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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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はじめまして。現在、妻と二人で暮らしています。宮城県より引越し、4月から札幌市に住んでいます。  妻がアルコール依

解決済みの質問:

はじめまして。現在、妻と二人で暮らしています。宮城県より引越し、4月から札幌市に住んでいます。
 妻がアルコール依存症のようです。現在、そのための治療は特にしていません。10年以上前から飲酒することがありましたが、通常の飲酒と思い特に問題視してきませんでした。2012年夏以降、日中の連続飲酒が確認されるようになり、私は、妻のアルコール依存症を疑うようになりました。ただし、本人否認です。泥酔しながら外出し、警察に保護されること4回、他人の家に上がり込むこと1回、畳を焦がすなど火事の危険を感じたこと2回、その他、脱糞したり、転んで傷を負うなどは、数え切れないくらいあります。
 私が叱るため、飲酒は隠れて行います。私が仕事等で外出しているときに飲酒しているようです。酒は、隠し持っているようです。
 私は、最近、インターネット等でアルコール依存症について学んでいます。極力叱らないようにもしています。しかし、このまま放置していては、事件や事故を起こし、他人に迷惑を描ける事にもなりかねません。警察は、保護はしてくれるものの、それ以上のことはしてくれません。ある医療機関に相談に行ったのですが、本人に治療の意志がなければ何もできないとのことで、治療の土俵にも上がることができませんでした。八方塞がりの状態で不安な毎日を過ごしています。仕事に集中できずストレスを感じています。
 最近の状況を以下に記します。
2014.4月(飲酒確認7回、泥酔2回、ガス器具つまみ止め忘れ、脱糞)
2014.5.23泥酔(1mg以上、脱糞、飲酒注意に対して逆上暴れる)
2014.5.24泥酔(非常に元気が無い)
2014.5.26飲酒の疑い(顔色赤い、睡眠導入剤なしで20:30就寝)
2014.6.03飲酒の疑い(就寝時0.17mg、日中の飲酒か、食物の影響か?)
2014.6.04飲酒の疑い(就寝時0.06mg、日中の飲酒か、食物の影響か?)
2014.6.05泥酔、警察に保護18:30頃、パトカーで搬送(asahiスーパードライ500ml缶×
     5缶飲んだもよう)
 
 妻の健康状態について、8年前、胃癌により、胃の全摘手術を受けています。その後寝つきが悪くなり、睡眠導入剤(マイスリー10mg)を服用しています。その他、消化剤等は服用しています。ここ数年、パニック障害、軽度のうつ病との診断で、心療内科に通院しています。ちなみに、その医師には、飲酒の件は、話していません。札幌で、せっかく見つけたばかりの心療内科であり、診療が断られることを恐れたためです。
以上でございます。
アドバイスよろしくお願いいたします。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

①今回のご相談でご質問になりたい事項を具体的に教えていただけないでしょうか?

②奥様ご自身には治療意欲(断酒の意思)は無いと理解してよろしいですか?

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で、回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承下さい。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を下された後に追加でご質問をいただいても応じられない場合がございます。予めご了承下さい】
質問者: 返答済み 3 年 前.

 妻には治療意欲がなく、そもそもアルコール依存症との自覚がありません。何とか説得し、通院治療に持ち込めたとして、劇的に改善が見込める治療法があるのでしょうか。あるとしたら、札幌市近郊でそのような医療機関がありますでしょうか。


 強制入院させるとしたらどのような方法をとればよいのでしょうか。北海道内にそれが可能な医療機関がありますでしょうか。


 


 


 


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
アルコール依存症について「劇的に改善が見込める治療法」はこの世の中に存在しません。

「強制入院」させてもアルコール依存症の治療にはなりませんので、まともな医療機関なら「治療意欲がなく、そもそもアルコール依存症との自覚が」無い患者様の入院は引き受けません。
北海道に限らず、日本中どこを探しても、まともな病院での入院治療はありえないとご理解下さい。

③相談者様は奥様のアルコール依存症を治したいのですか? それとも単に一時的に飲酒を止めさせたいのでしょうか。

④奥様に、飲酒を止めなければ離婚すると告げたことはありますか? 奥様が飲まれているお酒の代金はどこから出ているのでしょうか。

以上、重ねて確認させていただけますと幸いです。
質問者: 返答済み 3 年 前.

できるならば、妻のアルコール依存症を治したいと思っています。


 


飲酒を止めなければ離婚すると告げたこともあります。法的に確立された手段があったらそれも辞さないつもりです。


 


妻は、以前働いていたこともあり、蓄えを持っています。それを取り上げることは困難な状況です。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
アルコール依存症治療の一般論を述べます。

アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。
しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて(あるいはそういった状況を幾度となく繰り返して初めて)患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

まず、この点について、また、アルコール依存症において「劇的に改善が見込める治療法」はなく、一生奥様の病気と付き合っていかなければならないという状況についてご理解いただけますでしょうか?
またこうした状況が続くことを相談者様は受け入れられるでしょうか。
質問者: 返答済み 3 年 前.

泥酔状態で奇妙な行動をとるため、火事やガス爆発が起こらないような対策をとらないといけませんね。


ありがとうございました。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
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