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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14342
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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私の兄(56歳)のことですが、建設会社に勤務中の6年ほど前に「うつ病」と診断され一時入院、退院後、会社に復帰したもの

解決済みの質問:

私の兄(56歳)のことですが、建設会社に勤務中の6年ほど前に「うつ病」と診断され一時入院、退院後、会社に復帰したものの昨年末に退職。治療を続けてきています。
しかし、1月にクリニックを転院しましたが6月ごろから薬の量が増えているようですが、そのころから「うつ」だったはずの兄がかなりのハイテンションになっ てきて、最初は病気が快方に向かっていると思っていたのですが、周りが驚くほどの「そう」の状態が最近続いています。家族にも見放されていま1人暮らししており、時々会う私や知人も心配しております。具体的には①睡眠時間が短く朝が早い②周りの迷惑を意識しない③暴言をはく④大量にアルコールを飲む⑤自分勝手に思いもよらない行動をする
という状況です。このままほおっておくわけにもいかず、病院に再入院させるにしても説得方法が思いつかないでいます。よい対処方法をご指導ください。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

典型的な「躁転」であるようにお見受けします。

再入院が可能だとして、閉鎖病棟への医療保護入院(家族の同意による、いわゆる強制入院)が必要になると思われますが、ご家族にはその心の準備はおありでしょうか?
また、以前に入院していた病院には、再入院させてもらえる旨の約束を取り付けていますか?

まず以上、確認させていただけますと幸いです。
※回答は少し遅くなるかもしれません。ご了承ください。
質問者: 返答済み 4 年 前.

早速ご回答いただきありがとうございます。


①母や私は必要であれば強制入院もやむなしと考えますが、どうやって本人を納得させるかわかりません。


②6年前に入院した病院は、今は往来しておりません。


 


いま、見てもらっているクリニックに相談しようとしたら「家族であっても本人以外には話しできません」ということでした。


周りから誤った行動や言動を指摘すると、かえって刺激してしまい、本人をおいこんでしまそうです。

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

大前提として、「本人を納得させる」ことは不可能だとお考えください。
躁状態にあって、本来の判断能力が失われている状態であるために閉鎖病棟への医療保護入院が必要なわけです。
「周りから誤った行動や言動を指摘する」ことは、従って、百害あって一利無しです。注意・指摘されても理解する能力が無い状態であるわけですから。

つまりは、何らかの方法で、ある程度無理矢理に、ご本人の納得は得られないまま病院に連れて行く形の入院になります。また、連れて行っても入院させてもらえなければ意味がありませんから、予め病院側に話を付けておく必要もあります。

概略、このような形の入院になることをご了承いただけるのであれば、各論として、どのような方法があるかを説明することはできます。

あくまでご本人を説得し、納得させたうえで受診・入院させる方法をご希望なのであれば、私はオプトアウトして他の専門家に回答権を譲ることに致します。

いかがでしょうか。
質問者: 返答済み 4 年 前.

ありがとうございました。


とても参考になりました。


①やはり症状は違っていても精神的な病気であること


②周りの話は、理解ができていないこと


③入院させる際は、相当の覚悟がいること


がわかりました。


周囲には再入院に反対の考えもあるようですので


あとは、よく話をしていきたいと思います。


先生のご回答はこれからの参考にさせていただきます。


あらためて、ありがとうございました。


 

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
了解いたしました。

ただ、ご記載を拝読する限りはお兄様の外来での治療は非常に困難であろうと考えます。毎日規則的にお薬を服用させ、1〜2週間に1回、定期的に外来受診もしていただかなければなりません。自傷他害の恐れもありますから、日常生活上の保護・監視も不可欠です。
「再入院に反対の考え」をお持ちだという周囲の方々が、その責を果たしてくださればよいのですが。

入院させる手だての、もっとも穏健な策を、一応説明させておいていただきます。
精神疾患が疑われる患者様を強制的に入院させる制度として、現在では正式なシステムとしての「移送制度」が確立しています。
http://www.tokyo-psw.com/seishin/34tebiki.htm
残念ながらどこの地域でも十全に機能しているとは言えないのが現実ではありますが、まずは保健所に相談をされてみることをお勧めします。

お兄様がお住まいの地域を管轄する保健所があまりこの制度の運用に積極的ではない場合、また、制度はあるけれどもお兄様はその対象とはならないと判断された場合、より強硬な方法を採らざるをえなくなります。
そのような方法についての情報が必要と判断される状況になるようなことがありましたら、また別途ご質問いただければ回答致します。

以上、ご参考になれば幸いです。

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現在、精神科領域でもっとも一般的に用いられているDSM-IV-TR(精神疾患の診断・統計マニュアル)における躁病エピソードの診断基準を以下にお示ししておきます。

本来、精神科疾患の診断はこのようなチェックリストに当てはめて考えるべきものではありませんが、このようなネット相談では使い勝手がいいので。あくまでご参考まで、ですが。

【躁病エピソード】

A. 気分が異常かつ持続的に高揚し、開放的または易怒的ないつもと異なった期間が、少なくとも1週間持続する (入院治療が必要な場合はいかなる期間でも良い)。

B. 気分の障害の期間中、以下の症状のうち3つ (またはそれ以上) が持続しており (気分が単に易怒的な場合は4つ)、はっきりと認められる程度に存在している。

(1) 自尊心の肥大、または誇大

(2) 睡眠欲求の減少 (例えば、3時間眠っただけでよく休めたと感じる)

(3) 普段よりも多弁であるか、しゃべり続けようとする心迫

(4) 観念奔逸、またはいくつもの考えが競い合っているという主観的な体験

(5) 注意散漫 (すなわち、注意があまりにも容易に、重要でないかまたは関係のない外的刺激によって他に転じる)

(6) 目標志向性の活動 (社会的、職場または学校内、性的のいずれか) の増加、または精神運動性の焦燥

(7) まずい結果になる可能性が高い快楽的活動に熱中すること (例えば制御のきかない買いあさり、性的無分別、またはばかけた商売への投資などに専念すること)

C. 症状は混合性エピソードの基準を満たさない。

D. 気分の障害は、職業的機能や日常の社会活動または他者との人間関係に著しい障害を起こすほど、または自己または他者を傷つけるのを防ぐため入院が必要であるほど重篤であるか、または精神病性の特徴が存在する。

E. 症状は物質 (例: 乱用薬物、投薬、あるいは他の治療) の直接的な生理学的作用、または一般身体疾患 (例: 甲状腺機能亢進症) によるものではない。

注: 身体的な抗うつ治療 (例: 投薬、電気けいれん療法、光療法) によって明らかに引き起こされた躁病様のエピソードは、双極I型障害の診断にあたるものとするべきではない。
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