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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14313
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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はじめまして 31歳の娘が、アルコール依存症・アアダルトチルドレンと診断されました。 今年9月22日より12月2

質問者の質問

はじめまして
31歳の娘が、アルコール依存症・アアダルトチルドレンと診断されました。
今年9月22日より12月2日まで入院をしていましたが、退院後昨日お酒を飲み再度入院
致しました。毎日飲む訳ではないのですが、量的にも少ないのですが、お酒がきれた時に
罪悪感にかられ、うなっておりました。
仕事は自営なので、手伝いなどしてくれていました。
アダルトチルドレンと診断されたのは、成長期に父親がおらず、でも母親の私は、それを
カバー出来るほど、娘には愛情を人の倍そそいだつもりです。
アルコール依存・心のメンテナンス・ホルモンバランスをトータルで見て頂けるような
病院を紹介して頂きたくご相談致しました。
よろしくお願い致します。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】

こんばんは。猫山と申します。

病院紹介のご要望は多いのですが、JustAnswerでは、大多数の専門家は特定の医療機関の紹介・推薦を行っていません。
医療カテゴリの専門家が、日本全国の全ての病院の内情を把握できているわけでもありませんし、相談者様を実際に診察しているわけでもありません。医師と相談者様の相性の問題もあります。そういう状況で、 こうしたサイトを通じた病院紹介は、病院側、相談者側の両方からクレーム を受ける可能性があるからです(実際、そういったトラブルは、他の専門家が手がけた事案も含めて過去に何回か起きています)。
JustAnswerは病院紹介サイトではありません。これに関してはご了承いただけますと幸いです。

=====================================

次に、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を持ちだしてくる医療機関にはかかられるべきではないでしょう。

精神医学の臨床において、ACの概念が出てきてプラスになることはあまりありません。

ACは精神医学上の概念として確立されたものではなく、心理学の世界で、便宜上、機能不全(親のアルコール依存や虐待があるような)な家庭に育ったこどもが心的外傷を残したまま大人になった結果、対人関係がうまく結べなかったり、過度に愛情を求めたりするという性格的特徴をもつ傾向に対して与えられた呼称です。
ACの厳格な定義はなく、精神医学において扱うべき対象ともされていません。
まともな病院にかかられたのであれば、「アダルトチルドレンと診断され」ることはありえないわけです

しかし日本では、ACが心理学の分野においても確立した概念ではないことが無視され、「親のせいで苦しみを抱えて成人してしまった人々」という通俗解釈が定着してしまい、マスコミなどで煽情的に取り上げられたことで大流行しました。精神科の外来が自称ACでいっぱいになった時期もあります。

精神科医の中にもAC信者は少なからずいて、そういう医者は精神医学的診断に関わらず、全ての病因を生育歴に帰して患者様やご家族に説明し、まるで子供のころから人生をやり直さなければ病気が治らないかのようにのたまうようです。

他罰性が強い人格障害者や依存症者、両親との関係がうまくいっていないうつ病患者様などにとっては、責任が回避できたり、病気を理由に親を攻撃することができますし、病気を治すための自助努力をしなくてよい理由ができるので、ACと診断されることには「疾病利得」があるわけです。

一方で精神科医の場合も、病気が治らないのは自分の治療の拙劣さのためではなく、患者様の親のせいだということにできるので、これまた利得があります(ACの「診断」を安易に下す精神科医は例外なく藪です)。

このような事情で、ACコミュニティーとも言うべき様相を呈してしまっている病院もあります。

さすがに最近は、治療の役に立たないということがわかってきたためか、AC学派とも言うべき精神科医は目立たなくなっていたのですが、絶滅には至っていません。

ACに限らず、成育歴や過去のエピソードに精神疾患の発症要因を求めるアプローチに医学的な有効性は無いと思います。あったらもっと流行っているはずなので。

現代の精神医学において主流となっている考え方は、「今」「ここで」、何をするのが(しないのが)患者様にとってベストなのかを考える方向でのアプローチです。
いくら思いつめても過去も性格も変わりませんし、病気もよくなりません。

私はよく、過去に固執する患者さんに、
「あなたが道端の石につまづいて転んで、脚の骨を折ったとします。その石をどかしたらあなたの折れた脚の骨はくっつきますか? 骨折した時、つまづいた石の色や形や大きさをああだこうだ議論しても骨折は治りません。折れた脚にギプスを巻いて、骨が癒合するまで安静を保つよう指示するのが必要な治療です。たしかに、普通ならばつまづきそうもない小さな石に何度もつまづくようなら、歩き方に問題があるのかもしれません。しかし歩き方を変える訓練は骨がくっついてからでもいいんじゃないですか?」

という喩え話をします。

そもそも、片親に育てられた方が皆、アルコール依存症になるわけではないですよね?
アルコール依存症にかかってしまったのはお嬢様ご自身の責任です

お嬢様に関しては、まずは転院していただいて、まともな治療を受けていただくのが、根本的な解決の第一歩だと考えます。

【参考サイト】
アダルトチルドレンの日本での展開
http://www.just.or.jp/?terminology=000864
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

アダルトチルドレンは心理学用語じゃありません
http://yosh.seesaa.net/article/84234409.html

アダルトチルドレン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3

=====================================

アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。

しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

逆に申し上げれば、「アルコール依存・心のメンテナンス・ホルモンバランスをトータルで見て頂けるような病院」を受診する必要性は希薄です。
まともなアルコール依存症の治療機関で、失敗を「AC」のせいなどにせず、長い視野で治療を続けられるべきでしょう。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
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病院紹介のご要望は多いのですが、JustAnswerでは、大多数の専門家は特定の医療機関の紹介・推薦を行っていません。
医 療カテゴリの専門家が、日本全国の全ての病院の内情を把握できているわけでもありませんし、相談者様を実際に診察しているわけでもありません。医師と相談 者様の相性の問題もあります。そういう状況で、 こうしたサイトを通じた病院紹介は、病院側、相談者側の両方からクレーム を受ける可能性があるからです(実際、そういったトラブルは、他の専門家が手がけた事案も含めて過去に何回か起きています)。
JustAnswerは病院紹介サイトではありません。これに関してはご了承いただけますと幸いです。

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次に、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を持ちだしてくる医療機関にはかかられるべきではないでしょう。

精神医学の臨床において、ACの概念が出てきてプラスになることはあまりありません。

AC は精神医学上の概念として確立されたものではなく、心理学の世界で、便宜上、機能不全(親のアルコール依存や虐待があるような)な家庭に育ったこどもが心 的外傷を残したまま大人になった結果、対人関係がうまく結べなかったり、過度に愛情を求めたりするという性格的特徴をもつ傾向に対して与えられた呼称で す。
ACの厳格な定義はなく、精神医学において扱うべき対象ともされていません。
まともな病院にかかられたのであれば、「アダルトチルドレンと診断され」ることはありえないわけです

し かし日本では、ACが心理学の分野においても確立した概念ではないことが無視され、「親のせいで苦しみを抱えて成人してしまった人々」という通俗解釈が定 着してしまい、マスコミなどで煽情的に取り上げられたことで大流行しました。精神科の外来が自称ACでいっぱいになった時期もあります。

精神科医の中にもAC信者は少なからずいて、そういう医者は精神医学的診断に関わらず、全ての病因を生育歴に帰して患者様やご家族に説明し、まるで子供のころから人生をやり直さなければ病気が治らないかのようにのたまうようです。

他 罰性が強い人格障害者や依存症者、両親との関係がうまくいっていないうつ病患者様などにとっては、責任が回避できたり、病気を理由に親を攻撃することがで きますし、病気を治すための自助努力をしなくてよい理由ができるので、ACと診断されることには「疾病利得」があるわけです。

一方で精神科医の場合も、病気が治らないのは自分の治療の拙劣さのためではなく、患者様の親のせいだということにできるので、これまた利得があります(ACの「診断」を安易に下す精神科医は例外なく藪です)。

このような事情で、ACコミュニティーとも言うべき様相を呈してしまっている病院もあります。

さすがに最近は、治療の役に立たないということがわかってきたためか、AC学派とも言うべき精神科医は目立たなくなっていたのですが、絶滅には至っていません。

ACに限らず、成育歴や過去のエピソードに精神疾患の発症要因を求めるアプローチに医学的な有効性は無いと思います。あったらもっと流行っているはずなので。

現代の精神医学において主流となっている考え方は、「今」「ここで」、何をするのが(しないのが)患者様にとってベストなのかを考える方向でのアプローチです。
いくら思いつめても過去も性格も変わりませんし、病気もよくなりません。

私はよく、過去に固執する患者さんに、
「あ なたが道端の石につまづいて転んで、脚の骨を折ったとします。その石をどかしたらあなたの折れた脚の骨はくっつきますか? 骨折した時、つまづいた石の色 や形や大きさをああだこうだ議論しても骨折は治りません。折れた脚にギプスを巻いて、骨が癒合するまで安静を保つよう指示するのが必要な治療です。たしか に、普通ならばつまづきそうもない小さな石に何度もつまづくようなら、歩き方に問題があるのかもしれません。しかし歩き方を変える訓練は骨がくっついてか らでもいいんじゃないですか?」

という喩え話をします。

そもそも、片親に育てられた方が皆、アルコール依存症になるわけではないですよね?
アルコール依存症にかかってしまったのはお嬢様ご自身の責任です

お嬢様に関しては、まずは転院していただいて、まともな治療を受けていただくのが、根本的な解決の第一歩だと考えます。

【参考サイト】
アダルトチルドレンの日本での展開
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アダルトチルドレン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3

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アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。

しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

逆に申し上げれば、「アルコール依存・心のメンテナンス・ホルモンバランスをトータルで見て頂けるような病院」を受診する必要性は希薄です。
まともなアルコール依存症の治療機関で、失敗を「AC」のせいなどにせず、長い視野で治療を続けられるべきでしょう。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機 能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】

こんにちは。猫山と申します。

病院紹介のご要望は多いのですが、JustAnswerでは、大多数の専門家は特定の医療機関の紹介・推薦を行っていません。
医 療カテゴリの専門家が、日本全国の全ての病院の内情を把握できているわけでもありませんし、相談者様を実際に診察しているわけでもありません。医師と相談 者様の相性の問題もあります。そういう状況で、 こうしたサイトを通じた病院紹介は、病院側、相談者側の両方からクレーム を受ける可能性があるからです(実際、そういったトラブルは、他の専門家が手がけた事案も含めて過去に何回か起きています)。
JustAnswerは病院紹介サイトではありません。これに関してはご了承いただけますと幸いです。

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次に、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を持ちだしてくる医療機関にはかかられるべきではないでしょう。

精神医学の臨床において、ACの概念が出てきてプラスになることはあまりありません。

AC は精神医学上の概念として確立されたものではなく、心理学の世界で、便宜上、機能不全(親のアルコール依存や虐待があるような)な家庭に育ったこどもが心 的外傷を残したまま大人になった結果、対人関係がうまく結べなかったり、過度に愛情を求めたりするという性格的特徴をもつ傾向に対して与えられた呼称で す。
ACの厳格な定義はなく、精神医学において扱うべき対象ともされていません。
まともな病院にかかられたのであれば、「アダルトチルドレンと診断され」ることはありえないわけです

し かし日本では、ACが心理学の分野においても確立した概念ではないことが無視され、「親のせいで苦しみを抱えて成人してしまった人々」という通俗解釈が定 着してしまい、マスコミなどで煽情的に取り上げられたことで大流行しました。精神科の外来が自称ACでいっぱいになった時期もあります。

精神科医の中にもAC信者は少なからずいて、そういう医者は精神医学的診断に関わらず、全ての病因を生育歴に帰して患者様やご家族に説明し、まるで子供のころから人生をやり直さなければ病気が治らないかのようにのたまうようです。

他 罰性が強い人格障害者や依存症者、両親との関係がうまくいっていないうつ病患者様などにとっては、責任が回避できたり、病気を理由に親を攻撃することがで きますし、病気を治すための自助努力をしなくてよい理由ができるので、ACと診断されることには「疾病利得」があるわけです。

一方で精神科医の場合も、病気が治らないのは自分の治療の拙劣さのためではなく、患者様の親のせいだということにできるので、これまた利得があります(ACの「診断」を安易に下す精神科医は例外なく藪です)。

このような事情で、ACコミュニティーとも言うべき様相を呈してしまっている病院もあります。

さすがに最近は、治療の役に立たないということがわかってきたためか、AC学派とも言うべき精神科医は目立たなくなっていたのですが、絶滅には至っていません。

ACに限らず、成育歴や過去のエピソードに精神疾患の発症要因を求めるアプローチに医学的な有効性は無いと思います。あったらもっと流行っているはずなので。

現代の精神医学において主流となっている考え方は、「今」「ここで」、何をするのが(しないのが)患者様にとってベストなのかを考える方向でのアプローチです。
いくら思いつめても過去も性格も変わりませんし、病気もよくなりません。

私はよく、過去に固執する患者さんに、
「あ なたが道端の石につまづいて転んで、脚の骨を折ったとします。その石をどかしたらあなたの折れた脚の骨はくっつきますか? 骨折した時、つまづいた石の色 や形や大きさをああだこうだ議論しても骨折は治りません。折れた脚にギプスを巻いて、骨が癒合するまで安静を保つよう指示するのが必要な治療です。たしか に、普通ならばつまづきそうもない小さな石に何度もつまづくようなら、歩き方に問題があるのかもしれません。しかし歩き方を変える訓練は骨がくっついてか らでもいいんじゃないですか?」

という喩え話をします。

そもそも、片親に育てられた方が皆、アルコール依存症になるわけではないですよね?
アルコール依存症にかかってしまったのはお嬢様ご自身の責任です

お嬢様に関しては、まずは転院していただいて、まともな治療を受けていただくのが、根本的な解決の第一歩だと考えます。

【参考サイト】
アダルトチルドレンの日本での展開
http://www.just.or.jp/?terminology=000864
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アダルトチルドレンは心理学用語じゃありません
http://yosh.seesaa.net/article/84234409.html

アダルトチルドレン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3

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アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。

しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

逆に申し上げれば、「アルコール依存・心のメンテナンス・ホルモンバランスをトータルで見て頂けるような病院」を受診する必要性は希薄です。
まともなアルコール依存症の治療機関で、失敗を「AC」のせいなどにせず、長い視野で治療を続けられるべきでしょう。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機 能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】

こんにちは。猫山と申します。

病院紹介のご要望は多いのですが、JustAnswerでは、大多数の専門家は特定の医療機関の紹介・推薦を行っていません。
医 療カテゴリの専門家が、日本全国の全ての病院の内情を把握できているわけでもありませんし、相談者様を実際に診察しているわけでもありません。医師と相談 者様の相性の問題もあります。そういう状況で、 こうしたサイトを通じた病院紹介は、病院側、相談者側の両方からクレーム を受ける可能性があるからです(実際、そういったトラブルは、他の専門家が手がけた事案も含めて過去に何回か起きています)。
JustAnswerは病院紹介サイトではありません。これに関してはご了承いただけますと幸いです。

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次に、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を持ちだしてくる医療機関にはかかられるべきではないでしょう。

精神医学の臨床において、ACの概念が出てきてプラスになることはあまりありません。

AC は精神医学上の概念として確立されたものではなく、心理学の世界で、便宜上、機能不全(親のアルコール依存や虐待があるような)な家庭に育ったこどもが心 的外傷を残したまま大人になった結果、対人関係がうまく結べなかったり、過度に愛情を求めたりするという性格的特徴をもつ傾向に対して与えられた呼称で す。
ACの厳格な定義はなく、精神医学において扱うべき対象ともされていません。
まともな病院にかかられたのであれば、「アダルトチルドレンと診断され」ることはありえないわけです

し かし日本では、ACが心理学の分野においても確立した概念ではないことが無視され、「親のせいで苦しみを抱えて成人してしまった人々」という通俗解釈が定 着してしまい、マスコミなどで煽情的に取り上げられたことで大流行しました。精神科の外来が自称ACでいっぱいになった時期もあります。

精神科医の中にもAC信者は少なからずいて、そういう医者は精神医学的診断に関わらず、全ての病因を生育歴に帰して患者様やご家族に説明し、まるで子供のころから人生をやり直さなければ病気が治らないかのようにのたまうようです。

他 罰性が強い人格障害者や依存症者、両親との関係がうまくいっていないうつ病患者様などにとっては、責任が回避できたり、病気を理由に親を攻撃することがで きますし、病気を治すための自助努力をしなくてよい理由ができるので、ACと診断されることには「疾病利得」があるわけです。

一方で精神科医の場合も、病気が治らないのは自分の治療の拙劣さのためではなく、患者様の親のせいだということにできるので、これまた利得があります(ACの「診断」を安易に下す精神科医は例外なく藪です)。

このような事情で、ACコミュニティーとも言うべき様相を呈してしまっている病院もあります。

さすがに最近は、治療の役に立たないということがわかってきたためか、AC学派とも言うべき精神科医は目立たなくなっていたのですが、絶滅には至っていません。

ACに限らず、成育歴や過去のエピソードに精神疾患の発症要因を求めるアプローチに医学的な有効性は無いと思います。あったらもっと流行っているはずなので。

現代の精神医学において主流となっている考え方は、「今」「ここで」、何をするのが(しないのが)患者様にとってベストなのかを考える方向でのアプローチです。
いくら思いつめても過去も性格も変わりませんし、病気もよくなりません。

私はよく、過去に固執する患者さんに、
「あ なたが道端の石につまづいて転んで、脚の骨を折ったとします。その石をどかしたらあなたの折れた脚の骨はくっつきますか? 骨折した時、つまづいた石の色 や形や大きさをああだこうだ議論しても骨折は治りません。折れた脚にギプスを巻いて、骨が癒合するまで安静を保つよう指示するのが必要な治療です。たしか に、普通ならばつまづきそうもない小さな石に何度もつまづくようなら、歩き方に問題があるのかもしれません。しかし歩き方を変える訓練は骨がくっついてか らでもいいんじゃないですか?」

という喩え話をします。

そもそも、片親に育てられた方が皆、アルコール依存症になるわけではないですよね?
アルコール依存症にかかってしまったのはお嬢様ご自身の責任です

お嬢様に関しては、まずは転院していただいて、まともな治療を受けていただくのが、根本的な解決の第一歩だと考えます。

【参考サイト】
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http://www.just.or.jp/?terminology=000864
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アダルトチルドレンは心理学用語じゃありません
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アダルトチルドレン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3

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アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。

しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

逆に申し上げれば、「アルコール依存・心のメンテナンス・ホルモンバランスをトータルで見て頂けるような病院」を受診する必要性は希薄です。
まともなアルコール依存症の治療機関で、失敗を「AC」のせいなどにせず、長い視野で治療を続けられるべきでしょう。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。

病院紹介のご要望は多いのですが、JustAnswerでは、大多数の専門家は特定の医療機関の紹介・推薦を行っていません。
医 療カテゴリの専門家が、日本全国の全ての病院の内情を把握できているわけでもありませんし、相談者様を実際に診察しているわけでもありません。医師と相談 者様の相性の問題もあります。そういう状況で、 こうしたサイトを通じた病院紹介は、病院側、相談者側の両方からクレーム を受ける可能性があるからです(実際、そういったトラブルは、他の専門家が手がけた事案も含めて過去に何回か起きています)。
JustAnswerは病院紹介サイトではありません。これに関してはご了承いただけますと幸いです。

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次に、「アダルトチルドレン(AC)」という言葉を持ちだしてくる医療機関にはかかられるべきではないでしょう。

精神医学の臨床において、ACの概念が出てきてプラスになることはあまりありません。

AC は精神医学上の概念として確立されたものではなく、心理学の世界で、便宜上、機能不全(親のアルコール依存や虐待があるような)な家庭に育ったこどもが心 的外傷を残したまま大人になった結果、対人関係がうまく結べなかったり、過度に愛情を求めたりするという性格的特徴をもつ傾向に対して与えられた呼称で す。
ACの厳格な定義はなく、精神医学において扱うべき対象ともされていません。
まともな病院にかかられたのであれば、「アダルトチルドレンと診断され」ることはありえないわけです

し かし日本では、ACが心理学の分野においても確立した概念ではないことが無視され、「親のせいで苦しみを抱えて成人してしまった人々」という通俗解釈が定 着してしまい、マスコミなどで煽情的に取り上げられたことで大流行しました。精神科の外来が自称ACでいっぱいになった時期もあります。

精神科医の中にもAC信者は少なからずいて、そういう医者は精神医学的診断に関わらず、全ての病因を生育歴に帰して患者様やご家族に説明し、まるで子供のころから人生をやり直さなければ病気が治らないかのようにのたまうようです。

他 罰性が強い人格障害者や依存症者、両親との関係がうまくいっていないうつ病患者様などにとっては、責任が回避できたり、病気を理由に親を攻撃することがで きますし、病気を治すための自助努力をしなくてよい理由ができるので、ACと診断されることには「疾病利得」があるわけです。

一方で精神科医の場合も、病気が治らないのは自分の治療の拙劣さのためではなく、患者様の親のせいだということにできるので、これまた利得があります(ACの「診断」を安易に下す精神科医は例外なく藪です)。

このような事情で、ACコミュニティーとも言うべき様相を呈してしまっている病院もあります。

さすがに最近は、治療の役に立たないということがわかってきたためか、AC学派とも言うべき精神科医は目立たなくなっていたのですが、絶滅には至っていません。

ACに限らず、成育歴や過去のエピソードに精神疾患の発症要因を求めるアプローチに医学的な有効性は無いと思います。あったらもっと流行っているはずなので。

現代の精神医学において主流となっている考え方は、「今」「ここで」、何をするのが(しないのが)患者様にとってベストなのかを考える方向でのアプローチです。
いくら思いつめても過去も性格も変わりませんし、病気もよくなりません。

私はよく、過去に固執する患者さんに、
「あ なたが道端の石につまづいて転んで、脚の骨を折ったとします。その石をどかしたらあなたの折れた脚の骨はくっつきますか? 骨折した時、つまづいた石の色 や形や大きさをああだこうだ議論しても骨折は治りません。折れた脚にギプスを巻いて、骨が癒合するまで安静を保つよう指示するのが必要な治療です。たしか に、普通ならばつまづきそうもない小さな石に何度もつまづくようなら、歩き方に問題があるのかもしれません。しかし歩き方を変える訓練は骨がくっついてか らでもいいんじゃないですか?」

という喩え話をします。

そもそも、片親に育てられた方が皆、アルコール依存症になるわけではないですよね?
アルコール依存症にかかってしまったのはお嬢様ご自身の責任です

お嬢様に関しては、まずは転院していただいて、まともな治療を受けていただくのが、根本的な解決の第一歩だと考えます。

【参考サイト】
アダルトチルドレンの日本での展開
http://www.just.or.jp/?terminology=000864
↑↑↑クリックしていただくと説明ページが開きます↑↑↑

アダルトチルドレンは心理学用語じゃありません
http://yosh.seesaa.net/article/84234409.html

アダルトチルドレン(wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%80%E3%83%AB%E3%83%88%E3%83%81%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AC%E3%83%B3

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アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。

しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

逆に申し上げれば、「アルコール依存・心のメンテナンス・ホルモンバランスをトータルで見て頂けるような病院」を受診する必要性は希薄です。
まともなアルコール依存症の治療機関で、失敗を「AC」のせいなどにせず、長い視野で治療を続けられるべきでしょう。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。

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