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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14381
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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もう数ヶ月前になりますが、こちらに相談したことがございます。主人の転勤でスコットランドからフランクフルトに移住し

解決済みの質問:

もう数ヶ月前になりますが、こちらに相談したことがございます。
主人の転勤でスコットランドからフランクフルトに移住したものです。
スコットランドの精神科主治医には2年前にうつ病と診断されViePaxを服用しておりました。
先月末 に、一度スコットランドに戻った際に主治医を受診し、引き続きViePaxを処方していただきフランクフルトに戻ってまいりました。
先週、主人の知り合いにフランクフルトで精神科医を紹介され受診をしました。
その際に、うつ病ではなくて統合失調症と言われて、今とても動揺しております。というのは、スコットランドの主治医にうつ病の診断をされるまでに半年以上かかり、やっと自分にあったお薬で大分安定していたところ、突然の主人の転勤で環境が変わり、多少後退しているというのは先月のスコットランドでの主治医受診の際に言われました。そして、緊急の際にフランクフルトでも精神科医を探しておくように指示されたので知り合いの人に紹介してもらいましたが、初診一時間の問診で統合失調症のお薬を処方されました。
今はViePaxを服用継続しているだけです。統合失調症のお薬はまだ処方箋を頂いたままで薬局に行ってません。

今後どうすればよいのかわからない状態でいます。
何かアドバイスがいただければ幸いです。

また、うつ病と統合失調症の診断の違いの決め手を教えてください。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

おはようございます。

以前に3回ほど回答をさせていただいた猫山です。

たしかに、うつ病と統合失調症の鑑別が難しい症例があることは確かです。
しかしこれまで長くうつ病として診断・治療されてきた相談者様が、主治医が変わったとたんに急に統合失調症に診断が変更されたのだとすれば、やはり違和感を覚えます。

少し補足情報を下さい。

相談者様は「初診一時間の問診で統合失調症のお薬を処方されました」というご記載のされ方をしていますが、統合失調症という診断も下されたのでしょうか? クエチアピンやアリピプラゾールなど(ドイツでの商品名は存じかねますが)、当初は統合失調症のお薬(抗精神病薬)として開発され、発売されたお薬で、後にうつ病の補助治療薬として追加承認を得たものもあるのですが……。

処方された抗精神病薬の名前と1日量を教えていただけますか?

抗精神病薬を処方された理由については説明を受けられましたか?

統合失調症という診断を受けられたのだとすれば、その診断根拠は何であると説明されましたか?

スコットランドの主治医の主治医とフランクフルトの医師との間にコミュニケーションはあるのでしょうか。例えば、日本でいう紹介状のようなもの(スコットランドの主治医からの)を持参してフランクフルトの医師を受診されたのでしょうか。逆に、今回の受診結果はどのようにしてスコットランドの主治医に伝わるのでしょうか。

フランクフルトで、他医にセカンドオピニオンを求めることは可能ですか?

以上、確認させていただけますと幸いです。
※ご返信のタイミング次第で回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。



【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせずに返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせていただきます】

質問者: 返答済み 4 年 前.
以前と同じ専門家の方に返答をいただけたことに感謝申し上げます。まず、今回フランクフルトの精神科医に処方されたお薬ですが、Clozapinというもので す。25mg/day。このお薬の処方箋を書いてくださる際に「これは統合失調症のお薬です」と言って渡されましたが。スコットランドの主治医と、このフランクフルトの精神科医とは全くコミュニケーションはありません。主治医には、自分にあった精神科医をフランクフルトで見つけたら、その時に全てのリファレンスを直接その精神科医に送るからと言われています。勿論、フランクフルトでセカンドオピニオンのために他の精神科医を受診することは可能だと思いますが、今現在、その気力すらありません。
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信・追加情報ありがとうございます。

まず、処方されたクロザピンは服用されるのは控えられておいた方がいいでしょう。
ドイツの処方習慣を存じているわけではありませんが、仮に統合失調症という診断が付いたとしても、第一選択薬として処方されるようなお薬ではありません。
無顆粒球症(単純化して申し上げれば、白血球の一部が無くなってしまう病気です)や心筋炎といった致死的な副作用をもつために(しかし難治性の統合失調症に効果があるために)、「最後の切り札」として用いられる抗精神病薬です。

恐らく、受診されたフランクフルトの精神科医は、ドイツの平均的は精神科医ではないと思います。
今は少しお休みになられて、別の精神科医を探すための体力を養われることをお勧めいたします。
質問者: 返答済み 4 年 前.
回答してくださりありがとうございます。
あと、何が違うから統合失調症とうつ病と区別出来るのですか?
今、とっても辛いのですが、主治医に処方されているRemeronがあるのですが、15mgから30mgに増量したら何か問題でしょうか?
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

うつ病と鑑別が難しい統合失調症症例とは、陰性症状が前面に現れるケースです。
統合失調症とは、幻覚や妄想(これらは陽性症状と呼ばれます)が現れるだけの病気ではなく、自閉、意欲の低下、感情の表出障害といった、「陰性症状」と呼ばれる症状も現れます。

患者様によっては、幻覚や妄想が著しくなく、陰性症状だけが目立つ方が時におられ、そのような患者様がしばしばうつ病と診断されることがあるのです。

そのようなケースでは、診察時の症状だけを診ても鑑別は困難です。
過去にさかのぼって、単に気分が落ち込んだり意欲が低下するだけではなく、人柄が変わってしまったり、社会適応の水準が継続的に低下し続けていることなどが、統合失調症と診断する手掛かりになります。また、幻覚や妄想が全くないことはごくごく稀なので、慎重な問診によってそれらを聞き出すことも診断の鍵になります。
非常に曖昧に感じられるかもしれませんが、「うまく説明できないが何か変だ」と感じて統合失調症を疑うことが鑑別の始まりになることが多いので、文化の違いがある外国人の精神科診断はしばしば難しいとされています(アメリカ人の精神科医は日本人のうつ病患者を陰性症状主体の統合失調症と誤診する確率が高いとか、日本人の精神科医はラテン民族の健常人を躁状態だと誤診する確率が高いといった研究があります)。

レメロンは45mgまで服用可能な抗うつ薬ですし、もともと服用されているベンラファキシンとの相乗効果もありますから、30mg服用することに問題はありません(主治医に無断で用量を調節するという倫理的な問題以外は)。
質問者: 返答済み 4 年 前.
わかりました。ありがとうございます。
まだ、統合失調症だと決まったわけではないということを信じたいと思います。
来週に主治医受診をする事にしました。
Remeronを増量したことを報告すれば問題ないと思いますが、明日の異常な食欲が気がかりです。Remeronの副作用なのでしょうか?
とりあえず、今晩はRemeronで眠りたいです。
少し安心できた感じです。
ありがとうございました。
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
食欲亢進は、レメロンの典型的な副作用ではありませんが、ありえなくはありません(基本的に、精神科のお薬はすべて、食欲亢進、体重増加の方向に働きます)。

睡眠改善作用は間違いなくありますから、本日はレメロン増量にてぐっすり眠られるのがよろしいかと存じます。

診断については、診察をしていない私に軽々なことは申し上げられませんが、前述のように精神科疾患の診断においては、時間経過に伴う縦断的な観察が重要ですから、一度しか受診されていないフランクフルトの精神科医の診断を、これまで診てもらってきたスコットランドの主治医の診断よりも正確であると考える根拠は無いと思います。

ではおやすみなさい。
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