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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14345
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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薬剤性パーキンソンニズムについてお伺いします。 母(70代)が3年前に鬱病の診断を受け、 精神科で処方された下記の薬を3年間服用していました。 (抗精神薬のほかに血圧など

解決済みの質問:

薬剤性パーキンソンニズムについてお伺いします。

母(70代)が3年前に鬱病の診断を受け、
精神科で処方された下記の薬を3年間服用していました。
(抗精神薬のほかに血圧などの薬も含まれていますが、全て書かせて頂きます)

・リオレサール錠 5mg     1日2回(朝・夕食後)
・セニラン錠 2mg       1日2回(朝・夕食後) 
・ジェイゾロフト錠 25mg×4錠 1日1回(寝る前) 
・リフレックス錠 15mg     1日1回(寝る前)
・マイスリー錠  10mg     1日1回(寝る前)
・アモバン錠7.5  7.5mg    1日1回(寝る前)

・キネダック錠  50mg     1日2回(朝・夕食前)
・メバロチン錠10 10mg     1日1回(夕食後)
・バイアスピリン錠100mg    1日1回(朝食後)
・ディオパン錠 80mg      1日1回(朝食後)
・ビタメジン配合カプセルB25  1日1回(朝食後)
・ガスモチン錠  5mg     1日3回(毎食後)

今年春頃から鬱の状態が少し落ち気味だったため追加で頓服薬が処方されました。
・コンスタン 0.4mg錠  1錠(不安時)

5月中旬頃、母が処方された頓服薬(コンスタン)を初めて服用し就寝した翌朝 起きることができず、意識が朦朧とした感じになり、足元もふら付いていました。

その2日後に、意識が朦朧とし口をパクパクした状態になり救急外来へ。
コンスタンの服用を止めるように指 示がありました(主治医とは別の精神科医)

それからすぐ、下記の症状が現れます。
手の震え、動作が遅くなる、歩幅が狭くなりヨチヨチ歩き、
一歩目が出ない、表情がなくなる、声が小さくなる
今までできていた事ができなくなる(着替えなど)
手足が固くなる、体の筋肉が固くなる、よだれが出る
極度の便秘、排尿障害(なかなか尿がでない)
現在、自力での排便が困難で浣腸しないと便が出ません。


母は3年前から今年の5月まで 鬱の薬を飲みながらではありますが
普通に身の回りのことはできていて一人暮らしをしていました。
頓服の服用をきっかけにして、
急にパーキンソンのような症状 が出ました。
この状態がもう5か月続いていて、
今では全てのことに介助が必要になってしまっています。

この症状が出た当初、精神科主治医からは
「歩行は脱水からくるもので脱水症状が改善されると歩行も戻るはず」と言われました。
しかし脱水症状が改善されたにも拘わらず、
歩行はそのままで 体の動きは更に悪くなりました。

母の歩行などの様子を見て、
家族の方から『パーキンソンじゃないか?』と聞いたところ
主治医からは
「精神科の薬の影響でパーキンソンに似た症状が出ることもあるし、
 パーキンソン病を発症したかもしれないが、どちらかははっきり分からない」
と曖昧な回答しかありませんでした。

今年8月に神経内科でMIBG検査を受けましたが、
典型的なパーキンソン病は否定されました。
その後治療は特に何もされず
「パーキンソンの薬を出すほどではない」と言われました。
それ以降、体の状態はどんどん悪化しています。

でも家族としては、
5月まで普通に一人で暮らしていた母がなぜこんなことに?
と遣り切れない思いでいますし、
母本人も『なぜこんなことになったのか・・』と悲しそうに口にします。
今は鬱の状態より 体の状態の方が深刻だと感じています。
パーキンソンに似た症状が出てから この5か月間ずっと
なんで?なんで? と疑問に思うばかりで
何とかもう少し動けるようにしてあげたい・・それが私達家族の願いです。

主治医からは鬱の状態や体の状態に関して ほとんど説明がないため、
いったい原因はなんなのか?と、ネットで検索していると
最近になり『薬剤性パーキ ンソニズム』のことを知ました。
書かれている症状は、母の症状にピッタリ当てはまりました。
厚生労働省『重篤副作用疾患別対応マニュアル』の
「薬剤性パーキンソニズム」の中にある表で点数を付けると18点になります。
(6点以上の場合は薬剤性パーキンソンニズムの可能性があると書かれていました)

これまで主治医からは「薬剤性パーキンソニズム」については一度も話がなかったので
こちらから「母は薬剤性パーキンソニズムではないのですか?」と聞いたところ、
・母に処方していた向精神薬は強い薬ではなく、比較的軽い薬であること。
・抗不安薬(コンスタンなど)、睡眠薬でパーキンソン症状が生じることはほとんどない。
という理由で、薬剤性の可能性は低いという回答でした。


そこで猫山先生に質問です。
母の症状は「薬剤性パーキンソニズム」ではないのでしょうか?
本当にこれまで処方されていた薬で、
薬剤性パーキンソニズムを発症する可能性は低いのでしょうか?
薬剤性パーキンソニズムでないとしたら、他にどんな病気が考えられますか?

どうか率直なご意見をお願い致します。
投稿: 3 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
こんにちは。猫山です。
ご指名ありがとうございます。

お母様が薬剤性パーキンソニズムを呈されている可能性は高いと考えます。
精神科のお薬のいくつかには、パーキンソン症状を悪化させる、もしくはそれ自体がパーキンソン症状を起こすものがあります(薬剤性パーキンソニズム)。
選択的セロトニン再取込薬(SSRI)であるジェイゾロフトは、抗うつ薬の中でも、パーキンソン症状を引き起こしやすいお薬として知られています。

ご覧になられた厚生労働省『重篤副作用疾患別対応マニュアル』・「薬剤性パーキンソニズム」の27ページの表に記載があるパロキセチンやフルボキサミンもSSRIで、ジェイゾロフトはこれらのお薬と、脳内で同じ仕組みで作用するお薬なのです(=副作用も類似)。厚生省のマニュアルが作成されたのが平成18年で、ジェイゾロフトはちょうどその年に発売された抗うつ薬なので収載されていないのでしょう。

ただ気になるのは、お母様はジェイゾロフトを3年間服用されてきたにも関わらず、最近になって比較的急激に強いパーキンソン症状を呈されていることです。

神経内科で脳のMRI検査は行われましたか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 3 年 前.

早速の回答ありがとうございます。
神経内科でMIBG検査の際に、MRI検査、CT検査を受けています。


 


あと追記になりますが、


母は糖尿病も患っており、それに伴う合併症もあります。


頸動脈に狭窄があるので定期的に脳外科で検査をうけています。


ここ数年悪化することはなく、


最近エコー検査をしたようですが、変わった様子はみられませんでした。


 


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

定期的に脳外科で検査を受けておられるとのことですが、過去にも(できれば最近のもので、パーキンソン症状が現れる以前に)脳のMRI検査は受けておられないでしょうか。

つまり、今回神経内科で撮ったMRIと突き合わせて、変化が生じていないかを比較できないか、という意図なのですが。
質問者: 返答済み 3 年 前.

脳外科での検査でMRI検査を受けたことはあるのですが、


母本人が全て検査に出向いていましたので


脳を撮影したのか、頸部を撮影したのかは分からないです。


すみません。。


(現在母は入院中ですので、病院に確認するとわかると思うのですが


 回答には時間がかかります)


 


パーキンソンの症状が出る前の脳のMIR画像があれば


何かわかることがあるのでしょうか?


 

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
パーキンソン病は、大脳の基底核という部位で、ドーパミンという神経伝達物質を分泌する細胞が死滅することでおこる病気です。

薬剤性パーキンソニズムは、同部位で、薬物によってドーパミンの伝達が妨げられることでパーキンソン病類似の症状が起こる副作用です。

パーキンソニズムにはもう1つ、脳血管性パーキンソニズムがあります。大脳基底核に出来る小さな脳梗塞によっても、やはりドーパミン分泌細胞が死滅しますので、パーキンソン症状が起こります。ご高齢、糖尿病で動脈硬化(+)、そこに脱水が起こったのであれば、基底核に脳梗塞が起こり、脳血管性パーキンソニズムを呈した可能性を否定できません。
http://www.ukenko.com/parkinson/856

ここまでいただいた情報をもとに回答いたします。

お母様が薬剤性パーキンソニズムを起こされている可能性は高いと考えます。原因物質としてはジェイゾロフトが第一に挙げられるでしょう。この場合は、ジェイゾロフトの減量・中止が治療ということになります。

「薬剤性パーキンソニズムでないとしたら」、身体合併症・既往症から、脳血管性パーキンゾニズムの可能性を考えます。この場合は、残念ながら治療方法はありません。リハビリテーションを受けられる意義はあるかもしれませんが。

最後に、パーキンソン病の偶発合併という可能性も0ではありません。

以上、ご参考になれば幸いです。
猫山司をはじめその他名の精神科カテゴリの専門家が質問受付中
質問者: 返答済み 3 年 前.

ありがとうございました。


専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
少しでもお役に立てたのであれば幸いです。
質問者: 返答済み 3 年 前.

申し訳ありません。


最後にひとつだけ質問をお願いします。


 


薬剤性の場合、


ジェイゾロフトの中止をして どれくらいでパーキンソンの症状が改善されますか?


ジェイゾロフトの中止だけで改善がみられない場合は


抗コリン薬などの投薬は必要になりますか?


最後にこの点だけご回答頂ければ幸いです。

専門家:  猫山司 返答済み 3 年 前.
ジェイゾロフトは、急激な断薬で離脱症状が起こりますから、いきなり中止することはできません。
もう3年間も服用されていますから、2~3週間に25mgずつ程度のスピードで、離脱症状との兼ね合いを見ながら徐々に中止する必要があります。

精神科のお薬は体から抜けるのに時間がかかるものが多いですから、中止してから副作用(パーキンソン症状)が消失するまでに、2~3週間はかかると思います。

それでもパーキンソン症状が残存する場合、抗パーキンソン薬の投与がなされるべきだと考えます。
抗コリン薬は健忘等の副作用が強いのでお母様のご年齢の患者様には向きません。ドーパミン作動薬や、L-ドーパ製剤と呼ばれる抗パーキンソン薬が適していると思います。
質問者: 返答済み 3 年 前.

>ジェイゾロフトは、急激な断薬で離脱症状が起こりますから、いきなり中止することはできません。


 


やはり、そうなんですね。


母の主治医は いきなり止めました。


私達は少しずつ減薬しないといけないのではいか?と思っていましたが、


主治医は、何か副作用の症状が出ると いきなり薬をとめてしまいます。


 


 


とても参考になる回答を頂き、ありがとうございました。


また何かありましたら、よろしくお願い致します。

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