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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14356
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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初めてこのサイトを利用します。 5年前に双極性障害Ⅱ型と診断され、通院を続けています。 ラミクタール400m

解決済みの質問:

初めてこのサイトを利用します。
5年前に双極性障害Ⅱ型と診断され、通院を続けています。
ラミクタール400mg、ジェイゾロフト100mgを投薬されていますが、最近鬱状態が酷くなってきて困っています。
引越し等あり、現在通っているのは3軒目のメンタルクリニックなのですが、いまいち気の合う先生に巡り会えません。
症状がよくならないのは環境のストレスであることはわかっているのですが、その状況を自分の力でなかなかクリアできないので困っています。
このまま投薬だけ続けていても良くならないのではと思っています。
しかし、カウンセリングを受けるにはまだ早い、意味がないと言われます。
質問
1.診察時に最近の状況を質問されますが、状態がよくないのに薬の内容や量を変えない場合があるのは何故ですか?
適当なのかと感じています。
2.一般的にどういう状態になるとカウンセリングを受ける意味があるのでしょうか。
3.投薬するしか治療法はないのでしょうか。
答えづらい質問で申し訳ありません。
何卒よろしくお願いいたします。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。
答えづらいご質問だとは思いませんが……
双極性障害なのにジェイゾロフト服用されているのはなぜですか?
これまでの服薬歴も教えていただけますか?
まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミングによって回答が少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】
質問者: 返答済み 2 年 前.

猫山様

こんばんは。ご返信ありがとうございます。

双極性障害と診断された最初の病院からずっとジェイゾロフトが出ています。

落ち気味なことが多いのでジェイゾロフトを出されているのだと思っていました。

デパケン→リーマス→エビリファイ→サインバルタを経て、今ラミクタールに落ち着いて3年ほど経ちます。

上記全てにおいて、ジェイゾロフトとセットでした。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。
デパケン(バルプロ散)とリーマス(炭酸リチウム)の血中濃度は最高でそれぞれどれくらいでしたか?
躁状態をこれまで何回呈されたでしょう?
以上、重ねて確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 2 年 前.
デパケン、リーマスともに、血中濃度を測ったことがないため、わかりません。服用量としてはデパケンR200mg、リーマス400mgでした。躁状態は自分で自覚できる限りですと、5回程度と認識しています。すみません、追記です。最初の病院でラミクタールとジェイゾロフトに落ち着いてからは、量の増減はあるものの、ラミクタールとジェイゾロフトのセットで2軒目3軒目ときています。躁状態に入った時にジェイゾロフトの量を減らしたりしていましたが、ジェイゾロフトがよくないのでしょうか…
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

このサイトで相談される双極性障害の患者様の9割が、①気分安定薬を処方されていない、②気分安定薬を処方されているが血中濃度が有効域未満、③気分安定医薬を処方されているが血中濃度測定を行われていない、のいずれかに当てはまります。

相談者様の場合は②ということになるでしょう。

実臨床でも、私の印象では双極性障害を適切に治療できる精神科医は1割に満たないので、恐らく日本の双極性障害の患者様の9割は不適切な治療を受けられているのだと思います。

個人差があるので何とも申し上げられませんが、相談者様の場合も、デパケンR、リーマスの1日の量がそれぞれ200mg、400mgでは、有効血中濃度に達していない可能性が大です(800~1200mgで有効血中濃度に達する患者様が多いです」)。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
しかし経過中に躁状態が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。

躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。
従って、相談者様は現在ジェイゾロフトを服用されるべきではありません。
ラミクタールは最大用量まで使用されていますので(このお薬は血中濃度ではなく処方量で十分・不十分が決まります)、無効と判断して他の気分安定薬が十分量用いられるべきでしょう。

双極性障害=躁うつ病と言っても、躁状態をうつ状態を交互に繰り返す病気ではありません。ほとんどがうつ状態で、ごくまれに躁状態が出現することがある、というのはむしろ典型的な病状推移です。日本うつ病学会が患者さん向けにガイドブックを作成し、Webで公開しています。
以下の章の5ページをご覧ください。
【2.双極性障害の症状を知ろう】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/pdf/bd_kaisetsu_chapter2.pdf
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

相談者様のうつ病相が良くならないのは、双極性障害の治療としての主剤となるべき気分安定医薬が適切な方法で投与・選択されていないことと、抗うつ薬が漫然と併用されてきたためであると考えられます。

その点、主治医とよく相談されるか、転院も視野に入れられるべきでしょう(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

双極性障害の適切な治療法や、専門医の探し方については、双極性障害治療の現状を憂慮して日本うつ病学会が作成した以下のマニュアルをご覧になってみて下さい (第8章「双極性障害の診断・治療に専門的に取り組んでいる医師の見つけ方」参照)。

【日本うつ病学会:双極性障害(躁うつ病)とつきあうために】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/

相談者様の最初の3つのご質問にお答えしておきます。

> 1.診察時に最近の状況を質問されますが、状態がよくないのに薬の内容や量を変えない場合があるのは何故ですか?
適当なのかと感じています。
⇒主治医が、何をして良いのかをわかっていない可能性が高いと考えます。

> 2.一般的にどういう状態になるとカウンセリングを受ける意味があるのでしょうか。
⇒双極性障害ならば、まず薬物療法を最適化すべきです。
その上で、寛解状態(躁もうつもない状態)か、あってもごく軽い状態が続いた時点でカウンセリングを受けられることは再発防止の観点から意味があると考えます。
カウンセリングで双極性障害が治ることはありません。

> 3.投薬するしか治療法はないのでしょうか。
⇒前述しましたように、「心の病気」としてより「脳の病気」としての側面が強い疾患ですので、薬物療法が治療の中心を占めることにはなると思います。

以上、ご参考になれば幸いです。
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質問者: 返答済み 2 年 前.
猫山様
ありがとうございました。
ずっともやもやしていたのが少し晴れました。
誰に相談していいかわからず一人で悩んでいましたので、
このサイトに出会えて猫山様にご返信をいただけてよかったです。
転院を視野に入れます。
ありがとうございました。

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