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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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瞬きを意識してしまいます。現在心療内科で薬をもらって飲んでいますが、 薬だけで治るとは思えません。心の持ちようとい

解決済みの質問:

瞬きを意識してしまいます。現在心療内科で薬をもらって飲んでいますが、
薬だけで治るとは思えません。心の持ちようというか、対処法があれば教えてください。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

少し補足情報を下さい。

①心療内科での診断名を教えて下さい。

②処方されているお薬の名前と1日量を教えて下さい。

③心療内科主治医の治療方針を教えて下さい。

④「瞬きを意識してしま」うのは精神科的問題であって、脳神経系の問題は無いという前提で回答させていただいてよろしいでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。

【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】
質問者: 返答済み 2 年 前.

強迫性障害と診断されました。

薬はエチゾラム0.5mgとフルボキサンマレイン酸塩錠25mg

を朝夕食後の二回飲んでいます。

治療方針は薬のみです。あとは気にしないようにという事ですが、

気になってしまいます。

全面的に精神的な問題です。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

①「瞬きを意識してしまう」という強迫観念を打ち消すための儀式的行動のような、強迫行為はありますか?

②強迫観念によって、日常生活はどれくらい支障をきたしているでしょうか。

③いつ発症し、いつから治療を受けられていますか?

④フルボキサミンは1日50mgよりも多い量は用いられたことはないのでしょうか・

⑤現在通院されているのは、どれくらいの規模の医療機関ですか? そこ以外の病医院で治療を受けられたことはないのでしょうか。

⑥症状についてもう少し詳しく教えて下さい。

以上、重ねて確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 2 年 前.

瞬きを意識してしまうことによって、胃が痛い、胸がしめつけられるなど

があります。仕事していても辛いです。

発症は今年三月からで、治療は四月初めからです。

薬の量は変わっていません。

今の通院は地元の医院でそんなに大きくはないです。

割と忘れているときもありますが、考えだすと止まりません。

考え方一つで治るとは思うのですが、どうしてもです。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
強迫性障害が「考え方一つで治る」ことはないです。

これは回答を進める上での大前提になりますが、ご理解いただけますか?

「心の持ちようというか、対処法」をこのインターネット相談で私が示して、それを相談者様が実行したとたんに問題が解決、ということは絶対に無いということです。
質問者: 返答済み 2 年 前.

分かりました。お願いします。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご理解いただきましてありがとうございます。

強迫性障害(以下、OCDと表記します)の治療は、必要十分量のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)を用いた薬物療法と、認知行動療法(曝露反応妨害法)の組み合わせが国際的な標準治療です。

SSRIは、具体的な薬剤名としては、ルボックス(デプルメール、相談者様が服用されているフルボキサミンのことです)、パキシル、ジェイゾロフト、レクサプロのことです。
脳内のセロトニンという物質を増やすことで、強迫観念を消褪させると考えられています(通常の精神安定剤(例えばデパス)にその作用は期待できません)。

日本では、OCDの薬物療法を適切に使える精神科医は少数派です。
相談者様の場合で申し上げれば、フルボキサミンの量が全く足りていません。現在の③倍量が必要です。
また、デパスは無効なばかりか依存性がありますので、服用する意義がありません。「胃が痛い、胸がしめつけられる」といった副次的な症状にはある程度の効果があるかもしれませんが、それでも頓服にすべきです。

OCD治療のもう一本の柱である認知行動療法(単に行動療法とも呼びます)を行うにあたっても、薬物療法で症状をある程度抑えられていた方が導入は容易です。
たあ、相談者様の症状は、この認知行動療法が行いにくいタイプのものですので、他の方法を組み合わせる工夫が必要です(それは後述することとし、まずは標準的な方法を紹介します)。

OCDに対して行われる認知行動療法は曝露反応妨害法と呼ばれる技法を軸にしたものです。
http://www.npsybt.jp/OCD9.html
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

これは、簡単に申し上げれば、強迫観念が生じる状況に自ら身を曝し、しかし強迫行為を我慢することを繰り返すという治療法です。
例えば、「歩いていると『落とし物をしたかもしれない』と思ってしまい立ち止まって、または道を引き返して何度も確認してしまう」という強迫症状を持つ患者様においては、落とし物をしたのではないかという強迫観念が湧いた時に、その確認をさせずに別の場所に移動させる、といった働きかけが曝露反応妨害法ということになります。

ただ、これは形だけ真似ても効果はありません。無理矢理に強迫行為を禁じるのではなく、みずからその必要があることを理解させ、強迫行為に挑む気持ちを引き出す、前段階の働きかけにこそ真価があるのです。

ただしこの技法は、強迫観念⇒強迫行為という構造を持つOCDに対してのみ有効な技法であると言えます(といっても。大多数のOCD患者様はこの構造を持つタイプなのですが)。

相談者様のように強迫観念のみしか持たない患者様の場合、「森田療法」的アプローチが必要となります。
http://www.jikei.ac.jp/hospital/daisan/latest_morita.html

これも表面上は、相談者様の主治医が言っているように「気にしないように」生活するだけの指導のように誤解される方がいますが、実際は治療者に専門的な技術を要する、高度な精神療法です。

ご賢察の通り、OCDは薬物療法だけで治る精神疾患ではありません。
しかし正しく行われた薬物療法は、平均して、OCD患者様の症状を半減させることが知られています。

結論といたしましては、OCDに対する薬物療法と精神療法が行える医療機関を探されて、適切な治療を受けて下さい、ということになります(JustAnswerでは病院の紹介は行っていません。ご了承ください)。
OCDは症状が持続すればするほど悪化していく傾向がありますので、スキルが無い医師のもとで効果の無い治療を受け続けられることは、百害あって一利無しです。

精神科医療機関の情報は地域の精神保健福祉センターで得ることが出来ます。

【全国の精神保健福祉センター一覧】
http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html

以上、ご参考になれば幸いです。
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