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Dr.morino
Dr.morino, 精神科医
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 739
経験:  鳥大学医学部卒。診療所院長(診療科:精神科、心療内科、内科、神経内科)
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精神科の専門家にお願いしますこちらのDr Gatoに強迫性人格障害の心理療法を受けるようにアドバイスされましたが

質問者の質問

精神科の専門家にお願いします
こちらのDr Gatoに強迫性人格障害の心理療法を受けるようにアドバイスされましたが、それはCBTとは別モノなのですか?
私が通っていた病院のセラピーは基本的に6人が一クラスでCBTに沿って色んな患者(鬱病、SAD、躁鬱病、OCD、PTSD.....)が自己開示をしていくやり方でした。もちろん、個人のカウンセリングでのセラピーもありましたが、それもCBTに沿った内容でした。
私立病院なので、患者側のリクエストはかなり聞いてくれます。DR GatoのアドバイスのOCDの心理療法がどういうものなのか具体的に教えて頂けるとセラピストにリクエスト出来るのですが.....
よろしくお願い申し上げます。
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  Dr.morino 返答済み 2 年 前.
Dr.morino :

初めまして。精神科の森野と申します。

Dr.morino :

Dr.GATOとのやりとりを拝見させていただきました。

Dr.morino :

Dr.GATOは、産婦人科医ですので、どのような内容の心理療法を勧められたかは、わかりませんが、

Dr.morino :

相談者様には、自分の中で決められた基準、ルールが存在しており、その通りに事が運ばないと、

Dr.morino :

自分を責め、自分を罰する行為を行ってしまうと記載がありましたが、間違いないですか?

Dr.morino :

この場合の治療としては、OCD(強迫性障害)の治療に準じた精神療法を行います。

Dr.morino :

具体的には、「自分の思い通りにいかない事態が発生した時に、自らに罰する行為を段階的に制止する」というものです。

Dr.morino :

たとえば、Dr.GATOとのやりとりの中で、10k走ることで、自分の行った罪をチャラにするとありました。

Dr.morino :

10Kではなく、5Kにするなど、自分に課す罰を軽くする行為抑制を行う

Dr.morino :

これがOCDの行動療法です。

Dr.morino :

つまり、自分を罰することで、自分の行為から生まれた罪悪感を緩和させているのが

Dr.morino :

今の相談者様です。

Dr.morino :

でも、これでは、いつまで経っても、同じことの繰り返し。

Dr.morino :

なぜなら、相談者様は、自分の中の罪悪感を自分に罰を課すことで、自分を納得させ、罪悪感が緩和することを経験上知っておられるためです。

Dr.morino :

このように、自分が感じる不快感を、ある行為を行うことで、緩和させる。

Dr.morino :

これが、OCD(強迫性障害)の特徴です。

Dr.morino :

ですので、悪循環を断ち切るために、不快感を消すために行っている行為があれば、その行為をしない方向に段階的に抑制をかけて、行為をしないでも不快感が消えることを経験してもらうことがOCDに行う精神療法の1つです。

Dr.morino :

そして、もう1つ。

Dr.morino :

自分の中にある基準やルールといった取り決めを崩すこと。

Dr.morino :

これも、段階的に行います。

Dr.morino :

この2つを行っていていくことがOCDの心理療法の具体的な内容となります。

Dr.morino :

質問がありましたら、お願いいたします。

Customer: 回答ありがとうございます
Customer: 2つ質問があります。まず、「自分にかす罰を軽くする行為抑制」とありますが、抑制する理由をどうやって納得すればよいのでしょう?具体的にいえば、自分に与える罰を10Kから5kに軽減するときに
Customer: そのー5Kの理由をどう自分に納得させればよいのでしょう?
Customer: 2つ目は、自分の中にある基準やルールをどうやって崩すのですか?今迄、自分を律する事で現在のポジションを築き上げた訳ですから、自分を律する事をやめたら全てが消えてしまいます。
Dr.morino :

質問にお答えいたします。

Dr.morino :

まず、1つめの5Kにした場合に、自分をどう納得させるか?ですが、

Dr.morino :

OCDの治療は、今までの行為、習慣を崩す、そして、その崩した状態でも、自責感といった不快感は緩和していくということを自ら体験してもらう中で学んでいただく治療方法です。

Dr.morino :

ですので、5Kで、自分を納得させるのではなく、5Kという自分では納得できない状況下に自分自身を置くことで、その状況下でも、生じた罪悪感は緩和することを体験してもらうということになります。

Dr.morino :

つまり、ある行為を抑制することで、一時的には、不快感が増しますが、それは一時的であって、繰り返すことで、今までの10Kでなくても、5Kでも、罪悪感を緩和できるようになるという治療法です。

Dr.morino :

2つ目の基準やルールを崩すについては、

Dr.morino :

たとえば、朝は、かならず、起床後すぐに、水で手を洗うというルールがあるとします。

Dr.morino :

これを、しない。というのが、ルールを崩すことになります。

Dr.morino :

自分の中のルールや基準を崩すことで、確かに、すべてが消えてしまうような、今までの努力が無駄になってしまうような気持ちが生まれますが、実際は、ルールや基準を崩しても、全てが消えてしまうことも、今までの努力が無駄になってしまうこともない。という認識を自らの行為を変えることで、持ってもらうというのがOCDでいう認知行動療法(CBT)です。

Dr.morino :

ですので、あからさまに、ルールや基準を崩すのではなく、妥協という形を用います。

Dr.morino :

先の例で言いますと、朝、起床後すぐに水で手を洗うことを完全にやめてしまうと

Dr.morino :

それは、逆に、ストレスとなってしまいますので、いきなり、完全にやめるではなく、たとえば、起床後すぐにではなく、

Dr.morino :

服を着替えてから手を洗うなど。行動パターンの変化を作ります。

Dr.morino :

それも、難しいと思われる場合は、まずは、手洗いを5分だけ我慢してもらうなどすることもあります。

Dr.morino :

ですので、相談者様の基準やルールについても、すべてを崩してなしにする

Dr.morino :

ではなくて、今までは・・・していたけど、・・・・ぐらいでもと思えることがあれば、

Dr.morino :

それに変更して、実行してみるということです。

Dr.morino :

OCDの心理療法で、大切なのは、自らの行動を変え、変えても、大丈夫。という自信を持たせることにあります。つまり、行動抑制・行動変化は、実際に行った時、成功するものでないといけないということです。

Dr.morino :

行動抑制や行動変化を行ったことで、不快感が増すようなことは、行わず、あくまで、・・・という行動に変えてみようと考えたとき、実際に、その行動を行っても、7割は、大丈夫だろうと思えることを行うということになります。もちろん、セラピストの方と相談しながら、今までの行動を、どのように変化、抑制するか?を決めていきますが。

Customer: アドバイスありがとうございます
Customer: かなり時間のかかる、また酷い葛藤を引き起こすに違いないやり方ですが、セラピストに相談してみます。
Dr.morino :

相談者様が感じられた通り、OCDの心理療法は、実は、かなりの葛藤やストレスを与える治療方法です。

Dr.morino :

ですので、敬遠される方も多いのが実状です。

Dr.morino :

相談者様の事を良く知っておられるセラピストの先生に相談して、

Dr.morino :

行うか行わないかは、先生の意見も聞いたうえで、決められるのが良いかと思います。

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