているので

言動がつい控えめになりがちです。

また会社では女性が中心の環境で

私はそこにも強い違和感を持ってしまっています。

ランチタイムなど周囲のかたに気の利いた発言もできないし

そこでの話題に興味を感じません。

女性ばかりのドロドロした環境にうんざりしているのも確かで。

むしろ男性上司と話しているほうが素直に話せます。

自分では中身が男っぽいんだと思っていますが。

 

自分はとんでもない欠陥人間のように感じることが多いです。

どうしたら思考回路の改善ができますでしょうか。

先生からのアドバイスよろしくお願いします。

 

 

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
追加情報ありがとうございました。
おかげさまである程度の見立てがつきました。

あくまでご記載から判断するかぎりにおいては、ですが、うつ病やそれより重たい精神科疾患を相談者様が患われている可能性は低いと考えます。
あえて精神科的な診断を付けるのであれば適応障害ということになるでしょう。発汗やドライアイは、体質もあるのかもしれませんが、適応障害の症状としての自律神経症状かもしれません。

心療内科を受診されて、安定剤の処方でも受ければある程度の症状緩和は得られるでしょう。しかしそれは根本的な解決ではありません。

適応障害の根本的な治療は環境を変えるかご自分が変わるか、なので。

 

ただ、相談者様の場合、ご主人との時間的すれ違いにしても、キレやすい性格お義母様にしても、叔父様のご容体にしても、居住環境(田舎)にしても、経済的問題にしても、変えようとして変えられるものではありません。

であるならば、相談者様の方が変わっていく必要があります。

お勧めなのは、相談者様が認知療法を受けられることです。独習でもかまいません。

 

認知療法という精神療法の根底にあるのは、周囲の環境を変えられなくとも、自分が周囲を理解する(認知する)方法を変えればストレスは軽減される、という思想ですので、相談者様の状況には合っているのではないかと思います(無理にポジティブシンキングをしろという意味ではありません。念のため)。

認知療法は精神科医の間では定評がある治療法ですが、一般の方々に広くその名が知られるようになったのは「雅子様」が適応障害の治療として認知療法を受けられるようになってからですね。あそこの家庭は変えようがありませんから……。

 

人 間は世界のありのままを観ているのではなく、その一部を抽出し、解釈し、帰属させているなど 「認知」しているのであって、その認知には必ず個人差があり、客観的な世界そのものとは異なっています。認知療法では、そのため、誤解や思い込み、拡大解 釈などが含まれた自らに不都合な認知をしてしまい、結果として様々な嫌な気分(怒り、悲しみ、混乱、抑うつ)が生じてくると仮定しています。不快な気分や 不適切な行動の背景として「考え方」つまり「認知」に着目し、この不都合な認知⇒気分の流れを紙などに書いて把握すること、また、それらに別の観点を見つ けるべく紙に書いて修正を試みる事が認知療法の根幹になります。ステレオタイプな認知を歪みと命名したりします。

 

認知療法では認知の歪みに対し、反証や多面的解釈を生み出す手助けをします。このように自らが認知を修正することによって、身体反応が軽減したり、苦しみの少ない方向に情動が変化したり、より建設的な方向に行動出来るようになったりするとの説があります。

 

いかがでしょうか? 相談者様のおかれている状況にそぐう「治療」方法だと思うのですが。

 

認知療法を受けるには、インターネットなどで検索してこの治療法を行っている心療内科やカウンセラーを探す必要がありますが、昨年から認知療法は保険がきく ようになりましたので、このスキルをもった医師を探すことが出来ればかなりお得です(ただ、保険がきくのはうつ病など気分障害の患者様なので、相談者様の場合は難しいかもしれません)。

 

相談者様のように健常に近い方が認知療法的な思考方法を身につけるためには、一般の方向けの書籍がたくさん出版されていますから、それを読み、独習するだけでも一定以上の効果が期待できます。

こころが晴れるノート―うつと不安の認知療法自習帳

心のつぶやきがあなたを変える―認知療法自習マニュアル

あたりが推薦図書です。「こころが晴れるノート」は雅子様の主治医の大野裕医師の著作です。

 

人間、すぐに変われるものではもちろんありませんが、事態を好転させる努力は続ける必要があるでしょう。

ご主人との関係にしても、お仕事のやり方にしても、相談者様ご自身で解決しなければならない問題です。

相談者様はいちばん初めの相談文で「八方塞がりな状況」と自ら書かれていましたが、本当は複数の選択肢が残されていることがほとんどです。

ただ、それをみつけるには、相談者様が新たな視点を手に入れる必要があるかもしれません。

認知療法的なアプローチはその一助になると思うのですが。

 

以上、ご参考になれば幸いです。

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
拙回答をご閲覧いただきありがとうございました。もし、回答の内容に不足な点がございましたら、可能な範囲で対応いたしますのでご質問をご追加いただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 5 年 前.

猫山先生、丁寧な回答ありがとうございます。

3日ほど、他のことをしながら考えておりました。

「適応障害」、かつて何度か目にしたことのある言葉でした。

自分自身、小・中・高と転校、転居を経験し

環境変化には慣れているつもりで、

広島でもきっとなんとなく過ごしていけるのだろうという思いがありました。

しかし来てから住環境(両親や親族の目があるので気兼ねなく旅行したり会社の付き合いに参加したりすることがしずらい)や・経済的な理由から自分の行動幅が抑制される日々が続き気分も落ち込みやすく物事をポジティブに考えられなくなってしまっています。

会社では女性は地元のかたばかりで、

私のようによその土地から転勤してきた方も

いるにはいるのですが、みな、その違和感に耐えられず退職したり、

すぐに妊娠・産休に入ったりして職場離脱をしてしまい、

まともに勤務を継続できているのは私と、

障害者の夫を持つ3つ年下の女性のかたくらいです。

同僚や上司など周囲からは私の出産の可能性有無については

それとなく聞かれることが多々あり、

それについても常に葛藤を抱えています。

私自身、子供はほしいと思っても

夫との信頼関係がいまいちなことや

経済的に現状生活が苦しいこと、

何より今の心境では子供を育ててくことはできないのだとの

思いのほうが打ち勝ってしまい、結論を先送りにしてきました。

猫山先生が推察されたように「適応障害」な私に対して、

対処法が「認知のゆがみを修正していく」というのは

正直あまりしっくりきませんでした。。。

同じ状況が永遠に続くわけではないにしても、

当面は変えられない現在の環境下で、

自分の物事の見方やそれについての受け止め方・解釈を

修正したりそれにむけての努力をするのは、

自分にとってはさらなる苦しみの海に飛び込む以外の

何ものでもないような気がしてなりません。

それでもやはり取り組んでみたほうがよいのでしょうか?

結婚後の生活環境の変化で独りで過ごす時間が多くなった分、

自分自身と向き合い考える時間が増え、

時々自分を奮い立たせたり気分や思考の方向を変えるよう努力をしてみたり

しましたがうまくいかず、さらに閉そく感が募る環境下、

今はネガティブにしか受け止められない心境の日々が続いてしまっているからなのか、

素直に実行しようという気がなかなか起きません。

猫山先生の回答に対して失礼なことを申し上げてしまっているのでは、

とも存じますが、いろいろと無知なうえ、どうかお許しください。

 

専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
ご返信ありがとうございます。

いえ、まったく失礼にはあたりません。
基本的な認知療法のスタンスは、ポジティシンキングになりなさいということではなく、状況がニュートラルであるにも関わらず(このニュートラルの概念が広いのですが)、認知の歪みのためにネガティブに受け止めてしまっている場合に、その受け止めをニュートラルまで戻そう、というものです。

相談者様の置かれている状況が客観的に見てブラックならば、認知療法の効果は限定的でしょう。
ただ、「何ものでもない」という表現などをみると認知の硬さを感じてはしまうのですが。
職場環境にしても、永久に今のままとは限らないわけですが……

このあたりは実際に現場を拝見したわけでもありませんし、だからこそ前回の私のアドバイスが的外れなものである可能性も否定できないので何とも申し上げられません。

ただちょっと、現時点では他のアドバイスが思い浮かびません。

役に立てず誠に申し訳ありませんでした。

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