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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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双極性障害2型です。鬱の症状が辛いです。これから生きていく自信もなくなります。また、得体のしれない恐怖感や不安感に押

解決済みの質問:

双極性障害2型です。鬱の症状が辛いです。これから生きていく自信もなくなります。また、得体のしれない恐怖感や不安感に押しつぶされそうになります。主治医は落ち着くまで我慢するしかないと言いますが、何か対処方はないのでしょうか。このままでは辛すぎます。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

少し補足情報を下さい。

①「その前は別の病院でうつ病の治療を受けていた」とのことですが、うつ病を発症したのは何歳時で、具体的にはどのような治療を受けられていたのですか? もっとも最近のものでかまいませんから、服用されていたお薬の名前を教えて下さい。

②なぜ病院を変わられたのでしょうか。

③診断がうつ病から躁うつ病(双極性障害)に変更になったのはなぜですか?

④現在、リーマスは、1日に服用する総用量が300mgなのですか? 今後、増量されるのでしょうか。リーマス(炭酸リチウム)の血中濃度を教えて下さい。

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】
質問者: 返答済み 4 年 前.

10年前からパニック障害、5年ほど前からパニック発作はなくなり,代わりにウツ症状が出るようになりましたが、薬は変わらず、パキシルでした。途中から、理由は忘れましたが、デプロメールになりました。頓服としてセルシンを処方されていました。


病院を替わった理由は、2カ月半前、酷い鬱になり、薬を1週間分一度に飲んでしまったことがあり、その時の医師の対応で、もうここではダメだと思ったからです。


新しい病院では、これまでの話を聞き、躁転が2度あったということで、躁うつ病とされました。 リーマスは300mを1日2回、計600です。血中濃度は正常の最低ラインと言われました。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

双極性障害のうつ状態に対して用いることができる治療選択肢はそれほど多くはありません。
①気分安定薬(相談者様の場合はリーマス)の血中濃度を上げる。
②気分安定医薬を十分量用いた植えて抗うつ薬(SSRI)を用いる。
③双極性うつ病に適応があるジプレキサなどの非定型抗精神病薬を用いる。
です。
相談者様はそのどれも行われていないようです。

実臨床でも、私の印象では双極性障害を適切に治療できる精神科医は1割に満たないので、恐らく日本の双極性障害の患者様の9割は不適切な治療を受けられているのだと思います。

個人差があるので何とも申し上げられませんが、相談者様の場合も、リーマスの1日の量が600mgでは、ぎりぎり有効血中濃度に達している程度である可能性が大です。うつ病相を持ち上げるには不十分です。

双極性障害(躁うつ病)の患者様の7割がうつ状態で発症し、それは普通のうつ病と臨床上区別がつかないため大多数の患者様は当初はうつ病と診断されます。
しかし経過中に躁状態が現れると躁うつ病に診断が切り替わり、治療方針も変わります。

躁うつ病とうつ病は全く異なる病気であることが分かっており、病像が似ていても、躁うつ病の患者様のうつ状態に抗うつ薬を投与しても効果がありませんし、むしろ躁転や急速交代化、難治化といった、病状の複雑化を招きます。
現在、相談者様は、抗うつ薬が処方されていないことは評価できますが、リーマスは有効血中濃度の、やや高めの値を目指して増量されるべき状況です。


躁うつ病と言っても、躁状態をうつ状態を交互に繰り返す病気ではありません。ほとんどがうつ状態で、ごくまれに躁状態が出現することがある、というのはむしろ典型的な病状推移です。日本うつ病学会が患者さん向けにガイドブックを作成し、Webで公開しています。
以下の章の5ページをご覧ください。

【2.双極性障害の症状を知ろう】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/pdf/bd_kaisetsu_chapter2.pdf

相談者様のうつ病相が良くならないのは、第一にうつ病としての治療開始から双極性障害としての治療に変更されるまでに10年間を有しており、この間のうつ病 としての治療によって双極性障害が難治化してしまったこと、双極性障害の治療としてもおそらくはリーマスの量が不十分で気分の波の底支えができていないこ と、が挙げられるでしょう。
前者は病気の性質からしてどうしようもありませんから、せめて現在の治療を最適化されることが重要です。当初の①②③の順で試みられるべきです。
その点、主治医とよく相談されるか、転院も視野に入れられるべきでしょう(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

双極性障害の適切な治療法や、専門医の探し方については、双極性障害治療の現状を憂慮して日本うつ病学会が作成した以下のマニュアルをご覧になってみて下さい。

【日本うつ病学会:双極性障害(躁うつ病)とつきあうために】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/

以上、ご参考になれば幸いです。
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