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猫山司
猫山司, メディカルアドバイザー
カテゴリ: 精神科
満足したユーザー: 14382
経験:  医師。国立大学医学部卒業後、臨床と研究に10数年間従事
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夫が8年前に不眠、頭痛などの不調を訴え診察に行った結果、うつ病と診断されずっと抗うつ剤と睡眠薬で治療を続けてきました

解決済みの質問:

夫が8年前に不眠、頭痛などの不調を訴え診察に行った結果、うつ病と診断されずっと抗うつ剤と睡眠薬で治療を続けてきました。気分が沈み元気が出ない状況ながらもそれが原因で会社を休むことはありませんでした。今年に入ってだいぶ調子が良くなったようで、本人が6月末の診察時に医者と話をし薬をやめました。ところが、治ったと思ったのもつかの間、今度は常にテンション が高く、始発電車で出勤する、睡眠は3時間程度で深夜に朝食を食べたり、パソコンし続けたり、携帯の出会い系サイトに登録しバタバタと出かけたり、明らかに尋常じゃない生活になってしまいました。心配になり、躁うつ病について調べたら当てはまる項目ばかりだったので医者に私が内緒で相談に行き、なんとか本人を連れてくるように言われ説得して病院に行ってもらいました。そこでリーマス錠100を一日2錠とランドセン及びルンドルミンを処方されましたが、3週間飲んでも睡眠も行動も改善されませんでした。そこでお盆前に再度一緒に病院に行き相談したところ、リーマス錠を1日3錠に増やして睡眠薬のダルメートも追加で飲むように言われました。すごく眠れる薬だと言われましたが、飲んでも睡眠は3時間のままです。もともとアルコールが大好きなのでビールなどもずっと飲み続けてますが、飲むと怒りっぽくなり、注意しても聞く耳を持ちません。暴言や独りよがりな行動が多く、このまま薬の治療だけで通勤し続けるのが不安でたまりません。子供も夫の異変に気づいていて、理不尽に怒鳴られたりするので影響が心配です。会社にはうつ病が治ったと報告したようで仕事も増えてきています。どのように治療し、どうふるまったらいいのか悩んでいます。アドバイスをお願いいたします。
投稿: 5 年 前.
カテゴリ: 精神科
専門家:  猫山司 返答済み 5 年 前.
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こんにちは。猫山と申します。精神科医です。

まずご主人の診断は躁うつ病(双極性障害)で間違いないでしょう。典型的な病像です。

次に、現在の治療は不適切とは言えませんが、不十分です。
このサイトで相談される双極性障害の患者様の9割が、①気分安定薬を処方されていない、②気分安定薬を処方されているが血中濃度が有効域未満、③気分安定医薬を処方されているが血中濃度測定を行われていない、のいずれかに当てはまります。

気分安定薬とは、ご主人が服用されているリーマス(炭酸リチウム)やデパケン(バルプロ酸ナトリウム)などのお薬のことです。

ご主人の場合は上記②と③に当てはまるでしょう。血液検査は、されていないですよね?
実臨床でも、私の印象では双極性障害を適切に治療できる精神科医は1割に満たないので、恐らく日本の双極性障害の患者様の9割は不適切な治療を受けられているのだと思います。

個人差があるので何とも申し上げられませんが、ご主人におかれましても、リーマスの1日の量が300mgでは、有効血中濃度に達していない可能性が大です(600~800mg/日前後が通常は必要です)。

現在ご主人は躁状態ですから、リーマスは有効血中濃度の、やや高めの値を目指して増量されなければなりません。
また、リーマスは、有効血中濃度に達した後、効き目が現れるまでに数週間はかかりますから、即効性をもって躁状態を鎮静化するために、抗精神病薬の投与が必要です。

日本うつ病学会が患者さん向けにガイドブックを作成し、Webで公開していますのでご参照ください。

【4. 双極性障害の治療薬の効果と副作用】
http://www.secretariat.ne.jp/jsmd/sokyoku/pdf/bd_kaisetsu_chapter4.pdf

ご主人の躁状態が良くならないのは、適切な治療が行われていないからです。このままでは会社でもトラブルを起こし、後々に禍根を残す問題となりかねません。
躁うつ病はうつ病に比べて「脳の病気」としての要素が強い疾患ですから、ご家族の振る舞いで病状が変わるものではありません。何より薬物療法の最適化が必要です。
その点、主治医とよく相談されるか、転院も視野に入れられるべきでしょう(JustAnswerでは特定の医療機関の推薦・紹介を行っていません。ご了承ください)。

以上、ご参考になれば幸いです。
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