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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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大学職員です。 研究しうの学生の酒量が気にかかります。最近は、ウイスキー瓶1本または、半分は空ける日々を送っている

解決済みの質問:

大学職員です。
研究しうの学生の酒量が気にかかります。最近は、ウイスキー瓶1本または、半分は空ける日々を送っているようです。
顔はむくんでいて気力もうせてようです。
昼間は、頭痛だったりもするようですが、飲酒が関係あるように思えます。
大学院に入り、課題が多く、自分の能力を超えているように感じ、それから飲酒量が増えたようです。高学歴で、大学まではほぼ学校を休んだことはないくらい順調だったようです。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

ご記載を拝読しただけでは、その学生さんが精神医学的な問題を有しているのか、判じかねます。

①この件について、ご本人と話をされましたか?

②この件について、その学生さんのご両親と連絡をとることは可能でしょうか。

③相談者様としては、このご相談でどのような回答を期待されているのでしょうか。

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.



質問者: 返答済み 3 年 前.

先日半日ほど、その学生と過ごし、彼の様子を見たり聞いたりしたことをまとめます。


・昨年10月から一人暮らしを始め、学内のプロジェクトの学生として、他の学生より多くの科目の取得、海外研修等にかかわっている。


12月ごろより飲酒量が増え、1月ごろからは毎日ウイスキーを半分、または1本空けている。


・大学院生だが、今まではほとんど学校を休んだことがなかったが、1月にヨーロッパの海外研修後10日ほど休み実家に帰りお酒を飲んでいたが、友人の助けもあり、夜中に研究室に来るようになり、今はほぼきているが、ウイスキーは毎日半分またはそれ以上飲んでいる。


(この時は人に会いたくないと話していた)


・10月から自室のごみは捨てておらず見かねた友人が一緒に捨てようといって2回ほど捨てた。


・普段の食事は究極までにおなかがすかないと食べず1日1食程度。


・研究室の担当先生や、メンターなどにも、生活面で注意されているが、一向になおらない。


・自分で、アルコール依存症と話しているが、減らさなければならないとはほんきで、おもってない。


・昼間は、吐き気、頭痛、幻聴がきこえると話している


・親は今の様子を知らない。(連絡を取るのは可能)


・病院にはかかっていない


・友人は多く、周りは心配しているが、現在は見守り中。


 


しかし何らかの対応をしないと手遅れにならないかと思い、今後どのように対処していけばよいか、注意点やアドバイスをいただきたいと思います。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
深刻な状況であるように思われます。
その学生さんには、おそらくアルコール依存症の診断が付くことになるでしょう。

ご本人の同意をとった上でご両親に連絡をとり、現状を知らせた上で、休学し、ご実家に帰って、アルコール依存症専門外来を有する精神科医療機関を受診していただくべきでしょう。

他人である相談者様にできること/すべきことは以上です。

アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。
しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません(自分で、アルコール依存症と話しているが、減らさなければならないとはほんきで、おもってない)。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めま)。

治療を行う場合、外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

この旨をその学生さんの親御さんにお伝えすべきでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
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