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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14290
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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69歳の主人のことです5年ほど前に家業も息子に譲りこれからだと思っていましたが徐々にアルコールの量が増え毎日日曜日と

解決済みの質問:

69歳の主人のことです5年ほど前に家業も息子に譲りこれからだと思っていましたが徐々にアルコールの量が増え毎日日曜日と言ってはいい気分のようです。しかしよく転倒したり、話したことの記憶はないし、行動が酔っ払いです。現在、肺気腫で酸素ボンベも着装し血糖値も高くインシュリンを打っている状態です。定期的に病院には通って薬も飲んでいます。主人の寂しさは理解できますが...。どうしたらいいんでしょう。愛知県在住
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
おはようございます。猫山と申します。精神科医です。

①ご主人は日中から飲酒されていますか?

②食事はきちんと摂られているでしょうか。

③5年間酒浸りだと理解してよろしいですか?

④毎年の検診などを受けていますか? 定期的に通院されているのであれば血液検査なども受けられていると思いますが、異常値は指摘されないのでしょうか。

⑤ご本人には問題意識があるようですか? つまり、現在のご自分がアルコール依存症がそれに近い状態であって、お酒をやめて、専門医療機関で治療を受けるという意志があるのでしょうか。

⑥ご主人は、ご自分で飲むお酒をご自分で購入されているのですか?

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

①はい
②はい。食べたことも覚えてない時もあります。


③いいえ、ここ2年ほど前からです。


④私には多くを言いません。血圧が少し高いのと血糖値は120くらいと言っています。


⑤酔っている時に話しましたがしっかりと話し合いしてません。


⑥はい、自分で買ってきて自分の部屋で飲んでます。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信ありがとうございます。

まずはご主人と話し合われて相談者様のご心配を伝えられることが大切だと思います。
ご主人のような境遇の方が皆さんお酒に逃げるわけではありませんから、そこは過剰に共感するのではなく、ご主人の責任として受け入れ、改善していただけなければなりません。
と申しますのは、アルコール依存症の場合、患者様ご本人の治療意欲が無ければ、治療に導入することが不可能だからです。

ご記載の情報からはご主人がアルコール依存症の診断基準を満たすかどうかは判じかねますが、ここでは、アルコール依存症であるという前提で一般論を申し上げます。

アルコール依存症の治療のゴールは断酒になります。
「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。
しかし、アルコール依存症の場合、一般的には、周囲は困っていたり心配したりするものの、患者様ご自身はご自分が病気であることを認めたがらないため、治療に導入できないことが少なくありません。

結局のところ、患者様ご自身がお困りにならなければなかなか治療には繋がりません。
肝機能障害や膵炎を起こして身体的につらくなる、仕事に支障が及ぶ、家族生活に支障が生じて離婚を迫られる、警察のお世話になる、といった切迫した状況になって初めて患者様は治療の必要性を感じ始めます。

治療を行う場合、前述したように外来治療も入院治療も行われますが、患者様の治療意欲が無い段階ではどちらにせよ長続きはしませんし、効果も現れません。
強制的に入院させても退院すれば再飲酒しますから、入院治療を受けられるとしても、これはご本人がそれを望んだ場合ということになります。

アルコール依存症の治療は、風邪をひいた時のように、一定期間病院に通えばよいとか、一定期間入院すればよいというものではありません。再飲酒のリスクは生涯続きますから、アルコール依存症の治療もまた生涯続きます。
必然的に、治療は、最終的にはどの患者様でも外来治療になります。
入院治療は初期の治療導入のための教育入院か、再飲酒時の治療立て直しのための入院となることがほとんどです。
教育入院は一般的に3ヶ月程度です。

また、アルコール依存症の治療は、失敗を繰り返すものだとあらかじめご理解ください。
一回の入院で断酒の意思を固め、その後は外来通院しながら生涯断酒を貫ける患者様は皆無です。
全ての患者様が、何度も再飲酒をし、外来通院を中断し、または再入院をして……といった過程を経て、ようやく断酒に行く着くという経過をたどるといっても過言ではありません。

従いまして、ご家族が治療導入からその後の定期的通院に至るまで、一貫して患者様を説得し、必要ならば病院に連れて行くことを繰り返さなければなりません。
それがアルコール依存症の治療の現実です。

受診される先は一般の精神科・心療内科ではなく、アルコール依存症治療の専門施設である必要があります。

【全国アルコール関連問題専門医療機関紹介】
http://www.kochi-al.org/url/hospital.html

以上、ご参考になれば幸いです。
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質問者: 返答済み 3 年 前.

ありがとうございました。主人も今のままではいけないという気持ちともう好きなことしていこうという気持ちと気分で変わってしまいますが酔いがさめると治したいと思っているようです。よく話し合って決めます。ほんとうにありがとうございました。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
少しでもお役にたてたのであれば幸いです。

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