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Dr.morino
Dr.morino, 精神科医
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 739
経験:  鳥大学医学部卒。診療所院長(診療科:精神科、心療内科、内科、神経内科)
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前回は大変お世話になりました。 アナフラニール上限いっぱいまで上げてようやく本来の落ち着きをとりもどしつつあります

質問者の質問

前回は大変お世話になりました。
アナフラニール上限いっぱいまで上げてようやく本来の落ち着きをとりもどしつつあります。
今回は脅迫性障害の治癒率についてその現状が知りたくなりました。
現在脅迫性障害の治療薬として認可を正式に受けているのは、デプロメールとパキシルだけのはずです。(製造元メーカーが発表している50%と言う有効率も信じがたい気がする)。
本来なら私は日本では使えない薬を使用したのだから、本当は完治にいたることはまずありえなかったことになります。
しかも偶然服用していたアナフラニールも飲んでいなければ回復時の苦痛に耐えられず自殺をしてこの世には存在していないことになります。
そういうことを考えあわせると、私は非常に運が良かった為、奇跡的に今回復に向かっていることになります。
昔は脅迫神経症と言われ治療が不可能だと言われていましたが、現在も極めて少ない可能性のような気がしてきますが実情はどんなものなんでしょうか?
投稿: 2 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  Dr.morino 返答済み 2 年 前.
アナフラニールを上限いっぱいまで使い、本来の落ち着きを取り戻された。
つまり、回復過程で起こる、大きな壁を乗り越えられたのですね。
相談者様のアナフラニールを継続していた判断が、相談者を回復に導きましたね。

強迫性障害の治癒率ですが、
相談者様も、ご存じのとおり、現在、強迫性障害の治療薬として
承認されている薬は、パキシルとデプロメール(ルボックス)だけです。
この2つの薬による投薬治療での強迫性障害の治癒率は、40%~60%と
発表されています。
そして、投薬治療に、強迫性障害に効果があるとされる認知行動療法を併用すると、
治癒率は、60%~90%と発表されています。
が、実際は、強迫性障害が、治癒する例は、少ないです。

ですので、相談者様が、お察しのとおり、強迫性障害の治癒は、ほとんど無いと
考えても、おかしくないのが現状です。

しかも、半数以上の方で、うつの併発を認めますので、
強迫性障害で、治癒する方は、極わずか。
数多くの強迫性障害の方を治療してきましたが、治癒した方は、
奇跡的な数しか、おられません。



まず、国が承認している薬であるパキシルとデプロメールを
認可されている上限いっぱいの量使用し、行動療法を併用しても、
治癒した例は、経験上ありません。

パキシルとデプロメールで治療し、治癒した例は、
認可されている上限いっぱいの量の倍の量を使用し、
行動療法を併用した例では、治癒を認めていますけど。
これは、保険診療外となりますので、
基本的治療方法では、強迫性障害の治癒は、極めて困難です。


Dr.morino, 精神科医
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 739
経験: 鳥大学医学部卒。診療所院長(診療科:精神科、心療内科、内科、神経内科)
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質問者: 返答済み 2 年 前.


やはりそうでしたか。


ある意味、私は非常に運がよかったということになりますね。


 


先生の言われた、


しかも、半数以上の方で、うつの併発を認めますので、
強迫性障害で、治癒する方は、極わずか。


 


ということですが、これは治る過程の苦痛に耐え切れず自殺を図る人が


かなりいるという事ですか?


それとも両方治さないといけないので、治癒が極めて難しくなるという意味でしょか?


 


 

専門家:  Dr.morino 返答済み 2 年 前.
自殺を図られる方も、実際、おられます。
ただ、自殺を図られる方が多いから
という意味ではなく、
うつが、併発することにより、ただでさえ、
大量の薬を投与している上に、さらに、うつ症状改善のために
薬の投与が必要となり、副作用から治療中止をしないといけないケースも多いですし、
うつ症状が、行動療法の継続を困難にさせ、投薬だけの治療となり、
治癒が難しくなってしまうケースもあるからです。

強迫性障害の治療は、薬の投与とカウンセリングの併用が、
必要で、どちらが欠けても、治療は、上手くいきませんので。

ユーザーの声:

 
 
 
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    平成16年 滋賀医科大学医学部医学科卒業 千鳥橋病院初期研修医平成18年 滋賀医科大学精神科後期研修医平成20年 滋賀医科大学精神科助教平成22年 滋賀医科大学地域精神医療学講座特任助教平成23年 滋賀医科大学精神科外来医長(兼任)
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