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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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リスパダール長期(6年ほど)服用(1mg/day)により妻がジスキネジアを発症しています。ほぼ終日、症状が出るまでに

解決済みの質問:

リスパダール長期(6年ほど)服用(1mg/day)により妻がジスキネジアを発症しています。ほぼ終日、症状が出るまでになっていますが、本人からは苦痛を訴えることはありません。本人は、それが副作用であることを認識しておらず、むしろ主治医との相談で、その因果関係については本人に気付かせないようにしています。一度、内緒で変薬(⇒エビリファィ)を試みましたが、体に合わず妻自身が変薬にきづきました。苦しくなるとのことです。
ペインクリニックでの神経ブロック(星状???)が有効であったとの患者情報をネットで見たので、この治療のジスキネジアに対する有効性を教えて頂きたく。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
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おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

遅発性ジスキネジアは抗精神病薬による難治の副作用であって、確立した治療方法はありません。
厚生労働省が後悔しているガイドブックによると、ジスキネジア発現時の治療は、
第一に原因薬剤の中止
それば難しい場合の治療としては、他の薬剤への変更
それも効果が無い場合は、ジスキネジアを改善させることが期待できる薬剤の投与となります。
非定型抗精神病薬:あえて加える事もある。
ドパミンを枯渇する薬剤:レセルピンなどが試されている。
ドパミン作動薬:受容体を休ませるため効果があると考えられている。
抗コリン薬:効果があることもあるが、むしろ悪化させる事もあり、注意が必要である。
GABA 作動薬
:ジアゼパム(diazepam)、クロナゼパム (clonazepam)は効果ありと言われる (Singh et al, 1983, Thaker et al, 1990, Gardos et al, 1995).
ビタミン E:効果ありという報告もある。
カルシウム拮抗薬:急性に治療が必要なジストニアなどで使用する。
ボツリヌス毒素:重症な場合使用することがある。
外科治療:重症で他に方法がないときには考慮する。

http://www.mhlw.go.jp/topics/2006/11/dl/tp1122-1c21.pdf (15ページ参照)

いずれも、ドーパミンか筋肉に作用する薬剤です。
星状神経節ブロックは交感神経の興奮を抑える治療法ですので、理論的には遅発性ジスキネジアには効果は期待できません。他の神経ブロックも同様です。

以上、ご参考になれば幸いです。
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質問者: 返答済み 2 年 前.

猫山先生

早速のご回答有難うございます。

結論としては、現状維持(1mg/.day)のまま、観察を継続するしか方法論がない、と言うことでしょうか?

更なる減薬(0.5mg/day)をトライする価値はあるでしょうか?即ち、統合失調症症状を抑える効果とのTrade Offになるかもしれませんが・・・

尚、当初の先生のご回答には納得しております。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

もちろん、お薬を減量できるのであれば、ジスキネジアのことだけに限らず、望ましいことだとは思いますが……(どのようなお薬でも、期待する効果が得られる最低限の用量が用いられるべきです)。

ただ、リスパダール1mg/dayは、このお薬が統合失調症に対して効果を発揮する最低限の用量だと、一般的には見做されると思います。
減量は精神症状悪化のリスクを伴いますし、そうなれば、元の状態に戻すのに一時的に高用量のリスパダールを用いざるを得なくなり、ジスキネジアが悪化する危険性があります。

リスパダールとエビリファイ以外のお薬は試みられたことはないのでしょうか?
例えば、ジプレキサはセロクエルなどは?
質問者: 返答済み 2 年 前.

有難うございます。

先生の変薬に関してのご質問に対してですが、
先ず、前提として、妻が液剤しか服用しないと言うことがあります。

また、この2年ほどで体重増加(50kg => 63kg)があることと、妻の家系が糖尿病があると言うことでジプレキサを対象から除外しました。セロクエルについては主治医からは特にアドバイスを頂戴しておりませんが、液剤はあるのでしょうか?また、変薬が、その効果を必ずしも保証するものではない、と言うことは主治医から伺っておりますが、それでもトライする価値があるのであれば、次回受診時(いつも私だけが伺っている)に相談してみたいと思います。

専門家:  猫山司 返答済み 2 年 前.
ご返信ありがとうございます。

セロクエルにもオランザピンにも液剤(内用液)はありません。
また、セロクエルはオランザピンと同系統の抗精神病薬で、ジスキネジアに悪さをしないのですが、やはり糖尿病リスクがありますので、そういう状況であれば選択肢からは外された方がよろしいかと存じます。
また、セロクエルには液剤はありません。

そういうことですと、ジスキネジアを抑える効果が期待される他のお薬も服用できないでしょうから、ぎりぎりまでリスパダールを減量して経過を見る、という方法を採らざるをえないと思います。

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