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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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相模原市在住の坂本と申します。私は70歳、夫はまもなく73歳になります。 夫の飲酒についてのご相談です。 若いこ

解決済みの質問:

相模原市在住の坂本と申します。私は70歳、夫はまもなく73歳になります。
夫の飲酒についてのご相談です。
若いころから現在に至るまで、アルコールを切らしたことがありませんが、このために暴力を振るったことは1-2どくらいです。
65歳の定年間際に胃がんの手術をしています。2-3ヶ月に一度、胃がんの後の検査に行くので、その2日前から、やめますが休肝日というほどの事もなく、終わると急肝日の分を取り戻さねばといわんばかりに呑みます。種類は焼酎のお湯割りとかコウリ氷水で割るなど。
週に2-3回はお昼から夜7時くらいまで呑んでいて、洗面所にいくのにころび、トイレに行くのに転び起き上がるのに4時間くらいかかり辟易しています。昨日もそうで買い置きの焼酎を4升包丁で突き刺して私が捨てました。手術後、検査をしても肝臓に出ていないようなのです。どうしたらよいでしょうか。私の精神状態もそんなときは普通じゃなくなり怖いです。
私はいろいろ趣味がありますが夫はどんなにすすめても、午前中に2時間ばかり歩いてきます。
よきアドバイスをお願いいたします。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

実際に相談者様を診察・検査できないインターネット相談では診断行為は行えませんが、ご記載を拝読する限り、ご主人がアルコール依存症の診断基準を満たしている可能性は高いと考えます。

少し補足情報を下さい。

①ご主人ご自身は、ご自身の飲酒について問題意識を持たれているのでしょうか。もしくは、アルコールの問題についてお二人で話し合われたことはおありですか?

②「買い置きの焼酎」というご記載がありますが、ご主人はご自分でお酒を買いに行くのですか?

③ご主人がお酒を止めない限り、ご主人のための家事は一切しない、離婚も考える、といったご覚悟が相談者様におありでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

1 問題意識はないと思います。


 


2、自分でまとめて買ってきます。


 


3.気持ちはありますが実行はできませんでした。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。

長くなりますので、回答を2つに分割させて下さい。

まず、ご主人がアルコール依存症を患われているという前提で、その治療導入とはいかなるものか、説明致します。

アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。
しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

精神科では医療保護入院といって、ご本人の意思に関わらず強制的に入院させる入院形態がありますが、アルコール依存症患者様においては、これが適用されることはあまり多くありません。

ご主人の場合、アルコール依存症の専門外来を有する精神科病院を受診していただく必要がありますが、そういった病院では、「ご本人の治療意欲が無いのであれば治療はお受けできません」というスタンスをとっているところも少なくありません。
動機づけ面接といって、不適切な飲酒を止めるための意識づけをするカウンセリングのための通院治療や入院を行っている病院もありますが、これにしても、患者様ご本人のある程度の治療への積極性は必要です。

(つづく)
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
その、最低限の治療意欲を持っていただくためには、ご家族がある種の覚悟を決められる必要があります。

お酒を止めて、かつ飲酒の問題を精神科主治医に説明し、必要ならばアルコール依存症の専門治療医療機関に転院するようご主人に告げて下さい。

相談者様がなさるべきは、飲酒の手助けとなりうる一切の援助(これには食事の世話を含む、ご主人のためになされる一切の家事も含まれます)はできないことをご主人に告げることです。その際、離婚も選択肢のひとつとしてありうることをはっきりと告げて下さい。

相談者様のような状況に置かれますと、多かれ少なかれ飲酒の援助行動を無意識のうちにとってしまいがちですが、それはご主人にとっての「イネイブラー」と呼ばれる存在に相談者様がなってしまうことを意味します。

以上、ご参考になれば幸いです。


【アルコール依存症におけるイネイブラー

http://alc.myumic.com/イネイブラー.html

http://www.just.or.jp/?terminology=000770
http://www2.gunmanet.or.jp/Akagi-kohgen-HP/ALenabler.htm
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