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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14357
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
61645565
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53歳男性会社員です。 私は5~6年前からうつ病と診断され、抗鬱剤を毎日服用しております。 医師からは飲酒とうつ

解決済みの質問:

53歳男性会社員です。
私は5~6年前からうつ病と診断され、抗鬱剤を毎日服用しております。
医師からは飲酒とうつ病には因果関係があるのだから飲酒はほどほどにと
言われますが、週一回程度の休肝日を設ける程度で日々の飲酒から逃れられないと
感じています。
若い時から酒が強いのが自慢でしたが、寄る年波もあり、めっきり少なくなりました。
それでもバーボンのオンザロック(ダブル)を3倍も飲んだりします。
二日酔いはめったにしませんが、月に一度位、心身共にだるくなって仕事を休むこともあります。
お酒は高度な文化遺産との認識から、一生の趣味として続けたいのですが
このようなペースでは身体が持たないとも思います。
私のつたない知識でも、これはアルコール依存症なのだと感じています。
もっとスマートに長い期間飲めるようになりたいのです。
それとも完全断酒しか道はないのでしょうか?
ちなみに酔った時の状態は通常は上機嫌で饒舌になったりしますが、暴れたり暴言を吐いたりすることはありません。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.

【「評価」「再投稿」「オプトアウト」の使い分けがわからないままこれらの機能を使わないで下さい。回答にご不明点がある場合は、「評価」をせず
に返信機能でご質問下さい。評価は「最終評価」です。マイナス評価を賜った場合には、より有意義に相談を進めていただくために、私はオプトアウトさせてい
ただきます】


こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

相談者様がアルコール依存症の診断基準を満たしているという前提で回答するならば、その治療ゴールは「完全断酒」ということになります。
飲酒時に「暴れたり暴言を吐いたりする」のは「異常酩酊」という疾患に属する症状で、アルコール依存症に必ずしも伴うものではありません。

「適量で済ませられるようになる」という治療ゴールは絶対に達成できないとお考え下さい。
まずこのことを患者様ご本人に理解していただき、治療意欲を持っていただくことが治療のスタートになります。

そのような適切な治療意欲をおもちになることができたら、現主治医に相談されて、アルコール依存症の専門外来がある精神科医療機関を紹介していただくことをお勧めいたします。

以上、ご参考になれば幸いです。

******************************************
現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)におけるアルコール依存症の診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

【アルコール依存症】

以下の3つ(またはそれ以上)が、12カ月の期間内のどこかで起こることによって示される。

(1) 耐 性
(a) 酪酎または希望の効果を得るために、著しく増大した量の飲酒が必要となる。
(b) 同じ量の飲酒により、著しく効果が減弱する。

(2) 離 脱
(a) 飲酒に特徴的な離脱症候群がある。
(b) 離脱症状を軽減したり回避したりするために、飲酒する。

(3) はじめに考えていたより大量に、またはより長い期間、飲酒することがよくある。
(4) 飲酒を中止、または減量しようとする持続的な欲求または努力の不成功のあること。
(5) 飲酒するために必要な活動、飲酒、または、酔いからの回復などに費やされる時間が長いこと。
(6) 飲酒のために重要な社会的、職業的または娯楽的活動を放棄、または減少させていること。
(7) 精神的または身体的問題が、飲酒によって持続的、または反復的に起こり、悪化しているらしいことを知っているにもかかわらず、それでも飲酒を続ける。

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