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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14293
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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お世話になります。 父(70歳・鋳物の職人)のことで伺いたくお願いいたします。 3年前に胃癌を患い全摘しました。

解決済みの質問:

お世話になります。
父(70歳・鋳物の職人)のことで伺いたくお願いいたします。
3年前に胃癌を患い全摘しました。
合わせて震災で宮城の実家が津波にのまれ帰る場所がなくなりました。
体調は良さそうですが現場を離れたことから仕事が激減し収入も減少しました。
仕事が無い、お金も無いことで家にこもることが多くなり午前中から飲み始め母に悪態をつく日々です。
お金があるときは家飲み後、近所の飲み屋に出向き腰が砕けるほど飲んできます。
若い頃から酒癖は悪く、友人・ご近所さん・警察にお世話になることもしばしばで
夜中に帰ってきては母や私を叩き起こし悪態をつきます。急に泣き出すこともあります。
飲まなければ無口でおとなしいのですが・・・最近は陰気くさいですが。
今年に入ってからは元旦から連日上記のような日々が続き、母も参っていまして何か良い治療法はないかとご相談した次第です。
よろしくお願いいたします。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

ご本人には治療意欲はあるのでしょうか?



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

お世話になります。


 


無いと思います。


お金があればなんとかなると思っているように見受けられます。


今回ご相談したのは同居いている母が心配で・・・

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。

お父様の診断がアルコール依存症であるという前提で回答いたします。

アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。
しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、前述したように外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の精神科カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 3 年 前.

ご回答ありがとうございます。


 


この状況に諦めていた時期もあり父と距離を取っていました。


断酒が早いかお迎えが早まるか・・・後者に期待したこともありました。


 


まずは向き合って自覚してもらい説得から始めてみますが


どう伝えたら理解してもらえるのか不安です。


 

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