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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私は糖尿病患者であると当時に鬱病です。鬱病の発症は13年くらい前でした。会社から負わされる容赦ない仕事に耐えきれなか

解決済みの質問:

私は糖尿病患者であると当時に鬱病です。鬱病の発症は13年くらい前でした。会社から負わされる容赦ない仕事に耐えきれなかったのです。おおよそ、その時から、精神系の薬は毎日、次のように服用しています。パキシル10mgを4錠、テトラミド10mgを4錠、トレドミン25mgを2錠、デパス5mgを4錠、サイレース1mgを2錠、レンドルミン0.25mgを2錠、ベンリン錠5を1錠です。13年、続けています。そして、半年前に病院で倒れ、脳波に異常があると診察され、テグレトールを4錠服用しています。しかし最近、糖尿病の先生から、上記の精神系の薬を減らせないかと言われました。糖尿病の投薬に支障があるとのこと。そこで、私は精神科の先生に、入院もいとわないから、減薬したいといったところ、外来で十分減らせると言われました。そして、私の服用している薬は多いとは言えない、世の中には50錠くらい飲んでいる人もいるともいわれてしまいました。最近、テグレトール服用のせいか理性を失いがちになり、糖尿病に最も悪い夜食を食べてしまいます。私は、会社を8年前に辞め、鬱症状はなくなり、糖尿病の先生の言葉もあり、入院して減薬しようとしているのですが、精神科の先生は外来でできると簡単なことを言います。私は減薬に本気です。できれば薬から完全に脱したいのです。でも、入院が必要と思っています。完全に精神系の薬から脱するのに入院なしでできるのか、専門家の先生のご意見を伺いたく、質問するしだいです。よろしくお願いします。私は自分の体のためであれば、入院もいとわないつもりです。なお、自分では、もう会社にいた時のうつ症状は感じません。

投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせず に返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせてい ただきます】


こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

相談者様が受けられている処方は、不適切なものです。

抗うつ薬が3剤も併用されているからであり、精神安定剤と睡眠薬が長期連用されているからです。

相談者様の主治医は正直ではありますが、腕は悪く、しかしそれは日本の精神科医の平均的な水準だとも言えます。相談者様の「服用している薬は多いとは言えない、世の中には50錠くらい飲んでいる人もいる」ことは、間違っているけれど事実なのです。

一度に500錠服用で死亡も・・・向精神薬大量処方の問題TBSの「報道特集」

【うつ病:適切な治療を受けているのは1/4(2006年 日本うつ病学会調べ)】

【抗不安・睡眠薬依存(2) ベンゾジアゼピンの害】
http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=60619

要するに、日本の精神科臨床のレベルは低く、相談者様の主治医も低いレベルの中では普通の水準だということです。
相談者様が8年前にお仕事を辞められたことが、主治医の臨床的技量と関係があったかどうかは私には判じかねますが。

相談者様においてさらに問題なのは、向精神薬の多くが食欲亢進、体重増加の方向に働くことです。これは糖尿病に悪さをする性質でしょう。
相談者様の服用されているお薬であれば、パキシルによる体重増加が有名です。

【SSRIでの体重増加】
http://pshycho-memomemo.cocolog-nifty.com/blog/2007/08/ssri_30be.html

糖尿病のことが無くとも、相談者様のお薬は整理されるべきです。
「薬から完全に脱」することができるかどうか――お薬を0にまでできるかどうかはわかりません。うつ病患者様の半数は抗うつ薬の長期に渡る(≒生涯の)抗うつ薬の服薬を必要とするからです。とはいえ、その抗うつ薬は1種類で十分ですが。

【うつ病の再燃と再発-予防法の実際-】
http://www.fuanclinic.com/byouki/a_21.htm

依存性が強いベンゾジアゼピンをこれだけの量と種類(デパス5mgを4錠、サイレース1mgを2錠、レンドルミン0.25mgを2錠、ベンリン錠5を1錠)、13年間に渡って服薬して生きたのであれば、相談者様はほぼ間違いなく医原性のベンゾジアゼピン依存症を呈しています。

【向精神薬依存 8割、投薬治療中に発症 「医師の処方、不適切」】
http://medicaldataarchive.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

こうした要素を考慮に入れても、相談者様の減薬・断薬は大変な作業ですが、入院しなければ行えない作業はありませんので、必ずしも入院は必要ありません。
と申しますか、相談者様が「完全に精神系の薬から脱する」のには、年単位の時間がかかります。それだけの期間の入院は現実的ではありません。

さらに、入院されたとしても、現主治医の治療を受けられていては、減薬・断薬は成功しないでしょう。この処方を減らせる腕がある医者は、そもそもこのような処方を組みません。
逆に、腕の良い精神科医にかかれば、外来でも減薬・断薬は可能です。
治療設定ではなく、診察を担当する医師の腕の問題であるということです。

以上、ご参考になれば幸いです。
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質問者: 返答済み 4 年 前.

先生のご回答に納得しました。確認します。「私の現在の投薬に対して減薬をもくろむのではなく、投薬そのものを見直すことがまず必要(例えば抗鬱剤は##を1種類というように)。でも、その見直しは現在の主治医では無理であろうと考えられる。」言い換えると「現在の投薬に対して、むやみに減薬すること、さらには減薬のための入院は無意味である。」ということですね。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

大前提として、減薬・断薬を検討すべきは、症状が完全にコントロールされてからです。

従いまして、「現在の投薬に対して減薬をもくろむのではなく、投薬そのものを見直すことがまず必要(例えば抗鬱剤は##を1種類というように)」というご理解は正しいと言えます。
これは一般に「薬剤整理」と呼ばれます。

「世の中には50錠くらい飲んでいる人もいる」ことを基準に現在のような多剤併用・長期漫然投与を当然とする医師には、そもそも薬物整理という概念が無いのですから、薬剤整理を行う能力は期待できないでしょう。

「むやみに減薬すること」は、依存性があって、急な減量や断薬によって離脱症状が起こる向精神薬において、お勧めできることではありません。

例えば相談者様はデパス0.5mg錠(5mg錠はないので、おそらく0.5mg錠だと思います)を4錠、計2.0mg/日服用されていますが、現実的なこのお薬の減量法は、細粒を用いて0.1mg単位で減量し、離脱症状が 無ければ減量を進め、離脱症状が起こればこれが治まるまで待って(2~4週間程度を要することが多いです)、脳がその量に慣れたらまた減量を開始する、という、時間がかかる作業が必要です。基本的には待ち時間がほとんどで、入院したからその時間が短くて済むというわけではありませんので、減薬目的の入院には意味がありません。
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