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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14198
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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はじめまして。長文で失礼いたします。 一人暮らしの母が3週間前に「非定型の統合失調症にうつが混じっている状態」

解決済みの質問:

はじめまして。長文で失礼いたします。

一人暮らしの母が3週間前に「非定型の統合失調症にうつが混じっている状態」と診断されました。
3週間前:処方された薬を飲まなかった。→悪化。一人暮らしで薬の管理が出来ていなかった。主治医(後述の入院先とは違うクリニック。数十年来の付き合いです)に「急性期なので1日でも薬を飲まないと急速に悪くなる。薬だけは必ず飲ませて&十分な睡眠を取るように」と言われました。
2週間前:家族が見守る中、薬を飲む。→安定。
1週間前:あと3週間くらい頑張れば良くなると言われましたが、薬(夜)と睡眠はなんとかなるものの、日中面倒を見る人がおらず、苦渋の選択で入院。この時点で他の家族も精神的にまいっており睡眠不足。1日でも早く入院し、1日でも早く退院してほしいと思い入院。
昨日:入院してから1週間、たびたび家族が面会に行きましたが悪化して いるように思え、面会が逆効果なのか?面会は控えようかと相談していたところ、今日、処方されていた薬を飲んでいなかった事が発覚。「今後は飲ませます」と言われました。今日から保護室行きです。

薬を飲ませていなかったことで病院に対して不信感が出てきました。
母は数十年前にも保護室行きになったことがあり、トラウマになっていて、解離というのでしょうか?最悪の状況にならないか心配です。

(1)このまま同じ病院に入院させるべきか
(2)転院させるべきか
(3)家族でケアすることにし、夜の薬と睡眠は面倒見られるので、日中はデイケアなどにお願いした方がいいのか
といった選択肢があるかと思います。

明日入院先へ行くつもりです。その際、薬を飲ませなかった事について、なぜそうなったのか。今後、飲ませた事をどうやって家族が知りうるのか。保護室での過ごし方(昼夜)、出られる見通し。今後の治療方針を確認するつもりです。

転院や退院を選択した場合、悪化するのではと心配です。でもこのまま入院も心配です。
明日、入院先の先生と話せば、このまま入院と言われるのが濃厚だろうと思われます。
ですので「こういうケースなら転院/退院を考えてもいいのでは?」というポイントがありましたご教示いただければ幸いです。

母が一日でも早く元気になり、笑顔で過ごせる日が来て欲しいです。一緒に年越しをしたいです。よろしくお願いします。
投稿: 4 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
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こんばんは。猫山と申します。精神科医です。

残念ながら、「(2)転院させる」という選択肢は、相談者様によほどのコネが無い限りは採りえないと思います。
診療科を問わず、転院が行われるのは、

①症状が安定している時期に、通院の便などを考慮して、元の病院の紹介で他院へ外来的に転院する。
②急性期で、自分のところで手に負えないと主治医が判断し、大学病院などの専門医療機関に治療を要請して転院する。

のどちらかが大勢です。現在入院中の病院での処遇が気に入らないから転院、というケースは、転院先を患者の家族側で確保しなければならないので成立しにくいのです。
お 母様の場合は高齢・慢性期(の急性増悪)の統合失調症ですから、一般的に受け入れてくれる病院は少ないと思います。病歴の浅い若い患者様に比べて入院期間 が長くなりがちだからです(現在、精神科病院は、厚生労働省の政策によって入院期間短縮のプレッシャーを強くかけられています)。
また、高齢・慢性期の患者様は変化に対する対応力が低い場合が多く、転院によって病状が悪化する可能性も低くありません。

退院についてはご家族がその体制を整えられるかどうかによるのではないでしょうか。
「日中面倒を見る人がおらず、苦渋の選択で入院。この時点で他の家族も精神的にまいっており睡眠不足。1日でも早く入院し、1日でも早く退院してほしいと思い入院」という部分をクリアできるのであれば退院という選択肢はありうると思います。

私の個人的な意見としましては、服薬管理を徹底するということを念押しした上で、お母様は現在の病院で入院を継続していただくのがベストの選択肢であると考えます。
付け加えるならば、退院後の通院治療を考慮して、入院中にデポ製剤による治療を開始できないかを相談されてみることをお勧めいたします。
デポ製剤とは、持効性注射剤とも呼ばれ、2~4週間に1回筋肉注射することで、成分が徐々に血中に溶け出して効果が持続するため、毎日の服薬の必要性がない抗精神病薬です。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/all/series/drug/update/200906/510981.html
http://www15.big.or.jp/~frenz/nemoto.html
お母様はどうやら服薬遵守(コンプライアンス)が保てない患者様のようですから、外来受診時に注射をすれば、次回の受診までは経口でお薬を飲まなくても一定の効果が保てるデポ剤の好適応であると考えます。
睡眠薬や副作用止めのお薬は別途経口服薬しなければなりませんが、主剤である抗精神病薬をデポ剤にできれば、今後の再発率を大きく下げることができると期待されます。
今回の入院を最後の入院とするために、これは有力な治療選択肢のひとつであると考えます。

結論を申し上げますと、信頼がおけて、お母様を受け入れてくれる転院先を相談者様ご自身でみつけられないのであれば、そもそも転院はできません。
ご家庭の体制からして、退院もおそらく良い結果を招きません。

「こういうケースなら転院/退院を考えてもいいのでは?」というポイントをお知りになりたいとのことでしたが、回答としましては、ご家族側が転院/退院を可能ならしめる状況にあるのであれば「転院/退院を考えてもいい」ということになります。

病院側は、入院中はお母様の服薬を徹底させることができるでしょう。看護師が、目の前で服薬させ、一定時間はそこに留まらせるという方法をとることができるからです(舌の下に薬を隠してトイレで吐きだす患者様もいるのでこういう方法が考案されました)。
「今 後、飲ませた事をどうやって家族が知りうるのか」は、病院側に求めるべき要素ではないかもしれません。服薬とは本来、患者様ご自身の責任でなされるべきも のであり、患者様にその判断能力がない場合はご家族がその責を負うべきものだからです。この点、デポ剤の使用を受け入れてもらうことができれば、退院後の 心配は軽減するでしょう。

以上、ご参考になれば幸いです。
質問者: 返答済み 4 年 前.

早速ご回答いただき、ありがとうございます。


 


(2)転院 については難しそうです。


現在の病院が最も信頼できると思い入院させていますので


それ以上に信頼できる病院があれば


最初からそちらに入れておりますので。。


 


(3)退院 については「退院=悪化」となるわけでもないようなので


今日、症状を見たり病院の対応を聞いたりして、


お任せできないと思えば家族で体制を整えられないか


考えようと思います。


 


(1)継続して入院、が現実的ということが分かりました。


デポ製剤というのは初めて聞きました。


 


デポ製剤は母のような患者には有効に思えましたが


一方で、デポ製剤を使う事の弊害、デメリットは何か考えられますか?


 


# 「デポ剤の使用を受け入れてもらうことができれば」と


# XXXXX、受け入れがたい事があるのか?と


# XXXXX。


 


「薬のめないなら入院だね」と言われていたので、


通院していた病院では対応出来ない、という場合もあるのでしょうか?


病院に確認しようと思っていますが・・。


 


よろしくお願い致します。


 


 


 

専門家:  猫山司 返答済み 4 年 前.
ご返信ありがとうございます。

デポ製剤に関しましては、引用したサイトにも記載がありますが、日本では精神科医への浸透率が一様ではなく、使う医師は高い頻度で使うし、一方であまり使用しない精神科医もいます。ほとんどの場合、特に信念があって使うとか使わないというわけではありません。処方習慣の問題です。

デメリットと申しますか懸念点としては、現在の入院主治医、また、外来でまた通うであろうクリニックの主治医がデポ剤に対してどういったイメージを抱いているかということでしょう。

臨床的なデメリットとしては、デポ剤で副作用が出た場合、2週間なり4週間なりそのお薬が身体から抜けませんので、対処が非常に難しくなることが挙げられます。
しかしこれは多くの場合、入院環境下では対応は難しくありません。例えば、リスパダールコンスタを使用しようとする場合、まず、現在使用されている抗精神病薬を経口のリスパダールに置換して、有効性と安全性に問題が無いことを確認し、その後にデポ剤であるコンスタの使用を開始すればよいのです。
こうした主剤の変更や調整は外来では難しいことがありますが(症状が悪化したり副作用が出た場合に即座の対応ができないからです)、入院している今だからこそ、トライできるのだとも言えます。

基本的には現在の状況では、お母様にデポ剤を使用するメリットがデメリットを大きく上回るように私の立場では思われます。
「受け入れがたい事があるのか?」というご質問に対しては、「主治医の主義の問題で受け入れられない場合もありうる」という回答になります。
ただ恐らくですが、入院に至る経緯や、入院後の経緯から考えて、入院主治医はデポ剤の使用に反対しないのではないかと予想します。
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
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